気軽にでっちゃん

誰にでも立ち寄って欲しいので「気軽に」とつけました。でっちゃんと呼んでください。。。

 ●河合隼雄さん

2007-08-24 00:01:53 | weblog
河合隼雄さんが先日亡くなりました。僕は河合隼雄さんの本をたくさん読んでいるわけではありません。しかし学生時代から名前をよく聞き気になっていました。二年お世話になった皮膚科の先生のカウンセリングで、先生が河合隼雄さんをお手本にしているとのことでした。僕が読んだのは「カウンセリングを考える」という本で4年ほど前に大学の先生に紹介されたことがきっかけでした。

皮膚科の先生と話題にして数ヵ月後、悲しいお知らせを目にしたのでした。皮膚科の先生とも改めて話しました。僕も日経新聞でいくつか記事を読んだことを話しました。とにかく、聞いて聞いて聞く、というのが河合隼雄さんのカウンセリングです。皮膚科の先生が改めて教えてくれ、僕も「先生に話そう、そしてほっとしよう、と思って来ていました」と話しました。河合隼雄さんの宗教とカウンセリングの違いの説明は非常に明快なものがあり、それを日経新聞で宗教研究家の方が寄稿されていました。

河合隼雄さんのことが気になったきっかけはというと、ユング研究の第一人者であるということです。ユングという心理学者の名前の響きに神秘的なものを感じていました。夢判断だったと思いますが初めてつきあったガールフレンドが話題にもちだしたことでフロイトに興味が始まり、この名前には寓話的なイメージを持っていました。ユングはフロイトからさらに現実的なというか、心をより具体的に分析し、学生時代の恩師の先生のクラスでよく話しに出たことで僕の中でも興味が大きくなったものでした。ユングに関しては「人間と象徴」を読みました。河合隼雄さんの翻訳です。ジャマイカ旅行中に読み終えたように思います。内容を理解しているかといえば全く自信は無く、僕にとっては書棚いにおいてあるインテリアとしての意味合いが強いです。

僕にとって、河合隼雄さんを語るということは、お世話になった皮膚科の先生を語ることであり、ユングを語ることであり、そして何よりも大学の先生を語ることになります。
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