読む日々

テーマばらばらの読書日記

草花とよばれた少女

2011-02-17 | 
「草花とよばれた少女」シンシア・カドハタ著/代田亜香子 訳


日系3世の女の子、スミコが主人公。

幼い頃 事故で両親を亡くし、当時赤ちゃんだった弟とともに、母方の祖父宅へ引き取られ、
伯父伯母イトコ祖父と6年暮らしています。
カリフォルニアで花農家を営んでいますが、時は太平洋戦争が近づきつつある中に、地元の名士宅から差別されたりと、だんだん怪しい空気になっていき、そして真珠湾攻撃、日米開戦となり、一家は収容所へ。


その収容所で一生懸命草花を育て、インディアンの男の子と仲良くなったりする姿が、過酷な生活描写とともに描かれています。
戦争は、普通の人たちの暮らしを突然理不尽に奪っていきますね。

終わり方が中途半端というか、特に結論がでなくて(収容所を出て、よそで暮らすことにはなりますが)なんとなく消化不良。
続きが知りたいな。

満足度60