フォークポップデュオ史上、最高峰に君臨するのはやはりサイモン&ガーファンクルでしょう
結成当初はトムとジェリーと名乗りデビューするも泣かず飛ばずで、コンビを解消
2人は放浪の旅に出たり、学業に専念
ところがレコード会社が勝手に美しいハーモニーの「サウンドオブサイレンス」に激しいドラムやギターとベースサウンドを被せてリリースして、これが皮肉な事に大ヒット!
映画「卒業」のサントラも話題になり、スター街道真っしぐら!
そしてグラミーにも輝いた「明日にかける橋」で頂点を極めるも、この時点で
2人の関係はすでに破綻状態
別々の道を歩き始めるわけです
まあそれは音楽的な対立であってプライベート関係では交流は続いていたようであります
その後は解散、再結成を繰り返しながらも、お互いなんだんだ言いながらリスペクトしているのでしょうね〜(*´◒`*)
私が小学生の頃はガチャガチャうるさく、訳の分からない言葉を発するロックンロールはまだあまり理解できませんでしたが、従姉妹の姉ちゃんがオモチャみたいなプレイヤーやAMラジオで聴いていたサイモン&ガーファンクルの音楽は耳に優しく癒しのメロディもスムーズに馴染む事ができました
なんと言っても彼らの曲って荘厳なる光景が幼い私でも朧げながらも
無意識のうちに浮かび上がるのでした
「スカボローフェア」「コンドルは飛んでいく」「冬の散歩路」…
まだ英語なんて分からないのに、ポールが書く哲学的な歌詞に共鳴していたのか?…まさかね☺️
誰が聴いてもつい聞き入ってしまうほどの芸術的極みの成せるワザでしょ
私が若い頃はロック漬けだったけど、サイモン&ガーファンクルは10代からのお気に入り
別格扱いでした
そんな彼らがいきなりセントラルパークにて大規模なコンサートを開催!
この復活は衝撃でしたよね
バックのメンバーらも超豪華
その模様はテレビ放映されて、音源、映像も発売されました
そして奇跡の来日公演決定!
私も絶対行きたかったけど、バンド練習があり泣く泣く断念…
東京タワーそばのスタジオから後楽園球場方向を見上げながら「あゝ、今頃、コンサート中なんだなあ。」と羨んだものです
もう2度と彼らを見る事は叶わないんだろうなあ…と完全に諦めていました
仲違い、高齢、コンビ復活しても来日は無理?
万が一来日しても札幌公演なんて絶対にありえない…
ところがそれが実現したのですね!!!
夢のよう
もちろん私は迷う事なく即チケットをゲット
コンサートでは延々と感動の連続
終盤「明日にかける橋」では遂に鋼の涙腺も決壊(;_;)
観客のほとんどは50〜60代の人達で、皆ウルウルして一緒に歌っていましたね
さすがにアートの声量は全盛期には及ばないものの、澄み渡るような天使の歌声は健在
ポールのリードとお互いを思いやる何気ないしぐさにも微笑ましく至福のひととき
ありがとうの一言につきます
札幌はドームのスタンドに空席が目立ったけどね…
日本のフォークシーンに与えた影響力は計り知れない
数年前にはアートのみで札幌でのコンサートがありました!