ブログ版 清見糺の短歌鑑賞
鎌倉なぎさの会 鹿取 未放
203 孤独派なぞ気取っていたのが大誤算老いてだんだんにんげんが好き
「かりん」01年9月号
馬場あき子への遠い挨拶歌かもしれない。作者がかりんに入会して間もない頃、「あんたは人間が好きかい?」と馬場に聞かれたそうだ。黙っていると「私は好きだよ」と馬場が言った。その時のことを思いだして、遅まきながら返歌をしたのだろう。いろいろあって人間嫌いだったけれど、私も最近だんだん人間が好きになってきましたよ、と。「なぞ」は、軽視しながら一つの例として示す副助詞。
鎌倉なぎさの会 鹿取 未放
203 孤独派なぞ気取っていたのが大誤算老いてだんだんにんげんが好き
「かりん」01年9月号
馬場あき子への遠い挨拶歌かもしれない。作者がかりんに入会して間もない頃、「あんたは人間が好きかい?」と馬場に聞かれたそうだ。黙っていると「私は好きだよ」と馬場が言った。その時のことを思いだして、遅まきながら返歌をしたのだろう。いろいろあって人間嫌いだったけれど、私も最近だんだん人間が好きになってきましたよ、と。「なぞ」は、軽視しながら一つの例として示す副助詞。
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