とりビーな毎日

中年おやじの映画鑑賞メインの趣味の記録です

「メランコリック」(ネタバレ注意)

2019-10-10 23:59:00 | 映画
銭湯が夜中は殺人の場所貸しという設定がシュール。
理由は、掃除が楽だから。

主人公は東大卒のニート。
両親の仲が異様によくて、そこから違和感。

日常の中に非日常が紛れ込んでくる加減が絶妙。

銭湯のバイトの同僚が元殺し屋の好青年。
殺人現場の掃除のバイト料が高くて満足してしまうというのもシュール。
バイト料で彼女とレストランに行けてしまうのもファンタジーだ。

今まで腹を括ることのなかった人間が腹を括ったことで、世界を少しだけ変える。
憂鬱の霧を晴らすのは、人との出会いと自らの行動というところが素敵だった。

舞台挨拶で主役の鍋岡を演じた皆川暢二が挨拶。
プロデューサーも務めたとのことだが、思いのほか、好青年。
役作りだったとすると、凄いが、そうでもなかったらしい。
スタッフ、キャストのチームワークのよさが感じられて、いい気分で帰れた。

点数は、8点(10点満点)。

タイトル:メランコリック
製作年:2018年
製作国:日本
配給:アップリンク、神宮前プロデュース、One Goose
監督:田中征爾
主演:皆川暢二
他出演者:磯崎義知、吉田芽吹、羽田真、矢田政伸、浜谷康幸、ステファニー・アリエン、大久保裕太
上映時間:114分



舞台挨拶


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