読む日々

テーマばらばらの読書日記

ルパン、最後の恋

2013-08-17 | 
「ルパン、最後の恋」モールス・ルブラン/ 平岡敦 訳


大好きなアルセーヌ・ルパンに、未発表作があった、と報道されたのが昨年。早速日本でも発売され、読みたいと思いつつ、大きい本はいらないなぁ、と考えてるうちに忘れちゃった(^-^;

宝塚で上演されてることを某blogで知り、大変!忘れてた~と検索したら、なんとあっさり文庫化されてた。宝塚のおかげらしい。

作品は、かなり荒削りながらも、ルパンの魅力たっぷりでした。もう、目がハート状態…あ、目じゃなくて、脳とか心が、かな。

年代合わないけど40歳のルパンが、ある大公の娘をイギリス王妃に仕立てる為に大活躍するお話。結局ルパンとくっつくんだけどね。ルパンの先祖がナポレオンの側近の将軍で、というプロローグもびっくり。なんか、短いのに濃いわ。

貧しい生活をする子供たちを集めて、
生きる力を教える学校みたいなのをやってたり、なんか、壮大な目標と理想をもつルパンがカッコイイ。ばあやも健在だし。

あとこの子供達の中のある兄妹はどうやらルパンの落とし胤らしい(・・;)とっても役に立つ、いい子達ですが。

面白かったです。

他に、ルパンの始まり、「アルセーヌ・ルパンの逮捕」の初出版と(通常のは持ってる)、バーネット探偵社の英語版のみ掲載だったお話、「壊れた橋」も載ってます。この2つもよかった。

またじっくり読みたいです。
満足度500