THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL,192 DEMO?FES?平和音楽祭6(ソウル☆ジパング編)

2022-09-14 21:55:00 | Live Photo
4,14:45~15:15
「ソウル☆ジパング」

****先月の小樽・北運河サウンド・エナジーの日は「北海道マラソン」、で、この日の樽川ライブイベントでは「サーモン・マラソン」のコースに見事ぶつかってしまったよん・・・・(´;ω;`)
道中、迷っていた者もけっこういたしね。****

さてさて、早いもので,あっという間にトリ前の出演バンドが登場だ。
この日の5バンド中、ピカイチに派手で賑やかで華やかなバンドが満を持して現れたよ。
8人編成の内、プレイヤーが4人、ボーカルが4人だ。

ジャンルは古き良きバブリーな時代よ、もう一度とばかりに、コテコテのイケイケ洋楽ディスコ・サウンドで一大網羅。
黄金の全6曲は、誰もが知っている、超スタンダード・ナンバーばかり。
どうですか!?
そうと聞いたら、もうすでにワクワクドキドキと胸がときめき、居ても立ってもいられなくなってきたでしょう。
実際の話、名物ダンサーのアベさんにとって最大の目玉がこのバンド。
ミュージシャンよりも目立つ服装で現れるほどに気合が入っていた。

で、ソウル☆ジパングのメンバー達は、その音楽性を反映してかギンギラに色とりどりの衣装で身を固めています。
各自が原色のアフロヘア―を被り、サテン地やスパンコールの服装でこれでもかあという勢いで迫ってきます。
(写真参照)
それだけでは飽き足らず、メンバー直々に観客席の最前列中央に歩み寄って猛アピール
「アフロヘアなどの小道具がここにまだたくさんあるので、どうぞ遠慮なく被るなりしてご利用ください。」

もうねえ、演奏開始以前に、そのルックスや佇まいにやられっぱなし。
圧倒的なる存在感。

このバンドを見るのは初めてなのですが、いざ蓋を開けてみたらば顔見知りの連中ばかりでしたよ。
皆、頑張って多方面で活躍しているんだねえ、と感服した次第。

まずは最初に出会ったのが麗しのハルコちゃんだ。
あれれ?
つい先週、小樽・北運河サウンド・エナジーに「粉粉クラブ」(米米クラブのカバーバンド)で、白熱のセクシーパフォーマンスを繰り広げたばかりでしょう!?
この日もディスコミュージックで大貢献するのだそうですよ。
応援団としてバカテク・ベーシストのアラヤシキさんがハルちゃんをエスコート。
しばし楽屋前にて3人で立ち話。
アラヤシキさんはハルちゃんと一緒に「マジック・カプセル」(ゴダイゴのカバーバンド。スティーブ・フォックスにちなんでグレコのベースを使用する沙悟浄役)、そして伝説のジャパニーズ・プログレッシブ・ロック・バンド四人囃子のコピーバンド「四入囃子」のベーシストであります。
超絶技巧派のテクニックは折り紙付き。
それでいて柔和で温厚な人柄は誰からも愛されています。

もう一人、自らマサにご挨拶にみえてくれたのが、この日のイベント主催者でもあるギタリスト、オオノさん。
彼とも以前には何度も対バンを組んだよね。
最も印象に残っているのがバッド・バッツ。
筋金入りのハスキーなパワー女性シンガーを前面にフューチャーした、通受けするもの凄く渋いバンドだった。
ちなみにSTAのアキとも「家入レオ」カバー・バンドで一緒だったそうですよ。

そんなわけでして、ツワモノ軍の紹介をば・・・・。
いつでもどこでも常にチャーミングな笑顔を絶やさない黄色いアフロヘアのハルコちゃんがキーボードを担当(トレードマークのローランド06。専用のスタンドと共に真っ白。青いミニドレスを着用)
ヘルプのドラマーはズンズさん(何と、ハルちゃんと同郷の静内出身。黄緑のアフロヘア姿)
ギターは紫色のアフロヘア―がお似合いのオオノさん(トーカイのストラトキャスターを使用。まばゆいばかりに輝く銀色のボディカラー。ローズ指板。白マスク姿)
ベースはヤマハのナチュラルボディカラーを使用のアキラくん。(ローズ指板。茶のアフロを装着)
リードボーカリストとしてセンターフロントにて構えるのは、もみあげを蓄えたレオくん(黒のアフロとサングラスを着用。)
華麗なるコーラス・ガール・トリオは・・・・
ジャニス姉さん、ゾルバ姉さん、タンコ姉さんトゴージャスこの上ない。
もちろん各自が赤、金、紫のドレスで妖艶に迫ってくる。
頭上高く激しく左右に振るピンク、オレンジ、白のバブリーを彷彿とさせる扇子も強烈だったなあ。
本来ならば、名物キーボードのジイちゃんをチャーミー夫妻も参加するはずだったんだけど、残念ながら今回は欠席です。


それでは前置きが大変長くなりました。
焦れている輩もチラホラ。
そろそろ参りましょうか!?
温故知新の豪華絢爛なる「ソウル☆ジパング・ショー」のはじまりだあ!!
(尚、ライブレポートに中には一部脚色も含まれていることをご理解の上で、お読みくださいませ!)


「はい、皆さん、こんにちは~!!」
さすがに1曲目は、もうこれきゃあないでしょうよ。
息の根を止めるべく、ファンキーな必殺技のロマンティック・メロディが軽快に炸裂。
「愛のコリーダ」(1981年に偉大なるクインシー・ジョーンズのカバーが大ヒットしたおかげで、広く知られるようになった。このヴァージョンは。ビルボードのソウルチャートで最高10位を記録。
日本のオリコン洋楽シングルチャートでは同年7月6日付けから12週連続1位を獲得し、同年の年間チャート1位をなった)
毎度おなじみのキラーチューンで、すべての観客のハートは鷲掴み。
謎めいたイントロの第1音が効果覿面。
ドラマティックに楽しく轟いた途端、夢中になってしまった。
ほとばしるダンサンブルでスムーズな無限大の分厚いエネルギー。
ジャンルの壁なんて軽く超越。
ああ・・・ミラーボールがぶら下がっていたならば、パーフェクトなエロティック・シチュエーション。
それでも十分に会場内は、情熱がほとばしる最高のクラブと化していた。
思う存分、有頂天になって踊り狂っちゃいましょう。
躍動感溢れる懐かしきサウンドが飛び出してきて、一挙に80年代へとタイムスリップ。
もちろんサビの歌詞は1976年の日仏合作映画「愛のコリーダ」から命名されたもの(巨匠、大島渚監督の代表作品。阿部定事件を描いた衝撃の内容で世界中で大変な話題になった)。
「コリーダ」はスペイン語で「闘牛」を意味する。
1982年の第24回グラミー賞で、この曲は「最優秀インストウルメンタル・アレンジメント・アカンパニングvocalist賞」を受賞している。


間髪入れずに2曲目
「play that funky music」
息つく暇も与えてくれませんね。
鉄は熱いうちに打て、とばかりにドンドンと過熱気味。
オーバーヒートの活況を呈しています。
アメリカの白人ソウルバンド、ワイルド・チェリーが70年代に放ったスタンダードな大ヒット曲。
1976年9月に3週連続全米1位に輝いています。
自身のバンド名アルバムに収録。
何度もリヴァイバルヒットしていて、ヒップホップ界においても大受けしましたね。
ハードロックバンド「サンダー」のテイクも凄まじいよ。
白人ファンクバンドとしては最大級のヒット曲。(元々はロックバンドだったけど黒人客からのリクエストによって当時シーンを席巻していたこのジャンルを導入した結果が大当たりしたという面白い逸話あり。それもこれもオリジナリティ溢れる才能あっての物種)
ここで披露された曲目中、一番カバーされて知名度も高い曲がこれではないでしょうか。
ジャンルや時代を凌駕して、最も親しまれている、程よきポップテイストの血湧き肉躍る激情型ミュージック。
バンド名や曲名を知らない人でも、この曲を聞いたら思わず膝を叩くことでしょう。
レオさんも勢いそのままに、嬉々としてシャウトしながら演じ切っています。
コーラスガール達も一瞬たりともジッとすることなく、腰振りながらも自己主張。
どこに目を向けていいのやら、嬉しい悲鳴状態。
安定感抜群のバックバンドはいぶし銀のごとく、的確なるアンサンブルでボトムラインを支え続けています。


3曲目のナンバーはスウエーデンのコーラスグループ、アバの知名度を一気に拡散した永遠のアンセム「ダンシング・クィーン(3:51)」
中盤に差し掛かった頃には、程よくバンドもリラックスモードに入ってきたのか、余裕でありとあらゆる媒体をも飲み込んでいく。
1976年8月発表のアルバム「ダンシング・クイーン&ザッツ・ミー」に収録。翌年ビルボードにて1位を獲得。
これってもしかして、ABBA再結成を記念してのセレクションなのかなあ・・・・?
この曲も今までに、数多くの対バン達が取り上げてきた人気曲。
タイトルが示しているとおりに、ダンシングビートが目一杯に弾けまくるご機嫌な曲。
ソウル☆ジパングに、ピッタリとフィットしていますね。
まるで彼らのオリジナルのような様相を呈してもいる。
一気にオーディエンスたちも最前列のフロアで、思い思いの振り付けで飛び跳ねています。
賑やかな光景を後方より眺めていると、情け容赦なき強引なまでのグルーブ波状攻撃に、いつのまにか自分も虜になっていることに気付いたくらいさ。



「マイアミ・サウンド・マシーンの先輩でもある伝説のKC&THE SUNSHINE BANDといえば?・・・・・」
(観客席から)「THAT’S THE WAY!!(笑)」
「正解!!THAT’S THE WAY!・・・・・1・2・3~イエイ!」(ミキサーがリバーヴをがっつりとかけてくれた!)
突発的にドラムスが連動して、スティック打ち鳴らしで渾身のカウント。
もうこの曲は下手な屁理屈なんか一切抜き。
開始と同時に、ドドッと舞台前は更なる芋洗い状態に瀕しています・・・・。
響き渡るドライヴィング・ソングに、各自が自由気ままで浴びるように身を任せています。
コーラスガール達も絶えずオーバーアクション気味に悩殺フィーヴァー、エモーショナルにフィーヴァー。
マサが事前にアドヴァイスしておいたのさ「プレイしながら踊ってね!」と。
だって洋楽史上、すべての垣根を越え全身全霊で爆発した曲なんだもん。
老若男女、世代も性別も国籍も関係なく、この手の曲ではじけないなんて、勿体無いでしょうよ。
弦楽器コンビも、思い思いのアタックにてフル稼働。
フィンガーピッキングでのランニング・ベースライン。
切れ味鋭いオオノ君によるギター・コード・カッティング。
8人体制による、うねるようなラテン系の贅沢極まりない編成は、まるでサンタナを見ているようです。
歯切れの良いハイハットもゾクゾクとそそるねえ。
彼が醸し出す多種多様なる打楽器の音壁が肝だよね。
レオくんが大股開きのオーバーアクションをバッチリ決めると、シャッター・チャンスを狙っていたカメラマン達がそれを見逃すはずもなく、即座にこぞって激写。
数人の即席ダンサー達は、彼の前ヘ陣取リ、一緒にプレイを真似しての決め記念ポーズ。
バンドと客が熱を放射し合って、見る見るうちに一体化。
その中心で常に陣取るのは、もちろん個性あふれるシンガー軍団。
セクシーヴォイス部門担当の彼女らのこと、水を得た魚のように場面場面で色々な顔をちらつかせてもくれます。
客も一緒に歌っています。
皆、ヘトヘトなはずなのにね。
喉が張り裂けそうなほどだよ。
だけど滅多に体現できないひと時なんだから、そんな雑念なんて吹き飛ばしてのトライ・・・・。
懇願されていたコーラスという大役を果たし終えたからね。
高々と掲げた右手振り下ろしを全員が注視。
エンディングはばっちりと完了だ!(トラブってるメンバーもいたけどね・・・・)
ああ、スッキリしたあ!!

ペットボトルの水を一飲みしてから「これでいいんだよ。
スペシャルヴァージョンでおおくりしました。
皆さん、満足してくれてますか?」
「イエ~ッ!!」
「サンキュー!ここにいる皆さんに盛大なる拍手を・・・・!!
この歌詞って、私はあのやり方が好き!アハアハ・・・を繰り返すんだよね!!」
もちろんドッと湧き上がる拍手の波。
堂々たる物腰で中心に佇むレオくんは、その声援へこたえる。
美味しいところ独り占めの状態で、心底気持ちがよさそう。
全身から発せられるオーラが半端ない。
ハルちゃんもホッとしたのか、満面の笑みを湛えている。
これでなんまら気が楽になったことでしょう(一部のメンバーらは納得がいかなかったようで、またすぐにでもこの曲にチャレンジしたいご様子)
ちなみにこの曲はSTAのレパートリーでもあるんだけど、つくづくこの日は取り上げなくて良かった・・・・と安堵。


「キッスで一番売れた曲をやります。
聞くところによると、これは皆さんお馴染みの創作ダンスでの使用回数が非常に高かったと言われています。
策士のキッス(というかジーンとポールが)がディスコブームに便乗したと大騒ぎになった問題作・・・・
まあ、物議を醸したそうが、結局のところは売れたモン勝ちだよね。
手拍子をお願いします・・・・アイ・ワズ・メイド・フォー・ラヴィン・ユー!!」
キッス黄金期のこいつをここにもってくるなんて、秀逸すぎる反則技!
幅広い音楽層に受けることは計算済みだね。
手を変え、品を変えては妙技の連発で勝負を挑んできたさ。
その貪欲なる探究心に乾杯。
もうここまできたら、これは単なるロックではなくアートの領域ですなあ。
多分これは、メンバー中一番のロックンローラーでもあるオオノくんのリクエストじゃあないかなあ・・・・!?
思いのたけを込めた、歯切れ良い、なりきりプレイを嬉々としてかっこよく「ギュィーン!」と展開。
連動して体を上下に揺らすお約束パターンともいえる動きに、観客達も一緒に大きく揺れている。
ハルコちゃんもシンセサイザーで効果音を「ピュイーン!」
へヴィメタル版ディスコティックに豹変だあ。
「コロナ感染対策はバッチリとよろしくお願いします!
残すところあと32曲となりました((´∀`*))」

もはや泣いても笑っても正真正銘のラスト。
泣く子もお漏らししちゃうと(!?)巷で噂の「ジンギスカン」でトドメを刺す。
70年代末期のディスコ・ブームにのって、放ったデビューシングル。
その名も「ジンギスカン」というグループ。
西ドイツ国内で4週にわたり1位を博す。
ヨーロッパにも人気は拡大していき、世界中で大ヒットした。
とかくディスコの曲って一過性の使い捨てっぽいイメージが強いけど、この曲は幅広い層に受けている。
特に日本人のツボには、うまくはまっているようで、今でも引っ張りだこ。
北海道日本ハムが試合に勝利した際、札幌ドームに爆音で雪崩れ込む賛歌。
ソウル☆ジパングの真骨頂の決定版。
余力を振り絞って、一丸となってのお祭り騒ぎ。
皆、汗飛び散らかしての、はじけまくりで大合唱。
メイクが流れる汗で崩れてこようが、一切お構いなし。
ノリノリでキャッチーなリズム・アクセントに、誰もがアドレナリン噴出しまくりで狂喜乱舞。
この一体感こそが、ライブならではの醍醐味。
もう、たまりませんなあ!
感涙に咽び泣きそうだ・・・・。
こうなりゃあ、能書きなんか消し飛んで粉砕。
十分に納得のゆくまで満足してくれたかな。

完全燃焼の大団円でライブは終了。
心地良い疲労感に満たされて、メンバー達はステージを後にしました。
本当にお疲れ様でした。

****この後には締め括りの、我らサッポロ・トランジット・オーソリティが、11人の猛者ズラリと居並び、度肝を抜くようなブラスロックをお届けしますよ。
覚悟はいいか、皆の衆!((´∀`*))

追記・・・・・ハルちゃんはこの後、札幌のキューブガーデンに移動して「稲葉美紀&ディア・フレンズ」にてオオトリ出演が控えています。
実はマサ&アキも同会場にて「パープル・ブリンガー」2回目のライブがあるのですよ。
お互いにワーカ・ホリックでんなあ((´∀`*))。****

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