今、昨年私も観たミュージカル「王様と私」が上演中ですが、今年は行けなくて残念。
タプチム役のしょうこおねえさんが進化しているという噂。観に行ける人がうらやましい。
で、昨年、舞台みて調子に乗り、ミュージカル映画の「王様と私」のDVDを買った後、この、普通の映画版も買ってしまってたのですが、なんと1年放置いい機会なので今年観てみました。
大まかな筋は一緒だけど、中身が濃くなり、大河ドラマみたい。
タプチムの相手はルンタではなく別な名前で、タプチムとの別れを嘆いて僧になっちゃうし、それを知ったタプチムは、なんと頭を丸め、僧衣を着て寺にもぐりこみ、それでつかまり裁判を受けます。
結果、アンナの出しゃばりでかえって王はタプチムをかばえず、二人揃って処刑される描写までありました
あと、腹心が王朝乗っ取りを企てて、その企みを知った大臣が、イギリスへ戻ろうとしたアンナを引きとめたり、
その説得で王の元へ戻ったアンナの機転で、裏切り者達を危機一髪で追い払ったり、なかなか見どころ満載。
王とアンナがだんだん惹かれあって行く様子も物凄くつたわり、もうドキドキしちゃいました
ラスト、王も亡くならず、でもアンナは故国へ帰る決意をし、二人で最後、万感の思いでダンスをします。
それを物陰から見る皇太子のモノローグ「昔、私は幼かったが、父が愛する女性との別れに彼女を抱きしめている姿を見た。私は父と彼女から学び国を変え、欧米列強から独立を守り抜いた」とかなんとかいう言葉で終わります。
コミカルさは一切ない、シリアスなドラマでした。とっても面白かったです。
ミュージカルとは別物、として観た方がいいかも。
満足度150