goo blog サービス終了のお知らせ 

THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

ケニー・ロギンス   ヒューマン・ヴォイス

2025-01-16 21:37:21 | CHICAGO
ウェストコースト系の爽やかサウンドを前面に打ち出して1972年にデビューしたロギンス&メッシーナ
ジム・メッシーナは伝説のバッファロースプリングフィールドを経て、カントリーロックの大御所バンド、ポコを結成した人物
このコンビでヒットを連発するも1977には解散…

すかさずケニー・ロギンスは同年に超豪華なミュージシャンたちを迎えてソロデビューします
その中には元セルジオメンデスのパーカッションプレイヤーでシカゴに加入していたラウジールディオリベーラもいます
その後もコンスタントに素晴らしいアルバムをリリース
来日公演も実現するも正直な話、イマイチ地味なイメージは拭えなかった…

ところがケニー・ロギンスの運命を変える流れが遂にやってきます!
みなさんご存知のように、ケニーはこの後の80年代「フットルース」や「トップガン」へ提供した楽曲が大ヒットを果たしてロックソングを取り込む映画ブームの先駆者となるのです!

そんな1番乗り乗っていた時期に満を持してリリースされたのがこのアルバム
ゴッホ風なジャケットが印象的
これまた参加ミュージシャン達がゴージャスこの上ない
マイケルオマーテイアン
デビッドフォスター
スティーブルカサー
マイケルランドウ
テイムピアース
ポールジャクソンJR
バジーフェイトン
ネイザンイースト
エイブラハムラボリエル
マイケルボデイッカー
ニールラーセン
グレッグフイリンゲインズ
ジョンロビンソン
ポリーニョダコスタ
シーラE
スティーブポーカロ
デビッドサンボーン
リチャードペイジ
スティーブジョージ
ハーミッシュスチュアート
マリリンマーティン
デイパージ
ポインターシスターズ
フィリップベイリー
マイケルマクドナルド
シャラマー
他…

因みに、ケニー黄金期を長年にわたってドラマーとして支えていたのがその後シカゴでも大活躍したトリス・インボーデンです
来日公演やライブエイドにも参加していますよ

あのフットルースのイントロのインパクトあるドラムはパワフルであまりにも有名ですねー(*´◒`*)

the grass roots

2025-01-16 16:06:16 | CHICAGO
60年代には世界中で覆面歌手やバンドが結構いてヒットを多発していた
レコード会社や事務所の売り出し戦略なんだろうけど、中には正式なバンドと化して成功した、なんてパターンもあった
グラスルーツもそんなバンドの一つ
決してギターメーカーではないよ😆
このバンドは名曲を数多くリリースしてチャートを常に席巻していた

当時話題のダンヒルレーベルにはたくさんのビッグネームが在籍していた
スリー・ドッグ・ナイト
ステッペンウルフ
ママス&パパス
ハミルトン・ジョー・フランク&レイノルズ
そしてこのグラスルーツはトップクラスの人気を博した!
GSテンプターズの「今日を生きよう」
ボンジョヴィのデビューアルバムに収録されていた「シードントノーミー」などなどのカバーバージョンのキャッチーなメロディを聞いただけで誰もが納得するはずさ!

実はあまり知られていないけど、グラスルーツはかなり前に日本の米軍基地にてコンサートの為に来日したそうだ!

個人的には「涙の滑走路」も思い出深いけど、やはりダントツのお気に入りは「恋は2人のハーモニー」だ!

コンポーザーをはじめ、そこに大貢献したのはアレンジを担当していたジミー・ハスケル
この人はプレスリーの頃から多方面で才能を発揮
S&Gの「明日に架ける橋」
そしてChicago「愛ある別れ」のオーケストレーションでグラミー賞を受賞した偉大なる人

ザ・バンド ザ・バンド DVD

2025-01-09 22:13:24 | CHICAGO
カナダの伝説的なバンド、その名も
ザ・バンドだ!
セカンドアルバムにして最高傑作「ザ・バンド」
1969年リリース
通称ザ・ブラウンアルバム
これはホワイトアルバムに対するオマージュネーミングかい?
曇り空で小雨気味だった為にメンバー全員が不機嫌だったというジャケットデザインがかえって渋さを増している!
写真はそのアルバムのドキュメンタリーDVD
メンバーらの裏話やインタビューてんこ盛りでとても面白いよ

前身のザ・ホークス時代はバックバンド生活をおくり、極秘状態だったらしく食べ物はコートいっぱいに万引きして暮らしていたらしい
とんでもない凄い話が他にもたくさんある
ヒモ、麻薬、アルコールと正にロックンロール街道まっしぐらな人生
まあ時代が時代だったからね
でも全員が才能あふれるマルチプレイヤー故にしっかりとチャンスが、巡ってくる
誰もが知っているボブディランとの出会い
「ウェイト」のヒット
映画「イージーライダー」の中にも流れていたね
歴史に残るイベント「ウッドストック」への出演
次第に確執が表面化しつつも名盤、名曲をリリース
そして、あの「ラストワルツ」で遂に解散してしまう…
あの頃、ロック映画はビートルズ以外当たらない、なんて言われていたけどレッドツェッペリン「永遠の歌」と、ザ・バンド「ラストワルツ」は超話題になった!

ロビー・ロバートソンのみ二度と合流しなかったけど、ザ・バンドは再結成を果たす
そして初来日も実現!
そのツアー最終日は何と札幌だった!
唯一の貴重なる来札公演…!!

ドラムのレボンヘルムはアクション俳優スティーブンセガールの映画に出演していて重要な役柄にビックリしたものです^_^

メンバーのほとんどは残念ながら故人
一度でいいから黄金期のザ・バンドで演奏してほしかったなあ

ザ・バンドは知名度が高い割に、正直な話ここ日本ではそれほど売れなかった
ロックを基本にゴスペル、カントリー、フォーク、R&Bなどなど、ちょい日本ではマニアックなサウンドだったのかも
あちらでは音楽界に多大なる影響を与え続いているんだけどね
ピーターセテラもザ・バンドのファンだし

ある程度の年齢になってから、じっくり何回も聴き込むとめっちゃ琴線を震わされるよ

ジャッキー・ロマックス LP 愛ある世界  

2025-01-09 10:46:26 | CHICAGO
ジャッキー・ロマックス
この人を知っている人は中々な通だ
知る人ぞ知るブルーアイドソウルシンガーソングライターの名手!
まあ、コアなビートルズフリークならば彼の事は当然ご存知のはずさ
なんたって故郷のリバプール時代、まだ下積みしていたビートルズとジャッキーは仲間同士だった
そんな縁もあって、あのアップルに所属したジャッキー
才能あふれるジャッキーなのに中々成功しないためビートルズ達が全面的にバックアップ
ジャッキーのアルバム制作に曲提供やプロデュースまで協力
クラプトンはじめ一流のミュージシャンたちもレコーディングに参加するも、残念ながらたいしたヒットには結びつかない…
そんな最中、追い討ちをかけるかのごとく例のアップル事件に巻き込まれた1人にジャッキーもいた
失意の中アメリカとイギリスを行ったりきたり、レコード会社も移籍
バンドを組んだりソロ活動に専念したり、他のバンドのライブでベーシスト参加したりしながらも夢を追い続ける

意外なところでは伝説のプログレバンド「バジャー」に加入した事!
やはり賛否両論飛び交いバンドは解散へ…
その後も良質な作品をリリースしていたけど、玄人受けするミュージシャンとして語られ存在になった
紆余曲折…山あり谷ありの苦労人…

さすが、どのアルバムにも凄腕のミュージシャン達がクレジットされている

写真のアルバムでも
バッキンガムスやChicagoファミリーのマーティグレッブ、
そしてリッチーヘイワード、ハービーメイスン、クリストファーパーカー、イアンマシューズらがズラリと名を連ねている

pat boone CD LP EP

2024-12-24 08:11:30 | CHICAGO
ロックという新しい音楽のジャンルが若者層を中心に台頭し始めていた50年代でも
爽やかな甘い歌声でヒット曲を数多くリリースして人気絶頂だったパットブーン
俳優業にも進出していた

今時期にピッタリなパットのクリスマスアルバムもある

キュートな娘さん、デビーブーンも歌手として成功した
親子で来日公演も実現
札幌にも来てくれたんだよ

ただ、めちゃくちゃにビックリしたのは97年にいきなり登場した「メタルバカ一代!!」なるアルバム
なんたる邦題だよ…(^◇^;)

しっとりとしたバラードシンガーのイメージ一色だったパットが、ヘヴイメタルクラシックを盛大にカバーしてる??!
日本でいえば舟木一夫さんがこれをやっているようなもの
といえばよくわかってもらえるでしょう
当のパットはノリノリで革ジャンを着込んでヘルスエンジェルばりにハーレーへ跨って堂々とポーズしてるしなあ…🎶😲‼️

敬虔なクリスチャンシンガーとして有名なパットのこの活動に大激怒した保守的なキリスト教界隈から反発が起こり大論争が巻き起こった!
パットは司会を務めるゴスペル番組を降板にまで追いやられた

まあ、それはともかくこのアルバム
内容は
ジューダスプリースト、パープル、AC/DC、ヴァンヘイレン、アリスクーパー、ナザレス、メタリカ、ディオ、ガンズ、ジミヘン、オジー、ZEPと王道のナンバーで一大網羅

パットを盛り立てようと超豪華なミュージシャン達が参加している
マルコメンドーサ
グレッグビソネット
ドウェインベイリー
リッチーブラックモア
ドウイージルザッパ
マイケルトンプソン
シーラE
レニーカストロ
チャックフィンドレー
トムスコット
ゲイリーハービグ
ロニージェームズディオ…

他にも凄いメンツがズラリ
よくもこれだけ集まったものだ
何はともあれ話題性狙いの面白企画モノの一枚
パットブーン自身が熱く詳細なる解説文までを書いている力の入れよう

因みにパットの公式サイトではこのアルバムには一切タッチしていないそうだ…😳
酷いなあ…😢

カーペンターズよ、永遠に…🎶‼️

2024-12-20 12:02:52 | CHICAGO
中学の時に私がカーペンターズを初めて知ったのは「スーパースター」
壮大で華麗なるオーケストラサウンドにのって、見事なボーカルを聞かせてくれるカレン
一音一音を丁寧に練り上げたリチャードの見事なまでのアレンジ力
故レオンラッセルの作品ですね
シングルジャケットではドラムを叩きながら歌うカレンの姿が見えます
それにしてもこの兄妹はビックリする位にソックリ

ちなみに大工さんの英語はカーペンターズで知りました^_^!

その後カーペンターズの人気が低迷すると世間では結構冷たい扱いをしていましたがでも、私はずっと変わらずに大ファンです…これからも

それがカレンの死をキッカケに手のひら返したように大ブーム
伝説の歌姫として神格化
そんな現金な世の中を私はずっと冷ややかな目で見ていましたよ
一時落ち目だったエアロスミス、晩年には太ってしまったマークボラン、ピークを過ぎて解散したアバ(奇跡の再結成を果たした!)なども似たような扱いを受けていましたよね
それら全てを私は変わらずにずっと大好きなんです

因みにカレンはソロアルバムを製作する際にプロデューサー繋がりでピーターセテラと夢の共演を果たすも、あまりにもアルバムのカラーが彼女にそぐわないサウンドだとの理由でお蔵入りに…
後に晴れてリリースされました!

で、カーペンターズ!!!
素晴らしい名曲がたくさんあります
カーペンターズの紡ぎ出すメロディラインはカレンの美しい歌声と共に永遠に色褪せることはないでしょう🎶‼️🤠

https://youtu.be/4ByvF8gN2D4

the buckinghams

2024-12-19 23:02:11 | CHICAGO
アメリカのポップロックバンドだけど名前は
「バッキンガムス」

イリノイ州Chicagoの学生達で結成
1960年代半ばにヒットを連発した
初めて大胆にホーンセクションを楽曲に導入
その時のコンポーザーやプロデュースを担当したのが、あのジェームズWゲルシオだ
この成功で手応えを感じたゲルシオはよりグレードアップを図るべく新たなバンドに目をつける
それが同郷の仲間達が結成したビッグシング
後のChicago transit authority
更にChicagoへと改名して本格的なブラスロックブームの到来だ!
強力なライバルと目されたblood sweat&tears  にグラミー賞をもたらしたのもゲルシオ!
それに続けとばかりにChaseをはじめ続々とブラスロックバンドが登場した
日本の歌謡界にも多大なる影響を与える
そのルーツの一つがバッキンガムス!

Saturday in the park&other songs made famous by chicago「the rock generation」

2024-12-13 15:11:04 | CHICAGO
今年で結成57周年を迎えたアメリカを代表するブラスロックバンド界の大御所Chicago
でも不思議な事にChicagoのカバーやトリビュートアルバムって数えるほどしかリリースされていない
膨大なヒット曲を生み出しているにも関わらずだ
大した大物でもないバンドやミュージシャンのカバーやトリビュート盤を続々見かける度に首を捻ってしまう…

そんな数少ないChicagoカバーアルバムの中でも出色の一枚がこれ!
1973年製作の「ザロックジェレーション」
当然Ⅴまでの曲からセレクション
これってCD化されていないのかなあ…
選曲も中々にマニアック
超一流のスタジオミュージシャンたちを中心に収録
オールインスト
JAZZ界を中心とした参加ミュージシャンたちのクレジットに思わず唸ってしまう

BS&Tのオリジナルメンバーだったランディブレッカー
スタッフのコーネルデュプリー
泣く子も黙るキングクリムゾンのトニーレビン
ブルースブラザーズのアランルービン
他のメンバー達も凄腕揃い

難攻不落なナンバーを次々見事に余裕と貫禄でカッコよくプレイしている
文句なしに別格で渋い
凄いなあ
さすがです!
改めてお見それしましたあ🤠🎶‼️




梓みちよ  つかのまの恋人 no tell lover 女が男を語る時

2024-12-13 13:50:10 | CHICAGO
中山美穂さんの訃報はとてもショッキングだった…
で、そのニュースを聞いた時、真っ先に思い出したのが4年前に亡くなった歌手の梓みちよさんだ
打ち合わせの為に自宅を訪れた梓みちよさんのマネージャーが、亡くなっているのを見つけた

自分が幼稚園の頃「こんにちは赤ちゃん」が大ヒットしたのは今でもハッキリと記憶している
本人は清純派のイメージと、いつまでもこの曲を求められるので悩んでいたらしい

それを打破するべく大人の女性路線として「2人で、お酒を」を床にあぐらをかいてお馴染みのハスキーボイスで歌ったら大ヒット
後にアバに発展すれビョルン&ベニー「木枯らしの少女」のリフが大胆に導入されていて当時は??!…と思ったものだ😉

「新婚さんいらっしゃい」のアシスタントも務めていた

更にアダルト歌謡路線で「よろしかったら」もヒット
その流れで製作されたのがこのシャンソンアルバム
作詞は阿木燿子と岩谷時子
作曲は巨匠、筒美京平
アレンジは大村雅朗らが担当
2曲のカバーも収録
その1曲が、な、な、何とChicagoの「ノーテルラバー」!
なまらいいセンスしているなあ
このカバーは他では多分聞いた事がない
リー、ダニー、ピーターが唯一共作した
珠玉の名バラード
邦題「つかのまの恋人」はここだけのタイトル
ホーンを含めてほぼオリジナル通りの丁寧な演奏で感動的に収録されている
こういうテイクならば大歓迎さ🎶‼️🤠

バッドフィンガー

2024-12-11 20:22:29 | CHICAGO
第二のビートルズって今までに一体どれほど語られてきた事か…
中には的外れだったり、短命な一発屋だったり、明らかに金儲け主義丸出しなハッタリモノも沢山あった…

「バッドフィンガー」
残念な事に、今ではよほどのマニアックなファンか、うるさ型な音楽通しか語る事がなくなってしまったなあ
でも正真正銘ビートルズの良心とも言える極上のポップなロックサウンド継承バンドだった

本家ビートルズ界隈のバックアップも受けて、あれだけの才能溢れるミュージシャン達だったのに、彼らほど不運の連続に見舞われたバンドはいないでしょう
ファンとしては思い返す度に切なくも悔しい限り…
あまりにも酷すぎるくらいだ

「嵐の恋」「明日の風」ポールマッカートニーから提供された「カムアンドゲットイット」などなど、あげていったら琴線震える極上の楽曲が満載だ!

アルバム「イマジン」やバングラデシュコンサートへの参加
ジョージやリンゴの楽曲にも参加
それと並行してバッドフィンガーはコンスタントにアルバムやシングルをリリースしてヒット
とても大好きなバンドだった
Chicagoの拠点スタジオ「カリブランチ」でも「素敵な君」というアルバムを制作
プロデュースはクリス・トーマス
当時、クリスと同棲していた元サディスティックミカバンドのミカ、アベレージホワイトバンドのホーンセクションも参加していて話題になった

しかし、レコード会社、マネージャーらによる悪質な扱い、そこからメンバー内の確執に発展して相次ぐ脱退、バンドの分裂、裁判沙汰にまで巻き込まれ収入は途絶えメンバーは極貧の生活に陥ってしまった…

そして核となるピート、トムのショッキングな悲劇で完全にバッドフィンガーは終わった…( i _ i )
その後残ったメンバーらによるバッドフィンガーは活動しているけどね…

永遠のパワーバラード「ウィズアウト・ユー」もバッドフィンガーの作品
といえば彼らの偉大さが理解できるはず
マライア・キャリーの大ヒットが有名だけど個人的にはニルソンのカバーが思い出深くてお気に入り

でもね、なんといっても最大の代表曲は「デイ・アフター・デイ」に尽きる
これだけは絶対に譲れない傑作
タイトルもイントロも歌メロもギターソロもアレンジも文句なしに最高さ!
ブリティッシュロックアートのお手本🎶🤠‼️
最も再評価されるべきバンド!