読む日々

テーマばらばらの読書日記

四色の藍

2013-10-25 | 
西條奈加「四色の藍」

よしきのあい
と読みます。


藍染めの紫屋のおかみは、夫を殺され、犯人探しをしたいた。
東雲屋という、両替商を真犯人と目論み、証拠を探すべく協力者を集めていた。

東雲屋に仕えるヤクザ者の元妻、お唄。せんたく女として東雲屋にも通うおばば、おくめ。

そこへ、阿波の国から、東雲屋に隠れてると思われる兄の仇を追い。江戸に出てきた、男装した武家の娘、伊織(本名 伊予)が加わり、女4人の見事な活躍とそれぞれの事情、恋が語られる。

いや~、真犯人にびっくりしたぁ。
でも、展開も結末も驚いたけどよかった。伊予が幸せになれそうで、それもいい。

国許のゴタゴタぶりの描きかたは、諸田さん、宇江佐さんなんかには敵わなそうだけど、でも人の心の動きとか、深い感じがしました。

満足度95