THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

愛はかげろうのように   Charlene LP&EP

2022-04-01 17:59:35 | free form space
https://youtu.be/NHFNRntuu-Y

女心の儚く切ない気持ちを甘く囁くような歌声で聴かせてくれた珠玉の名バラード「愛はかげろうのように」
もちろんシャーリーンの代表作品。
洋楽ファンならばこの曲を知らない人はいないんじゃないかなあ?…
以前にテレビ番組「ソングトウソウル」でこの曲の特集を組んだ際、現在のシャーリーンも登場していましたが、あのチャーミングなルックスに似つかわしくないほどに過酷な人生を歩んでいます。
幼少期に病気にかかり、生死の境をさまよい、16歳にてドロップアウト。
直後に結婚、出産、離婚。
しかも麻薬に溺れて刑務所暮らし。
再婚後モータウンから晴れてデビューするも、アルバム、シングル共に不発。
程なく引退してまた離婚。
再再婚を経てアメリカからイギリスに移住。
そこで静かに主婦として生活を送っていたのです。
と、ここから人生が一変するのですよ!
アメリカのローカルラジオDJが数年前に不発に終わったシングル「愛はかげろうのように」を流したら直後にリスナーから問い合わせの嵐。
大反響を巻き起こします。
その噂を聞いたモータウンがシングル再発売。
すると瞬く間に世界中で大ヒット!
しかしシャーリーン自身はその事を知らず、レコード会社も必死に彼女の行方を探していたそうです。
急遽アメリカへ戻って再デビュー。なんとスティービーワンダー との共演が実現したニューアルバムを制作。
以降、数作を発表するも、結局は「愛はかげろうのように」のモンスター級ナンバーが強烈すぎて大した成功を得るまでには至りませんでした。
時はMTV全盛期でして、女性シンガーの主流は派手なセクシーダンサブルミュージックや、若くてアイドル性溢れるキュートさが求められていた。
シャーリーンはそれらのイメージからしたらちょいそぐわない。
頑張ってイメージチェンジにも挑戦してゴスペル界に勝負を賭けたり、「愛はかげろうのように」のクラブバージョンをリリースしたりもしました。
「愛はかげろうのように」はシャーリーンの人生そのものを歌に反映させているだけに、初めて歌詞を受け取った時は、大号泣したそうです。
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