読む日々

テーマばらばらの読書日記

絵本3冊

2010-08-15 | 絵本
「はちこう<忠犬ハチ公の話>」いしだ たけお え/くめ げんいち ぶん

言わずと知れたハチ公のお話。先日、ハリウッド版をテレビでやっていて、そういえば去年、息子と観に行って二人で泣き、勢いで20年前の仲代達矢が上野教授役をやった時のDVDも買って(20年前も、映画館で観たんですけど)また大泣きした事を思い出していたところに図書館で目に入ったので息子と読みました。絵の場面場面が仲代版の映画の場面を彷彿とさせるので、ちょっとウルっと来ました。子供にハチ公を教えるにはちょうどいいボリュームです。子犬時代のハチ公が可愛過ぎ。満足度80

「なくなったあかいようふく」村山籌子 作/村山知義 絵/村山亜土 再話

戦前の作家さんと絵描きさんご夫婦が書いた本書の原画が2000年に見つかり、息子さんが「母ならこう書いただろう」とお話を再度作ってできあがった本とのこと。

にわとりさんが買った赤い洋服がなくなり、犬の探偵が調査、最後見つかってめでたしめでたし、というお話ですが、絵がとーーーっても いい感じです!古い感じは一切なくて、にわとりの描き方もおもしろいし、洋服もいい感じ。電話が昔の壁に向かって話す電話機なのが時代を感じますが、それもまたいい味が出ていて。この画のポスターとかあるなら買いたいくらいでした。お話もおもしろかったです。満足度85

「ピーターの浜べ」サリー・グリンドレーぶん/マイケル・フォアマンえ/川島亜紗やく

あとがきやら説明やらがなく、舞台がどの国かよくわからないですが、たぶんイギリスで。
タンカーが座礁して、ピーターが大事にしていた浜辺が重油でメチャメチャになったのをお父さんやボランティアの人と水鳥を洗ったりして綺麗にします。綺麗になった後も、石投げをしようと石を掴むと手に黒いヌルヌルがついたりして・・という、もしかして実話?と思えるようなお話。子供が海が好きなので、海に関係する物語をよく借りてます。これは、文明社会は大変なことも起こるけど、でもそれもまた人々が力を合わせて出来る限りの事をして乗り越えましょうね、という教訓話、なのかな意図はよくつかめなかったです。満足度70