■メイン写真
断崖絶壁の御前山(730m)
■今回のコース
富士急行禾生駅→愛宕神社→天狗岩→九鬼山→札金峠→馬立山→御前山→神楽山
→JR猿橋駅
今回は、上京してきたともちゃんと二人で山梨県は都留市の「都留市二十一秀峰」に
選定されている九鬼山から北へ延びる尾根を馬立山、御前山、神楽山へと縦走した。
残念ながら雲が多く肝心の富士山は見えなかったが、雑木林の美しい素晴らしい
ルートだった。加えて御前山は断崖絶壁の岩場になっている好展望の山頂で、
あまりの居心地の良さに滞在時間を忘れるくらいだった。
JR中央本線大月駅から、富士急行に乗り換え禾生(かせい)駅で下車。
電車から降りると大音量のサイレンが長時間鳴り響き驚いたが、ちょうど防災訓練の
タイミングだったようだ。空襲警報かと思ったで(笑)。
国道139号線を北東へ。前方に鉄道線の高架橋が見えるが、これはリニアモーターカーの
実験線だ。大部分がトンネルの中だが、この区間が最も長く外に出ている。
珍しいものを見ることができた。
川には風情のあるアーチ形のレンガ造りの橋がかかっている。
明治40年に建設された駒橋発電所の落合水路橋で、登録有形文化財に登録されているという。
この水路橋をくぐると道標がある。杉山新道と、愛宕神社コースの2通りが選べるが、
今日は後者をとる。
愛宕神社から先は、植林の山道となる。
足元を見ると、ヤマジノホトトギスが可憐に咲いている。
また、大きなキノコが多く、種類も豊富だった。これはタマゴタケ。
池ノ山への分岐を経て、さらに標高を上げていく。メインルートを右に100mほど
外れたところに展望が開けた天狗岩がある。
じつは、この天狗岩に寄りたくて愛宕神社コースをとったのだ。満足、満足。
最後の急坂も丁寧に九十九折に道が切ってあるので、さほど苦労を感じずに一気に
九鬼山(970m)に着く。
残念ながら富士山は見えず、薄いガスで白い景色が広がるのみ。
朝が早かったので、まだ10:30だが、ここでおにぎりを1ついただく。
次に北東への尾根をとるが、朝日小沢への分岐は支尾根を直進しないように。
我々は間違えなかったが、他のハイカーの話だと迷う人もいるようだ。
正解は左のトラバース道をぐんぐん下るルート。方向は逆だし、下り坂だし、
確かに、地図がなければ絶対に不安になる。
単独行のおっちゃんと抜きつ抜かれつだったが、会話するうちに「そういえば関西弁
ですね」となり、この人の出身地が奈良の生駒だと判明。我々の自宅と隣の市であった。
紺場保場は、稜線が小広い草原上になり、西側の眺めが得られる。
気持ちのいい雑木林の尾根になった。快調に歩を進める。すがすがしい。
馬立山(またてやま・797m)は樹林に囲まれた地味な山頂。
山頂を辞してほどなく、高級オーブンレンジ大の落石を見事にキャッチした木を発見。
登山道はこの直下を横切る。
次のピークは、沢井沢の頭。ここも地味なたたずまい。
菊花山への分岐を見送りしばらく進むと北側の眺めが開ける。
大月の岩殿山のスラブが見事に捉えられる。
大きな岩の南側を巻いて、急坂をエイヤと登れば、眼前に絶景が広がる。
ここが御前山のピークだ。西側がスパッと切れ落ちた岩場になっている。
かなりの角度らしく、こわごわ覗いても下が見えない。高さ30~40mはあるだろう。
東側の小沢川沿いの集落が、まるでジオラマのように見えた。
午前中はガスがかかり、景色を楽しめなかったが、ここにきて青空が広がり始めた。
暖かい岩場は、なんともいえないおだやかな居心地で、時の経つのを忘れさせる。
30分近く「ぼーっ」としてから下山にかかる。
どんどん下るが、途中、本日最後のピーク、神楽山に寄る。
三角点があるものの、茂みに囲まれ、雑然とした平凡なピーク。
あとは北へ北へと下るのみ。とはいえ赤土の滑りやすい斜面があったり、
舗装道に出る直前は猛烈なブッシュがあり、ちょっと快適ではなかった。
最後に扇山(右)と百蔵山(左)が見渡せてハッピー。
一気に猿橋駅へ。ビールを買える店がないのが玉にキズ。
帰路、乗り換えの高尾駅でキンキンに冷えた缶ビールをようやく買え、舌鼓。
幸い、終点まで座れたので睡眠もたっぷり補うことができた。
断崖絶壁の御前山(730m)
■今回のコース
富士急行禾生駅→愛宕神社→天狗岩→九鬼山→札金峠→馬立山→御前山→神楽山
→JR猿橋駅
今回は、上京してきたともちゃんと二人で山梨県は都留市の「都留市二十一秀峰」に
選定されている九鬼山から北へ延びる尾根を馬立山、御前山、神楽山へと縦走した。
残念ながら雲が多く肝心の富士山は見えなかったが、雑木林の美しい素晴らしい
ルートだった。加えて御前山は断崖絶壁の岩場になっている好展望の山頂で、
あまりの居心地の良さに滞在時間を忘れるくらいだった。
JR中央本線大月駅から、富士急行に乗り換え禾生(かせい)駅で下車。
電車から降りると大音量のサイレンが長時間鳴り響き驚いたが、ちょうど防災訓練の
タイミングだったようだ。空襲警報かと思ったで(笑)。
国道139号線を北東へ。前方に鉄道線の高架橋が見えるが、これはリニアモーターカーの
実験線だ。大部分がトンネルの中だが、この区間が最も長く外に出ている。
珍しいものを見ることができた。
川には風情のあるアーチ形のレンガ造りの橋がかかっている。
明治40年に建設された駒橋発電所の落合水路橋で、登録有形文化財に登録されているという。
この水路橋をくぐると道標がある。杉山新道と、愛宕神社コースの2通りが選べるが、
今日は後者をとる。
愛宕神社から先は、植林の山道となる。
足元を見ると、ヤマジノホトトギスが可憐に咲いている。
また、大きなキノコが多く、種類も豊富だった。これはタマゴタケ。
池ノ山への分岐を経て、さらに標高を上げていく。メインルートを右に100mほど
外れたところに展望が開けた天狗岩がある。
じつは、この天狗岩に寄りたくて愛宕神社コースをとったのだ。満足、満足。
最後の急坂も丁寧に九十九折に道が切ってあるので、さほど苦労を感じずに一気に
九鬼山(970m)に着く。
残念ながら富士山は見えず、薄いガスで白い景色が広がるのみ。
朝が早かったので、まだ10:30だが、ここでおにぎりを1ついただく。
次に北東への尾根をとるが、朝日小沢への分岐は支尾根を直進しないように。
我々は間違えなかったが、他のハイカーの話だと迷う人もいるようだ。
正解は左のトラバース道をぐんぐん下るルート。方向は逆だし、下り坂だし、
確かに、地図がなければ絶対に不安になる。
単独行のおっちゃんと抜きつ抜かれつだったが、会話するうちに「そういえば関西弁
ですね」となり、この人の出身地が奈良の生駒だと判明。我々の自宅と隣の市であった。
紺場保場は、稜線が小広い草原上になり、西側の眺めが得られる。
気持ちのいい雑木林の尾根になった。快調に歩を進める。すがすがしい。
馬立山(またてやま・797m)は樹林に囲まれた地味な山頂。
山頂を辞してほどなく、高級オーブンレンジ大の落石を見事にキャッチした木を発見。
登山道はこの直下を横切る。
次のピークは、沢井沢の頭。ここも地味なたたずまい。
菊花山への分岐を見送りしばらく進むと北側の眺めが開ける。
大月の岩殿山のスラブが見事に捉えられる。
大きな岩の南側を巻いて、急坂をエイヤと登れば、眼前に絶景が広がる。
ここが御前山のピークだ。西側がスパッと切れ落ちた岩場になっている。
かなりの角度らしく、こわごわ覗いても下が見えない。高さ30~40mはあるだろう。
東側の小沢川沿いの集落が、まるでジオラマのように見えた。
午前中はガスがかかり、景色を楽しめなかったが、ここにきて青空が広がり始めた。
暖かい岩場は、なんともいえないおだやかな居心地で、時の経つのを忘れさせる。
30分近く「ぼーっ」としてから下山にかかる。
どんどん下るが、途中、本日最後のピーク、神楽山に寄る。
三角点があるものの、茂みに囲まれ、雑然とした平凡なピーク。
あとは北へ北へと下るのみ。とはいえ赤土の滑りやすい斜面があったり、
舗装道に出る直前は猛烈なブッシュがあり、ちょっと快適ではなかった。
最後に扇山(右)と百蔵山(左)が見渡せてハッピー。
一気に猿橋駅へ。ビールを買える店がないのが玉にキズ。
帰路、乗り換えの高尾駅でキンキンに冷えた缶ビールをようやく買え、舌鼓。
幸い、終点まで座れたので睡眠もたっぷり補うことができた。