D3とD300の発表以来、FXとDXについて議論白熱していますが、ニコンの見解というか、インタビュー記事が出ました。
(デジカメWatch:【インタビュー】FXフォーマットは高感度画質のために ~ニコン 風見一之 開発本部長に聞く)
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/dslr/2007/09/18/7006.html
これを読む限り、私の主張と全く同じことが書かれています。
私が価格.comに投稿したら、HPのないステハン・アンチ・コテハンたたき達の無意味な反論が来ましたが、
ニコンの開発本部長の意見は、100%私と同意見です。
もちろん、私は単なるアマチュアであり、ニコンとは無関係な職業ですが、
ここまで私の意見と同じだったかと思うと、嬉しいの一言に尽きます。
まさかとは思いますが、本部長は私のブログや価格.comをお読みになっているのではないか、と思うくらい同じ意見です。
(またはスタッフが見ているか)
結果的に私への反論の嵐を繰り出した人々はニコンに同じことをしたということでした。
特にポイントとなる部分は以下の通りです。
「特に報道系カメラマンには超高感度が必要です。」
「彼らが求める高感度性能を実現する上で、もっとも適した手段がFXサイズセンサーの採用でした。」
「比較的ISO感度の低い領域であれば、両者の差は無いと言って差し支えないと思います。」
「今後、FXフォーマットだけにしていくわけではありませんし、
FXフォーマットがDXフォーマットより“上”と位置付けているわけでもありません。」
また以下に、本記事の要点を引用させていただきます。
【引用開始<改行位置は皆さんが見やすくなるように私が設定>】
一眼レフカメラをデジタル化して以降、DXフォーマットこそもっともバランスの良いフォーマットと主張してきたニコンだが、
同時に“現時点では”との但し書きを必ず付けてきた。
新たに生まれたFXフォーマットは、今後のニコン製品にどのような変化を与えていくのか。
ニコン映像カンパニーの風見一之 開発本部長に話を聞いた。
■ FXはDXの“上”ではない
──ニコンはこれまで、現在の技術ではDXフォーマットがベストな選択であると繰り返してきました。
言い換えれば、FXフォーマットの発表はその状況が変化したことを示していると言えます。
どのような変化がFXフォーマットを生み出したのでしょう。
“センサーサイズはどのサイズであるか”という議論から生まれたのではなく、
高感度/低ノイズ/高画質への要求に応えようとした結果、(センサー面積の大きな)FXフォーマットになりました。
D3は幅広い仕事への対応を意図しており、想定する仕事には報道・スポーツ関連も含みます。
特に報道系カメラマンには超高感度が必要です。
彼らが求める高感度性能を実現する上で、もっとも適した手段がFXサイズセンサーの採用でした。
──FXフォーマットはレンズの焦点距離と画角の関係がフィルム時代と同じになるメリットもありますが、
そうした要求よりも、高感度撮影性能を上げるためという意味合いが強いということでしょうか?
画角のメリットも当然ありますが、我々としては常にお客様のご要望ありきなので、
特に要望の強かった高感度撮影時の画質を高めるためにFXフォーマットを選択しました。
──それはすなわち、DXフォーマットはFXフォーマットに比べて画質が劣るということなのでしょうか?
画質といってもさまざまな定義があります。
FXフォーマットでは高感度、つまりS/N比をいかに向上させるかにこだわっています。
一方、DXフォーマットでも(高感度を除けば)ニコンクオリティの画質をキープしていますし、
前世代に比べればセンサーもエンジンも改良されています。
比較的ISO感度の低い領域であれば、両者の差は無いと言って差し支えないと思います。
──今後、DXフォーマットとFXフォーマットの関係はどうなるのでしょう?
D3もD300も、いずれもフラッグシップモデルとして開発しました。
D3はFXフォーマットのフラッグシップ、D300はDXフォーマットのフラッグシップです。
DXフォーマット採用機は、FXフォーマット採用機に比べ、取り回しやすさ、サイズ、価格などの点で、
よりバランスの良い製品に仕上げることができます。
今後、FXフォーマットだけにしていくわけではありませんし、
FXフォーマットがDXフォーマットより“上”と位置付けているわけでもありません。
■ D3の画素数は高速/高画質をバランスさせた
──D3は画素数が足りないという意見もあります。
特にDXフォーマットにクロップした場合は、もう少し画素数が欲しいという声もあるのでは。
いえ、現時点で最適な画素数です。
ある意味ユニバーサルなカメラで、D2にあったXとHの両方を、1台のカメラで実現しています。
初めに画素数ありきではなく、高速性を望む声、高画質を望む声の両方に応えた結果がD3の画素数です。
画素数がもっと必要な領域があることは認識していますが、D3に関してはバランスの良い高画質を狙ったもので、
特に高画素であることを重視しているわけではありません。
■ D300はD200の後継ではない
D300
──“一桁”モデルに、FXフォーマットとDXフォーマットの両方を揃えなかったのはなぜでしょう?
D300はD2Xをはじめ、DXフォーマットに投資をしてきたユーザーに納得してもらうための
後継機種としての意味合いもあるという印象を持ちました。
ボディサイズを考えれば、DXフォーマット採用機はバランス的にD200に近くなるため、D300という名称にしています。
加えてD200は継続販売されますから、D200の後継というわけでもありません。
( 本田 雅一 )
2007/09/18 00:02
【引用終了】
(デジカメWatch:【インタビュー】FXフォーマットは高感度画質のために ~ニコン 風見一之 開発本部長に聞く)
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/dslr/2007/09/18/7006.html
これを読む限り、私の主張と全く同じことが書かれています。
私が価格.comに投稿したら、HPのないステハン・アンチ・コテハンたたき達の無意味な反論が来ましたが、
ニコンの開発本部長の意見は、100%私と同意見です。
もちろん、私は単なるアマチュアであり、ニコンとは無関係な職業ですが、
ここまで私の意見と同じだったかと思うと、嬉しいの一言に尽きます。
まさかとは思いますが、本部長は私のブログや価格.comをお読みになっているのではないか、と思うくらい同じ意見です。
(またはスタッフが見ているか)
結果的に私への反論の嵐を繰り出した人々はニコンに同じことをしたということでした。
特にポイントとなる部分は以下の通りです。
「特に報道系カメラマンには超高感度が必要です。」
「彼らが求める高感度性能を実現する上で、もっとも適した手段がFXサイズセンサーの採用でした。」
「比較的ISO感度の低い領域であれば、両者の差は無いと言って差し支えないと思います。」
「今後、FXフォーマットだけにしていくわけではありませんし、
FXフォーマットがDXフォーマットより“上”と位置付けているわけでもありません。」
また以下に、本記事の要点を引用させていただきます。
【引用開始<改行位置は皆さんが見やすくなるように私が設定>】
一眼レフカメラをデジタル化して以降、DXフォーマットこそもっともバランスの良いフォーマットと主張してきたニコンだが、
同時に“現時点では”との但し書きを必ず付けてきた。
新たに生まれたFXフォーマットは、今後のニコン製品にどのような変化を与えていくのか。
ニコン映像カンパニーの風見一之 開発本部長に話を聞いた。
■ FXはDXの“上”ではない
──ニコンはこれまで、現在の技術ではDXフォーマットがベストな選択であると繰り返してきました。
言い換えれば、FXフォーマットの発表はその状況が変化したことを示していると言えます。
どのような変化がFXフォーマットを生み出したのでしょう。
“センサーサイズはどのサイズであるか”という議論から生まれたのではなく、
高感度/低ノイズ/高画質への要求に応えようとした結果、(センサー面積の大きな)FXフォーマットになりました。
D3は幅広い仕事への対応を意図しており、想定する仕事には報道・スポーツ関連も含みます。
特に報道系カメラマンには超高感度が必要です。
彼らが求める高感度性能を実現する上で、もっとも適した手段がFXサイズセンサーの採用でした。
──FXフォーマットはレンズの焦点距離と画角の関係がフィルム時代と同じになるメリットもありますが、
そうした要求よりも、高感度撮影性能を上げるためという意味合いが強いということでしょうか?
画角のメリットも当然ありますが、我々としては常にお客様のご要望ありきなので、
特に要望の強かった高感度撮影時の画質を高めるためにFXフォーマットを選択しました。
──それはすなわち、DXフォーマットはFXフォーマットに比べて画質が劣るということなのでしょうか?
画質といってもさまざまな定義があります。
FXフォーマットでは高感度、つまりS/N比をいかに向上させるかにこだわっています。
一方、DXフォーマットでも(高感度を除けば)ニコンクオリティの画質をキープしていますし、
前世代に比べればセンサーもエンジンも改良されています。
比較的ISO感度の低い領域であれば、両者の差は無いと言って差し支えないと思います。
──今後、DXフォーマットとFXフォーマットの関係はどうなるのでしょう?
D3もD300も、いずれもフラッグシップモデルとして開発しました。
D3はFXフォーマットのフラッグシップ、D300はDXフォーマットのフラッグシップです。
DXフォーマット採用機は、FXフォーマット採用機に比べ、取り回しやすさ、サイズ、価格などの点で、
よりバランスの良い製品に仕上げることができます。
今後、FXフォーマットだけにしていくわけではありませんし、
FXフォーマットがDXフォーマットより“上”と位置付けているわけでもありません。
■ D3の画素数は高速/高画質をバランスさせた
──D3は画素数が足りないという意見もあります。
特にDXフォーマットにクロップした場合は、もう少し画素数が欲しいという声もあるのでは。
いえ、現時点で最適な画素数です。
ある意味ユニバーサルなカメラで、D2にあったXとHの両方を、1台のカメラで実現しています。
初めに画素数ありきではなく、高速性を望む声、高画質を望む声の両方に応えた結果がD3の画素数です。
画素数がもっと必要な領域があることは認識していますが、D3に関してはバランスの良い高画質を狙ったもので、
特に高画素であることを重視しているわけではありません。
■ D300はD200の後継ではない
D300
──“一桁”モデルに、FXフォーマットとDXフォーマットの両方を揃えなかったのはなぜでしょう?
D300はD2Xをはじめ、DXフォーマットに投資をしてきたユーザーに納得してもらうための
後継機種としての意味合いもあるという印象を持ちました。
ボディサイズを考えれば、DXフォーマット採用機はバランス的にD200に近くなるため、D300という名称にしています。
加えてD200は継続販売されますから、D200の後継というわけでもありません。
( 本田 雅一 )
2007/09/18 00:02
【引用終了】