読む日々

テーマばらばらの読書日記

インフルエンザ2

2011-02-01 | 雑感
子供のクラスが学級閉鎖今週いっぱい。

何が大変って、その間学童保育へ朝から行くので、お弁当作りがある事。
普段も自分と夫の分は作っているけど、子供のとなるとまた違うから

それに学年末で今のクラスで過ごせるのもあとわずかなのに、もったいないなあ。

本人も残念がってました

甥っこのクラスも学級閉鎖とのこと。なんだか蔓延している・・。
子供は私のがうつらない位だから大丈夫だと思うけど。でも用心しないと。

きのね

2011-02-01 | 
宮尾登美子「きのね」

 会社の方よりお借りしました。かなり久々の宮尾作品です。平成入ったばかりの頃の新聞小説らしい。
そしてモデルが最近話題の「市川団十郎家」です。

全然歌舞伎の知識がないまま読みましたが、かなりおもしろい
主人公は、現在の団十郎さんの母親がモデルで、千葉の塩炊きの家に生まれた光乃。

貧しさ故に奉公へ出た先が松本幸四郎家がモデルの竹元宗四郎家。そこの長男が今の団十郎の父がモデルの「雪雄」。
この雪雄に惹かれ、誠心誠意奉公する光乃の姿が健気です。

途中、市川家がモデルの一門宗家松川家に養子入りした雪雄についていき、その後戦争を挟んで苦しい生活も体験しつつ、いつしか光乃は雪雄の子供を産みます。その長男が今の団十郎。
なんと 女中という立場に遠慮してギリギリまで病院にも産婆にもかからず、自宅のトイレで逆子を産んじゃいます。
すごい精神力。その後娘も授かり、正妻として籍を入れ、その後襲名披露などで精いっぱい夫に尽くす光乃。

とにかく すごい愛情と絆です。表立った言葉とかはないんだけど、深い深い絆で結ばれた夫婦です。

なんだかいいお話を読ませていただきました。孫の海老蔵さんは今大変ですが、この人たちの孫ならきっと乗り越えられそう。

と言ってもあくまでも小説、フィクションなんですけどね。。でも史実に近い気がします。

満足度90