一眼レフの被写体を探しに、植物園に行って来ました。
温室の中は冬でも暖かです。
そこで貴重なものを見て来ました。
蝶がたくさんいるブースがあって、そこでの光景。
クリスマスツリーがあって、よく見たら、飾りが蝶のサナギで出来てる。
カラフルな豆電球かと思ったら・・・
すごい。
私は蝶は平気なんで、感動して見ていたのですが、蝶がキライというお客さんもいまして、
しきりに
「気持ち悪いですねー。気持ち悪いですねー。」
と言っていましたが、いや、私に同意を求められても・・・
「はぁ・・・(苦笑)」
って微妙な返答しかできませんでしたけど。
私は、気持ち悪いというよりもむしろ、
「綺麗ですね、綺麗ですねー。すごいですねー。感動ですねー。」
と思っていましたけど。
蝶は2週間しか生きられないんだってよ。
この豆電球みたいなサナギから孵化して、暫く羽が乾くまで、サナギの殻にぶら下がって
います。そして、乾いたら・・・
ヒーラ、ヒーラっと羽を動かし・・・
そして・・・、そして・・・飛び立つ。
その姿を見ていたらけっこう感動でした。
そして、空中ダンスに明け暮れ、おいしい花の蜜を吸って・・・、
もしかしたら、というか、たぶん恋愛もすることでしょう。
子孫繁栄の為に。
そして、たった2週間という短い命を全うし、息絶えていく。
中には、その息絶えた亡骸も地面に落ちていましたが、
なんか、見ていたら涙が・・・うるうると。
2週間の人生(蝶生)は、楽しめたかな。
幸せだったかな。
短い命でも、どのように生き、どれだけ愛に満ちて生きたか、
どれだけ精一杯に生きたかが重要。
素敵で綺麗な姿をありがとう。
見ていたら、ちょっと勇気が出て来たよ。
生きる希望もわいて来たよ。
私は、蝶のような素敵な生き方はできない運命のようだけど、
これも人生。
これも私の人生です。
オオゴマダラ

豆知識
この花はトウワタと言います。草全体に毒があるんですけど、この草を食べて育つチョウもあります。オオゴマダラはこのトウワタの仲間のホウライイケマの葉を食べて育つけど、アルカロイドという毒を含んでいて、その毒を体にためて、天敵から食べられるのを防いでいるらしいです。鳥などはオオゴマダラを取って食べることはないそうです。また,オオゴマダラは自分が毒チョウであることを示すために,わざとゆっくり飛ぶともいわれています。

これがそのサナギ。もうすぐ孵化しそう。

孵化直後。羽がまだ丸まっています。これから羽を乾かして飛び立ちます。

電球みたいにみえるのは、全部サナギです。クリスマスツリーになってます。


こんなきれいな蝶が「毒蝶」だなんて。
美しいバラには棘があり、美しき蝶には毒があり、美しき人にも毒がある・・・のかな。
気をつけよう、甘い言葉は毒の罠。
リュウキュウアサギマダラ(孵化直後。上の透明なペットボトルっぽいのは、サナギの殻。)

高山植物 エーデルワイス。 昔、よく歌を歌いましたね。


ヒマラヤの青いケシ


黒百合

・・・て、感動してうるうるしていても、腹は減る。
おいしいもの食べよう。どっちがいい?
天ぷらうどん

ラーメン
