気軽にでっちゃん

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●マグレブの国への旅⑫/パレ・ジャメイ(Hotel Palais Jamai)

2005-05-14 02:00:56 | マグレブの国への旅
ところどころ折り曲げられたり、ボールペンで記しがついていたり、紙の色が変色していたり、手垢がついていたり、地球の歩き方モロッコ1999~2000版は、小学校時代いや中学でも、高校のときでも三学期を迎えた教科書のようになっています。フェズという町はモロッコにとってかかせないところです。喧騒のマラケシュに対して、落ち着きのあるフェズ。フェズの旧市街(メディナ)は二つあるのですが、その一つ大きなほうはフェズ・エル・バリ(FEZ EL BALI)と呼ばれています。FIGAROJaponでは"永遠に出られぬラビリンス・巨大迷路"と称されていますが、ほんとに巨大迷路な町です。

どうしても泊まりたかった五つ星ホテル、あこがれのパレ・ジャメイ。モロッコ三大ホテルの一つで19世紀に建てられた建物を1930年代にホテルにしたそうです。小高い丘の上にあるパレ・ジャメイには新市街で一泊したホテルの前からタクシーで到着。晴れた日の正午頃で、意外と静かな感じの入口でした。シティホテルのように多くの人が出入りしているわけでもなく、人影はまばら、予約せずにいきなりフロントに、部屋をお願いしました。今考えると格式高いホテルでしたが、予約も何もせずに来る人は珍しいのではなかったかと思います。受付もやや時間がかかり、係りの人もあまり急いでくれません。一番安い部屋をお願いしたのですが、時間が時間だったのでお掃除の時間でもありすぐに空いている部屋ということで、案内された部屋はメディナが見下ろせる側ではありませんでした。広さはほどほどだけれど、一階の入口が近くにある部屋で情緒のない部屋でした。せっかくきたんだから安い部屋ではなくいい部屋にとまろうと、フロントに電話してみました。一階から上がってきてくれた人に次に紹介された部屋にも満足せず、その次に案内された部屋でようやくOKしました。宿泊代はどんどん上がっていきSingleでは一番高い部屋となりました。これは最初から想定されていた手続きなのだろうかとも思いました。でもここからならメディナの夜景が見れると、すごく夕暮れが待ち遠しく感じました。

数日前に、アメリカのクリントン大統領の奥さん、ヒラリーさんが訪問してたとホテルの人が言っていました。FIGAROJaponに紹介されているパレ・ジャメイの部屋の写真はほんとすくきれいです。サルトルの恋人ボーボワールも愛したそうです。木の天井、壁はきなりの白で木の素材がポイントとなっている窓の上側のカーテンをかける部分、ダブルベッドの頭側のデザイン、部屋の明かりは上品でこぶりな電球。ベッドにしかれたシーツカバーは茶系でエトロっぽいデザインで、シックな薄緑の小さ目の枕が三つ並べられている。床に敷かれたカーペットとのコントラスト、絨毯の色合いは落ち着いた高級骨董品的な雰囲気がかもし出されていました。
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