気軽にでっちゃん

誰にでも立ち寄って欲しいので「気軽に」とつけました。でっちゃんと呼んでください。。。

 ●心乱されて

2007-08-05 23:32:43 | weblog
二度と会いたくない人が偶然とはいえ姿を見せる。視界に入って欲しくない。もう関りたくないのに、その人は近くに転職したのでお昼どきに二度ほど見かけた。もしかしたらこちらが気づかずに相手の人は僕を見かけているかもしれない。7月に二回。信号を渡って進む道を、交差する道の右側から僕の進む方向に路を曲がってきた二人組の一人はあきらかにその人だった。雨が降りこちらも傘をさし、その人たちも傘をさしていて少し顔が見え隠れする。足早とまでは行かないけれど自分のペースで少しその人たちよりも先に進んだ。先に気づいたのは僕だと思う。ニアミス状態で、どうやらその人は僕に気がついたような気がする。僕に気づいて欲しいかのように、すぐ後ろで大きめの声でもう一人の人に話す彼女。たぶん気づいたんだと思う。でも僕は何も気づかないそぶりで歩いていった。関りたくない。二週間もたたない雨の日に同僚とランチに行く途中、遠く先に見えたのもその人だった。こちらが行こうとしているお店の手前のお店に入った。別に追いかけたわけでもないし、たまたまだった。会いたくない。ましてや話したくなんか無い。もう関りたくない。会社の仲良しアドバイザーの親族のお通夜があった。車をとばして焼香にうかがった。焼香を終えると少しお食事が用意されていた。そこには会社の同僚が何人か来ていた。ほとんど来ていないと思っていたので少し驚いた。

 それよりも、あの人が、いた。

どうすればいいか、ほんの少しの間に、心が乱される。すぐに僕に気づいたその人は「でっちゃん」と小さな声を発して、少し微笑み"こんにちは"という表情を僕に向けた。僕もその人には少し微笑んだけれど、それだけで空いてる席に座った。他の仲間と30分ほどお喋りしたが、間に二席離れたその人とは一切、何も話さなかったし、僕は彼女のほうにほとんど振り向きもしなかなかった。

書くか、書かまいか、迷ったけれど一応記しておいた。タイトルもなんて書くか迷った。『二度と会いたくない』にしておいたほうがいいかもしれないが、帰りの車の中での胸中をそのままタイトルにした。もう関りたくない。小さなことかもしれないし、また僕がとやかく言えることではないことだけれど、許したくないこともある。そんな人とはもう関りたくない。もう二度と会いたくない。
コメント
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