今月の山岳部の例会は、大峰・稲村ヶ岳。総勢13名だ。
割に、脚力の揃った顔合わせとなった。
ごろごろ水の駐車場にクルマを1台デポ。残りは清浄大橋に駐車し、
レンゲ辻を目指す。朝早いうちは、なんとなく靄がかかったような感じだったが、
徐々に空気が澄んできた。
トチの大木が目立つ沢筋をひたすら登る。目線を下に落とすと、
ヤマアジサイがちょうど見ごろだ。
一時、思い思いに複数つけられたテープが紛らわしかったこの道も、
今は最も安定した軌跡に収束し、紛らわしい枝沢には迷い込まないよう、
トラロープでガイドしてある。
もちろん、世界遺産認定と相前後して設置された木道で、幽邃さは半減したが、
遭難の危険性は格段に減ったのでは。
今回、先頭を歩行してくれたT橋クンが、終始、余裕のある速度を保ってくれ、
一同、雑談しながら楽しく登れた。昨年夏、大ケガをした彼は、ずいぶん苦労したに
違いないが、男として、一回り大きくなったようだ。
最後の急登は、日当たりがいい疎林。女人結界のレンゲ辻に出る。
ここからしばらくは、キモチのいいトラバース気味の登りだ。
稲村小屋に着く。何十年ぶりだろうと、ベテランのI野さんは感慨深そうだ。
勢いをかって、そのまま山頂へ。かつてK島師匠に教えてもらった、
大日山を見通せる小岩峰に、正規の登山道を外れて寄り道する。
F山さんは、以前、単独で来たときにどうしてもこのルートが分からず
残念だったそうだが、念願かない、満足げ。
山頂でランチ。クロモジ尾根を上がってきたベテランパーティが追いついてきた。
少し前までトゲ植物のものすごいブッシュだったクロモジ尾根も、かなり
落ち着いてきたようで、たいした苦労もなく来れたという。これは貴重な情報だ。
「ネットで、トゲがすごいと書いてあったのに、そうでもなかった。」
ひょっとして、そのページはMr.Dashが書いたものかも!?
元気者ふみちゃんが、ベテランパーティの一人と顔を合わせ、「あっ」と声をあげる。
ものすごい偶然だが、インドアクライミングジムで、よく顔を合わせた人らしい。
まあ世界は狭いというか。
帰りに大日山に寄る。今回唯一、ちょっぴりスリルがある箇所だ。
キレットを吹き上がる冷風の気持ちいいこと。山頂から、稲村ヶ岳本峰のピークを
覗き見て、もういっぺん感動する。
帰路は、法力峠経由のルートにする。途中、涸れ沢にかかっていたとおぼしき桟橋が
見事に10m以上下に吹き飛ばされていたのには驚いた。自然の猛威と、人為の弱さ。
きれいな雑木林を見ながら上機嫌で下山していたら、右手にピンク色の
にょろにょろしたのを大量に見つけた。
一瞬、シャクジョウソウかと思ったが、待てよ、あれは黄色いはず。
しかも、これは確かに花びらが左右に開いて咲いている。
ショウキランだ!
他のメンバーは、気づかずにひたすら下山していくので呼び止める。
記録を紐解くと、12年前に、やはりここ稲村ヶ岳で、ほんの少し咲いていたのを
見ている。それも偶然、7月13日。歴史は繰り返す。
(http://www.geocities.co.jp/Outdoors/2579/F-shoukiran.html)
それにしても、こんな大群落を見たのは初めてだ。
帰宅してネット検索したら、山口県などでは絶滅危惧種に指定されているほど、
珍しいものだそうだ。
脚の強いメンバー揃いだったので、15:30頃には母子堂に着いた。
洞川温泉センターでキレイなカラダに戻る。やはり、余裕ある時間に着ける
しっかりした脚力は、登山の基本中の基本だなと思った。
割に、脚力の揃った顔合わせとなった。
ごろごろ水の駐車場にクルマを1台デポ。残りは清浄大橋に駐車し、
レンゲ辻を目指す。朝早いうちは、なんとなく靄がかかったような感じだったが、
徐々に空気が澄んできた。
トチの大木が目立つ沢筋をひたすら登る。目線を下に落とすと、
ヤマアジサイがちょうど見ごろだ。
一時、思い思いに複数つけられたテープが紛らわしかったこの道も、
今は最も安定した軌跡に収束し、紛らわしい枝沢には迷い込まないよう、
トラロープでガイドしてある。
もちろん、世界遺産認定と相前後して設置された木道で、幽邃さは半減したが、
遭難の危険性は格段に減ったのでは。
今回、先頭を歩行してくれたT橋クンが、終始、余裕のある速度を保ってくれ、
一同、雑談しながら楽しく登れた。昨年夏、大ケガをした彼は、ずいぶん苦労したに
違いないが、男として、一回り大きくなったようだ。
最後の急登は、日当たりがいい疎林。女人結界のレンゲ辻に出る。
ここからしばらくは、キモチのいいトラバース気味の登りだ。
稲村小屋に着く。何十年ぶりだろうと、ベテランのI野さんは感慨深そうだ。
勢いをかって、そのまま山頂へ。かつてK島師匠に教えてもらった、
大日山を見通せる小岩峰に、正規の登山道を外れて寄り道する。
F山さんは、以前、単独で来たときにどうしてもこのルートが分からず
残念だったそうだが、念願かない、満足げ。
山頂でランチ。クロモジ尾根を上がってきたベテランパーティが追いついてきた。
少し前までトゲ植物のものすごいブッシュだったクロモジ尾根も、かなり
落ち着いてきたようで、たいした苦労もなく来れたという。これは貴重な情報だ。
「ネットで、トゲがすごいと書いてあったのに、そうでもなかった。」
ひょっとして、そのページはMr.Dashが書いたものかも!?
元気者ふみちゃんが、ベテランパーティの一人と顔を合わせ、「あっ」と声をあげる。
ものすごい偶然だが、インドアクライミングジムで、よく顔を合わせた人らしい。
まあ世界は狭いというか。
帰りに大日山に寄る。今回唯一、ちょっぴりスリルがある箇所だ。
キレットを吹き上がる冷風の気持ちいいこと。山頂から、稲村ヶ岳本峰のピークを
覗き見て、もういっぺん感動する。
帰路は、法力峠経由のルートにする。途中、涸れ沢にかかっていたとおぼしき桟橋が
見事に10m以上下に吹き飛ばされていたのには驚いた。自然の猛威と、人為の弱さ。
きれいな雑木林を見ながら上機嫌で下山していたら、右手にピンク色の
にょろにょろしたのを大量に見つけた。
一瞬、シャクジョウソウかと思ったが、待てよ、あれは黄色いはず。
しかも、これは確かに花びらが左右に開いて咲いている。
ショウキランだ!
他のメンバーは、気づかずにひたすら下山していくので呼び止める。
記録を紐解くと、12年前に、やはりここ稲村ヶ岳で、ほんの少し咲いていたのを
見ている。それも偶然、7月13日。歴史は繰り返す。
(http://www.geocities.co.jp/Outdoors/2579/F-shoukiran.html)
それにしても、こんな大群落を見たのは初めてだ。
帰宅してネット検索したら、山口県などでは絶滅危惧種に指定されているほど、
珍しいものだそうだ。
脚の強いメンバー揃いだったので、15:30頃には母子堂に着いた。
洞川温泉センターでキレイなカラダに戻る。やはり、余裕ある時間に着ける
しっかりした脚力は、登山の基本中の基本だなと思った。