Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

10月10日(月)たまには丹波の山へ。白髪岳と松尾山、飽きさせないプチ縦走

2011年11月12日 | 山登りの記録
10月の貴重な3連休は、諸般の事情で最終日の10日のみ、山に登れた。
ちょっと普段とは違う方面にしようと、丹波の白髪岳にした。
前回はちょうど10年前、2001年に登っている。

マイカーを走らせ、舞鶴道の三田西ICで下りる。一旦、JR古市駅をめざし、
そのまま住山集落へ。おだやかな山村のV字分岐に民間駐車場がある。
ここは有料駐車場だ。白髪岳、松尾山を1周する際は、ここに駐車するといい。
15人ほどの熟年パーティが先着していた。



ちょうど熟れ頃の大きなクリが実る丹波名産の栗畑を抜け、あずまやと大きな看板の
ある、実質上の登山口に着く。ここまで車も入れる。
休んでいた熟年パーティーをここで抜く。


微妙に危険な場所もある。



ものすごい急坂となる。途中で息を弾ませて立ち止まっていた若者3人組を抜き去り、
無休憩、一気登りして尾根に抜けた。



尾根に飛び出すとベンチがあり、眺めが広がる。風が通り抜けて気持ちいい。



稜線はやせた岩稜帯。なかばクライミング気味の登攀あり、トラバースありで
愉快きわまりない。10年前の記憶は殆ど消えており、新鮮だ。



有頂天のまま白髪岳の山頂に到着。さすがは丹波富士の異名をとる地元の名山。
絶景なり。

これからしばらくは、フィックスロープが張られた直線的な急坂を下る。
もう少し、ジグザグにするなど工夫して道をつけたら良かったものを。
とにかく、ここは面倒だ。

ようやく落ち着いてくると、周囲はツバキ林になり、薄暗い中をトラバースする。



松尾山のピークは、城跡だ。平らにならされた山頂部、周辺の段々地形が
それを物語る。戦国時代に、当地を治めていた酒井党が、明智光秀の丹波攻めに
備え築城し、奮戦むなしく敗れたという。
説明板は錆びており、更新が待たれる。



山頂を少し下れば、千年杉が見事な幹周り、枝ぶりで迎えてくれる。



さらに少し先、メインの登山道を20mほど逸れたら、丹波の盆地が一望できる
仙ノ岩に着く。
うわー、いい眺め。景色を楽しみながら、ゆっくり昼食をとる。
のんびりした贅沢な時間が流れていく。



さらに下れば、20以上あるという卵塔群(墓)の広場に出る。
明智に負けた酒井氏治も、ここに眠っているという。



左へ回り込むように植林の山道をたどると、高仙寺本堂跡に着く。
背の高いお地蔵さん、朽ち果てた祠、そして草の茂る本堂跡。
明智の攻撃で、この寺も消失したそうだが、最盛期は26坊を擁する大規模な寺であった。



いくつか寺の遺構を通り、流れの少ない不動滝を経て、どんどん下山していく。
そのうち茶畑の林道となり、もとのV字路の駐車場に着いた。
ほどほどの運動量と、目まぐるしく変わる飽きさせない風景を体験できたのとで、
かなり満足度の高い山行となった。



帰りは、こんだ薬師温泉「ぬくもりの湯」に寄り道。
なかなか繁盛していて、名前の通り“込んだ”。
近くに黄桜酒造の工場があるので、ここには同酒造による地ビールや
黒豆発泡酒が置いてあった。ともちゃんに言うと即座に買い込んでいた。
風呂上りには素朴な味の壜入りサイダーが非常にうまかった。
売店では旬の栗が売っていて、ともちゃんは、これにも飛びついていた。

母親が好きそうな黒豆のお菓子が売っていたので、幾つか買って、
帰りに実家に立ち寄った。突然の帰省であったが、お菓子を置いてきて
うまし寿司にありつけた。海老で鯛を釣るとはこのことか。

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