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こころ虹色水色空の彩

~心ニジイロミズイロソラノイロ~

空と水と石と花と夢とヘミシンク。

あなたの町にも月がありますか

2011年12月11日 22時33分16秒 | 
昔々のお話です。
4月から幼稚園に入園するという幼い男の子がいました。

幼稚園にあがると、もうのんびり旅行なんかできないだろうなと、
男の子のお母さんは、入園の少し前の3月下旬、その子を連れて
遠くヨーロッパはドイツに10日ほど旅に行くことにしました。

「ゆうくん(仮名)、いいね。ドイツに行くんだって?」

「飛行機に乗って行くんだよ。いいなあ、飛行機。

ことあるごとにその子に声をかける周りの大人たち。


4歳の男の子にとっては、ドイツなんて、見当もつかないほど遠いところだった
のでしょう。わくわくする大人とはちがって、幼心に不安だったのでしょうか。

ある時、私はそのお母さんが美容院に行く間だけ、その子を預かりました。
夕方、その子を車に乗せて、お母さんを迎えに行く時、空には大きくてきれいな満月が
出ていました。

空気の凍てつく厳寒の2月だった為か、光の量がハンパじゃほどピッカピカに
輝いており、それはそれは美しい月でした。

「あー、ゆうくん、見て見て。お月様、きれいだねぇ。」
私は、何気なく月を指差し、男の子に言いました。

すると、その男の子は、思いつめたように、悲しそうな顔で・・・
「ねぇ、お姉ちゃん。 ドイツにも月ある?」





☆☆☆


これは、昔、私の甥っ子との実際の会話です。お母さんっていうのは
私の妹のことです。

甥っ子は今はもう中学生にもなりますが、あの時の言葉がなんとも忘れられなく、
私は月を見る度に想い出すのです。

昨日の皆既月食を見ながらも思い出しました。

大人にとっても、ドイツなんて遠いところですけど、4歳の子供にとっては
もっともっと想像もつかないほど遠いところだったのでしょうね。

それを、「もうすぐだね、もうすぐだね。」とはしゃぐ海外旅行好きの母親。

子供にとってはべつに行きたいわけでもなく、ただ親が行きたかっただけの
ことで、無理やり?遠いところに連れて行かれてしまうという不安があったの
でしょうネ。

いつもなら、お父さんや、おじいちゃん、おばあちゃん、そして私や
存命だった私の弟なども一緒にわいわい行くところを、今度のドイツ旅行
はお母さんとたった二人だけで行くのだと聞かされていたのですから。

「ドイツにも月ある?」

この言葉が、私に、グサっと刺さったというか・・・

あー、こんなふうに思うんだ、こんな不安なんだ・・・って。
でも、けっこう名言ですよね。詩的ですよね。この言葉って。

「あるよ。」って答えたら、
「ふーん。そっか。あるんだね。」って安心したようにニコっと笑った
笑顔が忘れられません。

その後、無事、ドイツ旅行に出発し、楽しく旅行した後、元気で帰って
来ました。

さて、こちら↓は、その妹が昨夜撮影した皆既月食。
さすが一眼レフは違う。
私も一眼欲しい欲しいと思っておりながら、なかなか手が出ない。
今度こそは欲しいと思った次第。















Lunar eclipse


昨夜の月は
あなたの町にもありましたか?
遠い遠い空の下で

やっぱり
同じ月を見ていたの?

月は何て言っていた?
月にお願いした私の伝言
あなたに届いたかしら




同じ時代に
同じ地上に生まれて来たから
同じ月の光に照らされている

遠い遠い空の下で

あなた
それぞれの夜を過ごす


幾多の偶然が織り成す奇跡
やっとめぐり逢えたのに
なぜまたすれ違う



凍てつく夜空のキャンパスに
サーっと流れた星ひとしずく


千年に一度の神秘的な
魔力を秘めた夜だからこそ

私を乗せて
あなたの元に連れてってと
願いをかけた


今度はあなたと一緒に
見れますように











なーーーーんちゃってーーー
アホか!

ぷぷぷ!
私には似合わんな。
っつうか、字数も合ってないし、
韻もふんでない、
思いつきの、なんちゃってポエムでした。
失礼いったしました~。









今日 W4-1-2(5つの問い)にて鉛筆削りのような回転あり。
その他の知覚なし。2つめの問いあたりで、ZZZZZZ・・・・
寝落ち。