goo blog サービス終了のお知らせ 

THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

歌手ロバータ・フラックを偲んで…( i _ i )

2025-02-26 08:20:53 | free form space
ロバータ・フラックを偲んで…

ロバータフラックは「やさしく歌って」で知りました…
永遠に歌い継がれていくであろう名バラード
1973年発表の大ヒットシングル
忘れもしないあれは私が中学生の頃だった

この曲はてっきりロバータがオリジナルだとばかり思っていたら、実はアメリカの綺麗な女性シンガーソングライターの方の作品
テレビの音楽番組でこの曲のドキュメンタリーを特集していて詳細に解説されていました
その女性シンガーソングライターの方が有名な伝説のクラブ 「トルバドール」で、たまたままだ無名だったあの吟遊詩人ドンマクリーンのステージを観て感銘を受け歌詞を書いたのが事の始まり

早速、自らレコーディングしてシングル発表するも、残念なことにヒットには至らず…
その後たまたま機内でこれを耳にしたロバータフラックが気に入りカバー
センス溢れるロバータのアレンジ指示で洗練された楽曲に仕上げられて発表すると、瞬く間に大ヒットを記録!
全米1位を見事に獲得
グラミーまでをも受賞
ロバータの代表作となります‼️

ちなみに同じ東芝絡みで、ロバータは矢沢永ちゃんのカバーアルバムもリリースしたりしていますよ!

マカロニウェスタンにハマりまくりだったなあ

2025-02-15 16:27:02 | free form space
今でも時々無性に観たくなるマカロニウェスタン
中学生の頃にめちゃくちゃハマりまくった
アメリカ製西部劇も大好きだけど、イタリア系もまた違った魅力が満載だ

勧善懲悪路線で娯楽性に富んだアメリカンウェスタンに対して、マカロニウェスタンはバイオレンスの度合いが強烈
孤独感溢れるダーティヒーローのガンマンは一匹狼
クールでニヒルなハードボイルドタイプ
思わず目を覆いたくなるようなリンチや残虐な銃撃戦、処刑、殺害シーンがてんこ盛り
酒、タバコ、馬も劇中に於けるお約束
登場人物のほとんどが埃まみれの上に髭面で汗臭そう…
悪役は徹底的に非道な奴ばかりで、裏切りや殺しなんて何とも思わない
主人公はそんな悪玉を終盤戦で華麗なる銃さばきとカッコいいアクションも交えて見事に倒す

元々現地ではアメリカのそれと区別するべく、舞台設定やストーリーはもとより「スパゲッティウェスタン」と呼んでいた
日本でも当たったこのジャンル
かの淀川先生曰く「スパゲッティなんて線が細く弱々しい」と「マカロニウェスタン」という和製名称を発案
スパゲッティウェスタンは蔑称感があるらしく、その後、現地はもとよりワールドワイドにマカロニウェスタンという呼び名が定着したらしい

あの「太陽にほえろ!」でショーケンが演じたマカロニ刑事という愛称もここからとられた

最初の大ヒットマカロニウェスタンは「荒野の用心棒」
「ローハイド」のTVドラマ以外あまり売れていなかった若手俳優クリント・イーストウッドはこれ一発でスーパースターになった 
まだギャラなんて格安だったらしい…
映画の内容は黒澤明の「用心棒」を丸パクリして訴えられもした
(荒野の七人はちゃんとユル・ブリンナーが七人の侍の権利を得て製作した)
黒澤明巨匠はよくできているなあ、と感心してたらしいけどね
音楽を担当したエンニオモリコーネも、ここから超売れっ子に
それをキッカケにB級モノも含めて膨大な作品が製作された
60年代中盤から70年代前半までブームが吹き荒れた

フランコ・ネロ、ジュリアーノ・ジェンマ、リー・バンクリーフなどなどそれまで燻っていた俳優達も一躍名を挙げた

その後は日本の時代劇などにも多大なる影響を与えた
クエンティンタランティーノもリスペクト込めた作品を発表したしね

マカロニウェスタンが下火になったのと入れ替わりに今度はカンフーブームが沸き起こった!
あれは似たような現象だね
アジア圏から誕生したというところが快挙だ!

トムとジェリー 仲良くけんかしな🎶‼️🤠

2025-02-14 19:16:06 | free form space
今も世界中老若男女に愛され続ける人気アニメの
「トムとジェリー」
数年前には実写化されて話題になった

トムよりも、ほとんどの人達は小さいジェリーの方を応援していたよね

テンガロンハットにギター片手のジェリーのカントリーシンガー爺ちゃんも強烈なキャラだった
弦をしょっちゅう切るし…(^◇^;)。

オムツしたチビネズミも可愛かった

私は日本で初めてこのアニメがテレビに登場した時に夢中になった世代
確かシオノギがスポンサーだったような
いしだあゆみさんがペンギンのコマーシャルソングを歌ってた
だから数え切れないくらい見てる

皆、ストーリーの細かい笑いまでしっかりと覚えてるでしょう
年月を経て新作が発表されても、やはり初期の作品に思い入れが強い

オーケストラの回や、赤ちゃんに振り回される回や、爆弾ネズミの回や、ブルドックのスパイク親子の回や、イースターの小鳥の回や、トムが天国に行った回などなど…どのエピソードも素晴らしいアニメだよね

制作陣もいくつかあるから画のタッチが全く違う
まあ、子供の頃だから深くは理解してなかったけど

ちなみにサイモン&ガーファンクルは最初トムとジェリーという名前でデュオを組んでました
これは中学のS&Gファンのクラスメイトに教えてもらった🎶‼️

ショック療法 アラン・ドロン DVD

2025-02-09 13:48:52 | free form space
往年のフランス名画を時々無性に観たくなる

去年亡くなったフランスの伝説的な俳優アラン・ドロン
今でも彼の作品の数々を思い出すとグッと切なくなるよ…

小学生の頃、夕方に白黒TVで洋画を見ていた父
父親は洋邦問わず映画好きだった
横に座って訳もわからず自分も一緒に見はじめたら
「この俳優は世界一のハンサムなんだぞ」と父親は話はじめ色々と解説してくれた
それが「太陽がいっぱい」
流麗な音楽も驚愕のラストシーンもはっきりと覚えている

これをキッカケに美男子の基準が自分の中ではアラン・ドロンになったよ^_^
以降は自分も洋画好きになり、続々と公開されるアラン・ドロンの作品も観た
従姉妹の姉ちゃんも「日本ではジュリー、外国人ならばアラン・ドロン」と豪語するほどの熱狂的なファンだった
だから彼女が定期購読していた映画雑誌も毎月読ませてもらった

アラン・ドロンは若さと美形を売りにした役柄はもちろん、ハードボイルド、アクションから徐々に演技派としても認められていった
時にはコメディやミステリアスな悪役も演じた

写真は
アラン・ドロン37歳
最も油の乗っていた時期の作品
「ショック療法」が公開された時は世界中話題騒然だった

ストーリーの舞台は…
美しい避暑地に建つ診療所
全員が忍び寄る老いに不安を感じる男女のお金持ち達ばかり
そこへ新しい患者として入所してきたのがヒロインのアニー・ジラルド
彼女はフランスの名女優としてアラン・ドロンとは何度も共演している
で、連日治療を受けた彼らは、みるみる内に若返り活気を取り戻していく 
主治医はもちろんアラン・ドロン
妖しくも狂気をはらんだドクター役!

この作品で大注目されたのが、な、何とアニーと共に披露されたアラン・ドロンの大胆な全裸シーン!

ラストはちょいショッキングでグロいけどアランはこれを嬉々として演じている

小さな目撃者  DVD 映画

2025-02-08 17:06:29 | free form space
「小さな恋のメロディ」
永遠に光り輝く青春映画の金字塔だ
不思議な事に、日本以外の国では全くヒットしなかった
挿入曲の数々も胸キュンものだけど、何たって主役のマーク・レスター、トレイシー・ハイド、そしてジャック・ワイルドがとても良かった
ここから3人は絶大なアイドルとして人気沸騰
特にマーク少年は群を抜いていた
悔しいけど、絶対あんなお人形さんみたいな男の子は日本にいないよなあ…(^◇^;)
そのマークは子役として活躍した

写真の作品は「小さな恋のメロディ」前年に制作されたサスペンスもの
ストーリーは…
マーク少年は嘘ばかりつく、妄想癖のあるちょい困った子
「狼と少年」そのまんま
ある島で大統領の歓迎パレードが行われた
マークもお姉さんと2人で、大群衆の中へまぎれて見物に行く
でももうちょっといい場所で見たくなったマークは、こっそり1人でビルの上階に忍びこむ
ところが銃声が鳴り響き、大統領は射殺されてしまう!
パニック状態の人々
マークは恐怖のあまり部屋から飛び出して逃げようとしたら、何と犯人と鉢合わせになってしまう!
さあ、ここからは延々と犯人に追いかけられ続けるマークの逃亡劇!
必死に周りの大人達に事件を目撃した事をうったえるも、またいつものホラ吹き小僧の戯言だ、と相手にしてくれないし…( i _ i )

若い新人監督が
起用されたのでカメラワークや展開がとても斬新でスリリング
バイクやカーチェイスも迫力がある
音楽もサイケデリックなロックバンドが担当している
期待以上に面白かった!

特筆すべきは、やはりお姉さん役のスーザン・ジョージ!
トレイシー・ハイドをエロくした感じのブロンド美人で当時人気が沸騰した
ダスティン・ホフマンの妻を演じた
「わらの犬」ではサービス満点でショッキングだった
ピーター・フォンダと共演した
「ダーティメリー・クレイジーラリー」も良かったなあ
でも個人的にはブロンソンの妻役でキュートな女学生「おませなツインキー」も魅力的
ヒットしなかったけどね…

スーザン・ジョージはあのロッド・スチュワートやチャールズ国王らと浮名を流したりもした!

因みにこの「小さな目撃者」は、言葉を話せない女の子を主役に替えてリメイクされた
こちらもクオリティが高い!

マニアック・エデン CD

2025-02-06 16:27:46 | free form space
80年代、一緒にバンド活動していたギタリストはエイドリアンヴァンデンバーグの大ファンだった
ヴァンデンバーグの来日公演を観に行ったのはもちろん彼の師匠が音楽雑誌からの依頼で何とエイドリアンヴァンデンバーグにインタビューするというので同席までした!
エイドリアンはめっちゃ背が高いのは有名だった(2メートル3センチ!それにブーツを履いてるし!^_^)
挨拶したら腰が目の前で握手した手が馬鹿でかかった、と言ってた
彼は師匠の命令でスコアの採譜もしていた
当時ジャーニーやイングヴェイなんかを担当
到着ほやほやのカセット音源を聴かせてもらったなあ…
歌唱が和田アキ子にそっくりなパワーシンガーを擁するヴァンデンバーグは3枚のアルバムをリリースして解散

その理由はエイドリアンヴァンデンバーグがあのデビッドカバーデイルからのラブコールに応じてホワイトスネイクに加入する為
ギタリストとしてのテクニックはもとよりコンポーザーやリーダーシップの才能にも惚れこまていたらしい
以前ホワイトスネイクのオーディションには落ちていたんだけどね
長年カバーデイルからの絶対的信頼の元、エイドリアンは活動を共にするも腕の病気にになってしまい思うようにギターが弾けなくなる事態に…
辛かっただろうなあ
それでもホワイトスネイクへ復帰して来日公演も実現した

その後カバーデイルはカバーデイル・ペイジのプロジェクトに乗り出しホワイトスネイクは一旦解散!

そこでエイドリアンヴァンデンバーグが結成したのが写真のスーパーバンド「マニアック・エデン」
カッコいいバンド名で当時ワクワクしたものだ
ホワイトスネイク時代の盟友らがリズムセクション
ベテランのトミーアルドリッジとルディサーゾだもんなあ
初代ボーカルはジェームズクリスチャン
彼は札幌でのライブを観た事がある
Xジャパンのギタリスト・パタがソロ活動した一環のライブ
テイムボガートがお目当てだったよ
ジェームズクリチャンはルックスもボーカルも花があり最高に良かった
トミーアルドリッジもメンバーだったしね
クリスチャンは現在ハウスオブローズを牽引している

マニックエデンは2代目ボーカルを迎えファーストアルバムをリリース
でもあろう事かこれ一枚でバンドは呆気なく消滅してしたったあ
残念だけど😢…
エイドリアンヴァンデンバーグが中心だけに彼が敬愛するジミヘンっぽいプルージーなハードナンバーが凝縮されている
中には思わずニンマリしてしまうようなフレーズまで披露しているし…
ボーカルのロンヤングも嬉々として歌いまくっている
彼の加入は正解だったみたい
是非ともライブが見たかったなあ

因みにエイドリアンヴァンデンバーグは絵画の才能にも長けている
ヴァンデンバーグのアルバムも全て彼の作品
ヘビメタのアルバムジャケットって結構悪趣味なのが多いけどエイドリアンが描く作品は芸術的

マニアックエデンのジャケットも彼が書いているけどあまりにも作風が激変していてビックリ
ムンク?はたまたピカソ??!
インパクトは抜群だけどね

STEPS AHEAD LP 輸入盤  1983年作

2025-02-05 16:37:34 | free form space
初期はSTEPS名義
3枚のアルバムを経て
写真のスタジオ作品からは
STEPS AHEAD!

デビュー作は2枚組の六本木ピットイン・ライブ
何とゲストに渡辺香津美さんが参加しているゴージャスさ

「JAZZフュージョン」がわかりやすくいえばこのバンドのジャンル
名だたる凄腕のミュージシャン達が入れ替わり立ち替わり参加している
中にはキング・クリムゾンやジャーニーのメンバーもいるしなあ…
驚愕に値する程の顔触れだ
現在オリジナルメンバーはマイク・マイリネリのみだけど…
後にこのバンドは札幌にも来てくれた

写真のアルバムは2枚目のスタジオ作品
サウンドはアコースティックなインストJAZZ
ギタリストは在籍していない
そんなことは全く感じさせないけどね

マイク・マイニエリ
マイケル・ブレッカー
ピーター・アースキン
エディ・ゴメス
そして紅一点エリアーネエリアス
ブラジルのピアニストの彼女はこれがデビュー作
さすがにここでは影が薄い…まあ、それも仕方なし
ベテラン勢が彼女に花を持たせようと、あちこちでスペースを与えるも難儀している感あり
それでも一生懸命に繊細で美しい音色を奏でて頑張っているよ
この後に、エリアーネはランディ・ブレッカーと結婚して娘さんが誕生したけど離婚…
娘さんもシンガーだそうだ!

さて…男性陣の余裕と貫禄溢れるソロは申し分ない
彼ら流のウェザーリポートかな?!
素晴らしい演奏をサラッとやっちゃって心憎いばかり
皆、当たり前だけどやっぱり凄いなあ
特にマイク・マイニエリのバイブが八面六臂の大活躍
マイクが全体を牽引しながら
ブレッカー、アースキン、ゴメスもたっぷりと聴かせどころが用意されている
あまりにも贅沢すぎる一枚

ミスティーク   スペシャルEFX LP

2025-02-04 18:56:38 | free form space
GRPよりリリースされた「ミスティーク」なるアルバム
スペシャルEFXの4枚目
このイカしたフュージョングループを知っている人は中々なマニアだ!
編成は個性的でテクニカルなギター、パーカッション2人組というユニークさ
曲ごとに一流のミュージシャン達がサポートでプレイしている

2人共に、グループとソロを並行して活動
ところが残念な事にパーカッショニストは亡くなってしまった…
現在はギタリストのソロプロジェクトとして、マイペースでアルバムをリリースしている

で、この「ミスティーク」なる作品
ゲストとして、何とデイブウェックル、ビクターベイリー、そしてまだ新人扱いながらもデニスチェンバースが参加している!

アルバムの中身の方はバリエーションも豊富にクオリティが高い!
何たってギターとパーカッションが主役だけに、よくあるお約束のフュージョンバンド達とは一線を画すよ!

クインシー・ジョーンズ死去  歴史に名を残す名プロデューサー

2025-02-04 08:52:32 | free form space
アメリカ音楽界を軽く超越するほどに数々の歴史的な伝説を築に上げた大御所
クインシー・ジョーンズ‼️
JAZZ、フュージョンはもとよりポップ、ソウル、更には映画、TVドラマのテーマ
ソングにと多方面で八面六臂の大活躍
プレイヤー、アレンジメント、コンポーザーと才能あふれる職人

クインシーの関わったアーティスト達をみても驚愕の名前がズラリだ

レイチャールズ、カウントベイシー、デュークエリントン、レスリーゴーア、マイルスデイビス、フランクシナトラ、ブラザーズジョンソン、ジェームズイングラム、ジョージベンソン…他

将来有望な人材を育て上げる手腕もピカイチ

ギネスに登録されたあのマイケルジャクソンの最高売り上げ記録アルバム「スリラー」や、チャリティービッグイベントで世界中に話題を振りまいた「ウイーアーザワールド」も彼のプロデュース

クインシーをリスペクトするあまりに久石さんは自分の名前に「クイシジョウ」つまり「久石譲」と当て字にしたのも有名な話

まだ駆け出しの若造だったデビットフォスターがあるバンドをプロデュースした際、あまり納得がいかないアルバムだったらしく
「この作品は正直ガッカリだ…」と言った途端に
師匠のクインシーは
「ここのプロデューサーというクレジットには何と書かれている?
自分が担当した仕事には絶対的な責任とプライドを持って全力で取り組め!」とガッツリ怒ったらしい
それをキッカケに以降のデビッドフォスターは妥協を許さない程に取り組むようになりヒット作を連発するようになった!

写真はA&M期のクインシーがリリースしたリーダー作品からのベスト盤
これ一枚だけでも聴き応え満点です

大島渚監督の映画から命名された誰でも知っている代表曲「愛のコリーダ」は代表曲

日本では「ウイークエンダー」のジングルに使用されたホーンセクションがインパクト抜群なカッコいいイントロで印象的な「アイアンサイド」
これは当時ブラスロックバンドの曲だと勘違いしている輩がやたらと多かった
まあ、迫力あるサウンドだけに、それも致し方無しなしか…

大好きな映画「ゲッタウェイ」「夜の大捜査線」の音楽なんかもクインシーだった…

しかしこのアルバムに参加しているアーティスト達
演奏にボーカル、ソロにと贅沢三昧
改めて凄いなあ
TOTO、スタッフ、チャカ、パティオースティン…

パーフェクトなアレンジワークは究極の神技だね

ザ・キンクス   来日公演パンフレットとDVD(ピクチャーズ・フロム・ザ・パスト)

2025-02-01 11:03:42 | free form space
60年代初頭に登場したブリティッシュインベイションの重要なるバンド…

自分にとっては当時のイギリスに於ける本格派ロック四天王の一つ
ビートルズ、ストーンズ、ザ・フー、そしてこのキンクスだ!

キンクスなんて人を喰ったような名前だろうか
なんたって「変わり者」「変態」とかいうまことにありがたく無いネーミング
メンバーもあまりお気に入りでは無いそうだ
これだけではない
先のバンド達とは比較にならないほどこのキンクスは捻くれまくっている
オリジナル曲は単純明快で爽やかなる作品とは程遠い正にウイットとユーモア満載なんだから
まともな歌詞よりもありとあらゆるものに対する批判や皮肉を込めて輩出する
愉快痛快過ぎる程に
それは彼らが醸し出す激しくもカッコいいビートでも見事に反映されている
その響きはキンキーサウンドと呼ばれているのはあまりにも有名な話
日本での知名度や人気はそれほどでもないけど専門家筋からの評価はめっちゃ高い
デビットボウイ、エルビスコステロらも惜しみない敬意を払う
もちろん日本の名高いミュージシャン達からも

札幌にも2度目の来日の際に初めて来てくれた!
最初は正直、まあそれなりな期待感くらいの気持ちでコンサートに足を運んだ
それがしょっぱなからノックアウトされたよ!
捻りの効いた演出連発で貫禄丸出しに真骨頂だ!

いきなりド派手に背中一面ユニオンジャックが描かれたジャケットを着て、生ギター一本を下げたレイデイビスが現れ、たった1人で淡々と弾き語りをはじめた
え?!マジかよ…??!と観客が拍子抜けした隙を狙ったかのようにバンド達が現れてヘヴイなショーの開始!
憎い采配だよなあ
炸裂するリフの攻撃にアドレナリン噴出しまくり
もう全員やられっぱなしだった
中間部には演劇風なOperaナンバーのコーナーも設けられていて一体全体次に何が飛び出してくるのか予測不可能な塩梅
もちろんスタンダードと化した伝説の名曲も披露する事は忘れない
所狭しとばかりにアクションもサービス精神もたっぷりと施されている
美しいコーラスガールは当時のレイの奥様
プリテンダーズのクリッシーではない…(^◇^;)

キンクスの熱狂的なファンだったクリッシーはプリテンダーズでキンクスの曲をカバー
レイと結婚して子供まで授かった
更にはキンクス、プリテンダーズのジョイントで来日までして話題になった
結局は別れてしまったけどね…( i _ i )

70年代にキンクスの名を一躍轟かせたのはヴァンヘイレンがデビューアルバムで取り上げた「ユーリアリーガットミー」だ!
アマチュアバンド達がこぞってあのぶっ飛びイントロをコピーしまくったものだ!

レイとデイブ兄弟がキンクスの核
でもねー…この2人は何処のバンドみたいに仲が悪いのさあ…
ステージでも曲のエンディングでレイがデイブを殴りつける仕草でプレイを決めたりするし…これは振り付けだろうけど…

デイブの病とかでキンクスは活動停止状態なのかなあ…⁉️
是非とも兄弟仲良く、まだまだ元気いっぱいに復活してほしあなあ