陽の末裔

マンガですが、

「陽の末裔」市川ジュン
文庫版①～⑤

会社のセンパイからお借りしました。昭和の終わり頃の連載みたい。

東北の田舎まちに生まれた没落旧家の娘 咲久子と、貧農の娘 卯乃が、固い友情を多持ながら、明治から昭和の激動の時代を生き抜く物語。

ムラから、製糸工場へと出稼ぎ？身売り？される2人。咲久子は美貌と見事なまでの才覚で名家の養女の立場を手に入れ、伯爵夫人、子爵夫人となり、事業を起こし前へ前へと進んでいく。
卯乃は、工場を抜けたあと女性記者となり、女性運動に身を投じていく。

全く違う生き方だけど、お互い折々にかかわり、助け合いながら生き抜いていく、原始女は太陽だった、がテーマのマンガ。深いです。

誰が死んでも、国が戦争に負けても、強いのは女、ですねぇ。

満足度100