読む日々

テーマばらばらの読書日記

どうも調子がでない

2011-04-04 | 雑感
昨日、イヤな事があったせい。
それで気分が落ち込む時は、まあ、大して人に迷惑をかけないので構わないんですが。
今日は気分が「ささくれだっている」んですよね。

イヤな事も、悲しい事・哀しい事があった時は落ち込むんだけど、
ムカつく事があって、つい感情を暴発させてしまったあとは、とにかく気持ちがガサガサします。
今日はずっとそんな感じ。

イライラばっかりしていて、誰かの話し声や咳が耳に障るし、
くだらない事で話しかけられると「自分で考えて」って心の声がする。
面と向かって言ったりはしないけど、態度にはでてるんだろうなぁ。

たった一人の人の為に、周囲の、しかもその人とはまったく関係ない人達との関係に悪影響が出るなんて
間違ってるよ、とはわかるんだけど・・。その一人が立場上、目上で逆らえないとなるとストレス貯まるし、
ストレスで済めばいいけど自分の土台を壊されそうな気がしてイヤだ。

「土台」への執着を捨てればいいんだけど。
捨てる事が成長になるのか、それとも「投げ捨てる」行為に当たるのかが自分ではわからない。


捨てて楽になるのか、乗り越えて成長できるのか、それが成長になるのかもわかんないけど。
結局ヘタレな私は、嵐が過ぎ去るのを待つだけなんだろうな。


読んでる人にはたとえ当事者だったとしても意味不明。ただの心の声でした。

ぼくらの輪廻転生

2011-04-04 | 
さとうまきこ「ぼくらの輪廻転生」


角川書店の 銀のさじ という、YAのシリーズ?なのかな。普通の小説コーナーに置いてはあったけど。

主人公は17歳の「向山授」。
そこに絡むのが、毎回一緒に転生を繰り返してきたらしいクラスメイトの「西山」と「弥生」。

へんなクリニックに迷い混んだ授は毎週1回ずつ自分の前世を見せられる。

・最初は中世のロンドンの貧民親子の弟。兄が西山。弥生は母のおなかの中みたい。(母は今の母と同一人らしい)
・次はイタリアの貴族。お姫様の弥生を巡って決闘する西山と授。授は西山を殺してしまう。
・次はアフリカでさらわれる奴隷の姉妹。授が姉、西山がしっかり者の妹、島に置き去りにされた弟が弥生。
・次はナポレオンの部下として登場する授と西山。西山はいいヤツで授はやなヤツ。弥生はナポレオンの妹で、西山を出し抜いて
 授は弥生と結婚。
・次は戦時末期の日本。特攻隊員の授と西山。弥生は隊員が宿とする寺の娘。
 弥生のような大和撫子を守るため、海に散った二人。

思い出すごとに、2人との距離が縮まり、考え方や生き方が変わっていく授。それは残りの2人も一緒。
その成長過程がいい感じ
輪廻転生は、私はアリだと思う。ここに書いてある「振り子」のように人生があっちいったりこっちいったり真逆な人生を連続して体験する、っていうのは、なるほどな、とは思うけど、どうだろ


よくキリスト教の人は地球の人口増加を理由に輪廻転生を全否定するけど、それに対するひとつの回答がこの本には説かれています。仏教的な考え方だよな~。でもこの作者、上智大出身なんですね(中退、って書いてあるけど)


ラストはバラバラになった3人がネパールで再会するところで終わり。
3人とも、高校時代の友情を元に成長していて、それぞれが人生の目標をキチンと定めて、それに向かって邁進しています。

ベタですが、それでも泣いちゃった

若者に読んで欲しいです

満足度85