ビル・チャンプリン 独身貴族 Single
ウエストコースト系AORボーカリストの代表格といえば間違いなくビルチャンプリン!
と言ってもここ日本で彼の名前が広く知れ渡ったのはChicagoに正式メンバーとして加入してから
かくいう私も同様さ
Chicagoファンクラブ会報誌に
「新メンバーとしてビルチャンプリンが加入したけど彼はマイケルマクドナルドタイプのシンガーだからどうなんだろう?」なんて書かれていた
でも、その後の大活躍は皆さんご存知の通りだ
私は1981年にビルチャンプリンを知り早速、渋谷タワーレコードでビルの新譜「ランナウェイ」を輸入盤で購入(セカンドソロ作品)
めちゃくちゃ豪華な参加メンバー達
1984年Chicagoの来日公演でも披露した「サティスファクション」なんてカッコいいブラスロックそのものじゃんかあ
その直後に先輩が今度はビルのファーストソロをサンプル輸入盤でプレゼントして
くれた
それが写真のアルバム
邦題は「独身貴族」
ビルはサンズオブチャンプリンというバンドを率いてChicagoと同じ1969年にデビュー
何と2枚組アルバムでジャンルはファンキーでソウルフルなブラスロック
彼らは地元サンフランシスコで絶大なる人気を博していたけど残念ながら全米規模にまでは至らず…
その後ビルはバンドを脱退し数々のセッションワークに精を出す
なんたってポップ、ロック、JAZZフュージョン、ブラックミュージック、サントラ、CMソングとこなすジャンルが幅広い。
提供曲では2度もグラミー賞を受賞した。
ヒッピー風な髪をばっさりと切りオシャレにスーツを着込んだジャケットのファーストソロアルバム「シングル」を発表
バンドからの独り立ち宣言だ
次作の「ランナウェイ」も素晴らしいけどコアなファンにとってはこの「シングル」が断然最高傑作だよね
ファンキーなナンバーから泣きのバラードまで満遍なく網羅
捨て曲なしで一気に聴けちゃうよ
セカンドに負けないくらい参加メンバーがゴージャス!
今ならば皆大御所ばかりだけど1978年当時はまだ売り出し中の若者ばかり
TOTO全員、デビッドフォスター、レイパーカーJR、ジェイグレイドン、ポーリーニョダコスタ、マイケルマクドナルド、ダリルホール、シーウインドホーンセクション、そしてマーティペイチ…ETC
Chicagoでのビルも正に職人芸で文句無しだったけど
カリフォルニアトランジットオーソリティのゲストとして来日した際に私が2日間で4ステージをそばで観た時の感動は最早言葉では表現できないほどだった
魂を揺さぶる圧倒的な表現力は半端なかった
改めてプロ中のプロとは…をまざまざと見せつけられた
病を克服した直後とは到底思えなかったよ
そのビルが久しぶりに来日公演を開催
プロフェッショナルなプロジェクト
CWFの新譜CWF3を引っ提げてCWFとしてね
何と8年ぶりの来日公演が決定したChicagoと同じ9月にだ!
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