墨映画(BOKUEIGA)

映画を墨彩画とコメントで紹介する。
映画好き・絵好き・書道好きなどなど。好きなこと寄せ集めのブログ。

カールじいさんの空飛ぶ家

2010-01-23 14:08:28 | 映画(か行)
「約束の滝へ…」
大切な人との約束を果たす。
それがじいさんをスーパーじいさんにする。

【STORY】(シネマ・トゥデイ様より引用させていただきました。)
『モンスターズ・インク』のピート・ドクターと『ファインディング・ニモ』の脚本家ボブ・ピーターソンが共同で監督を務める3Dアニメ。冒険家への夢をあきらめ切れずにいる78歳の老人に、驚きの出来事が巻き起こる冒険ロード・ムービー。カールじいさんの声を『アパッチ砦・ブロンクス』のエドワード・アズナーが、カールの相棒となる少年ラッセルの声を新人のジョーダン・ナガイが担当する。ピクサー初となる3Dデジタルでの作品に期待が高まる。
いつか世界を旅して回りたいと思っていたカールも、今や78歳。最愛の妻は亡くなってしまい、夢をかなえるには年を取り過ぎている。しかし、何と数千の風船を家に結びつけ、空高く飛び立つことに成功。カールは8歳の少年ラッセルとともに冒険の旅へと出発する。

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カールじいさんの空飛ぶ家 - goo 映画


さあ。楽しみにしていたピクサーの最新作品。
私の期待の方が高かった感じ。
しかし、相変わらずピクサーらしさは健在で、とても楽しんで見ることが出来た。

これまで、ピクサーはおもちゃの世界や、モンスターの世界。魚の世界。車の世界など。
人間でないものの世界を描いてきた。
今回は人間。
あまりにもじいさんが元気すぎる。すごい体力と能力なのだ。
妻との約束を果たすために、伝説の滝へ旅立つ。
その想いが人に信じられないパワーを与えるのだろうか。
カールじいさんと奥さんが、子供の頃からあこがれた冒険家のじいさんも登場。
カールじいさんが78歳とするなら100歳位と想像がつく。
この人もまた、すごい!

夢は、人に絶大なる力を与えるのだなー。

前半に描かれている奥さんとの出会い、人生を共に過ぎし亡くなるまでの様子。
ほとんどセリフなしで描きあげてある。
回想感が伝わるからか非常にすばらしかった。
涙なしでは観られない。

伝説の滝に住む伝説の鳥もかわいかったなー。

強い思いは、人を変えるし、思いを遂げるのに年齢は関係ない。
そんなことを、強く感じさせてくれる。
人間の可能性を非常に感じるし、あきらめない前向きな心を持ちつづけることの大切さを痛感させてくれるすばらしい作品だと思う。


先日、上司から「自己分析」の書類を書くように言われた。
最初の項目が、「私は○○である。」を20項目くらい書いた。
次の項目が、将来どうありたいかのイメージを書くもの。
「絵が上手いから、絵でもいいぞ」
と言われたので、その通りに。
禿げ上がった私と、しわしわになった妻。二人ともニコニコ顔。
そんな絵にした。
いつまでも一緒に笑っていられたら。
それがどんなに素適なことか。

先立たれるのは辛かったろう。
二人の夢が、一人ぼっちになったじいさんを支えた。

とにもかくにも、歳は関係ないよ!の映画に出会ってしまった。
だから映画好きはやめられない。



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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (mig)
2010-01-23 21:33:59
こんばんは☆
たくさんコメントありがとうございました!
今後も宜しくお願いしますね★

GG賞とりましたけど、アカデミー賞でもとるでしょうね、
やっぱりピクサー作品、いいものが多いです。
「モンスターズインク」が一番好きです。
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ピクサーは期待を裏切らないのですが... (erabu)
2010-01-24 21:40:36
de-noryさん、こんばんわ。

>私の期待の方が高かった感じ。
私も同じような感じがありました。
最新作になるほど、僅かなギャップを感じるようになっています。
それほど期待するレベルが高いという裏返しなのですが、贅沢な悩みです。
他のアニメで凄い作品が登場してきているのも背景にあると思います。
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コメントありがとうございました (かのん)
2010-01-24 23:43:19
de-noryさん、はじめまして。コメントありがとうございました。墨絵本当に素敵です。また遊びにきますね。

カールじいさん、私も観ました。総じて、元気をもらった映画でした。
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migさんへ (de-nory)
2010-01-26 07:11:36
migさん。こんにちは。
コメントありがとう。

ピクサー作品はいつもいいですね。
私は、Mrインクレディブルが大好きですね。
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erabuさんへ (de-nory)
2010-01-26 07:36:36
erabuさん。こんにちは。

大きな期待を背負ってのピクサーの新作。
大変でしょうね。
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かのんさんへ (de-nory)
2010-01-26 07:46:13
かのんさん。こんにちは。

皆さん少し、奥歯に物が挟まった感のコメントですね。
期待まで届いてない感じですか?

墨画を観ていただきましてありがとう。
こんなことして、楽しんでます。
また寄って下さいね。
私もお邪魔します。
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こんばんわ (mori2)
2010-03-01 23:57:31
トラコメありがとうございました。
冒頭の回想シーンだけで、お腹いっぱいになっちゃいました。
ですので、あとの話が少々(こっちが本題なのに)…。

短編アニメでも良かったですね(^^;。
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mori2さんへ (de-nory)
2010-03-02 12:39:39
mori2さん。コメントありがとう。

冒頭のあのシーンは本当によかった。
そこがよかったから結構満足してますね。
私って単純ですから。
泣いたかどうか、それだけで大きく影響するんですよね。

ハイ、短編アニメもよかったです。
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おじゃまします (ピロEK)
2010-05-04 23:18:07
おじゃまします。毎度の事ですが反応が遅くて申し訳ありません
映画系ブロガーさんの御意見や、私のブログに頂いたコメントを読むと「冒頭の回想シーンで泣いて、あとはまぁ普通」ってな意見が多いです。あの冒頭で感動させる事が出来てるってことは、それだけでも優秀作って事なのでしょうが、ピクサーの場合それだけでは満足してもらえないという。製作者としては辛いんだか嬉しいんだか…って感じなんですかねぇ。

>とにもかくにも、歳は関係ないよ!の映画に出会ってしまった。

私は40歳になるまで年より結構若く見られてたりもして、未だ若さの齎す恩恵(実はソレもあんまり受けてはいないんだけど)を忘れられないとんだ煩悩野郎ではありますが、真剣に有意義な老後の構築ってのを考えないといけない時期でもあります。年齢的に。
どう年取ったら良いのか、どういう老い方はダメなのか…この映画も知らないうちに指針のひとつになっているのかも知れません。

では、また来させていただきます。今後とも宜しくお願いいたします。
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ピロEKさんへ (de-nory)
2010-05-05 15:38:39
ピロEKさん。
こんにちは。いつもありがとう。

年のとり方に、いいも悪いも無いのでしょうが、「こんなじじいになりたい。」なんてことは映画を始めいろいろな事で思ったりするものです。
そんな、ひとつの年のとり方を感じさせてくれる作品だと思いますね。
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