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これってやはり化石? 私のライフスタイル!

ひともすなるブログなるものを、われもしてみむとてするなり

トトさん手術成功する … いきは よいよい  帰りは○○○

2013-01-10 | とっても日常
7日午後 トトは折れた左腕に金属を入れて固定する手術をした

手術前は いたって気分良好で 『 パパの意識がもどったら すぐに空港へ行って 最終便にトライしなさい 』 と そんなことばかり言っていた

そして 自分で点滴スタンドを押しながら オペ室へ

私だって 『 単純に折れた骨を合わせて 金属で固定するだけだものね。 折れた部分を大きく切開するわけでは ないし。 予定より早く終わるかなぁ 』 と 軽く考えていた

整形外科医も とても簡単な手術だと 説明していたし なーんにも心配していなかった


全身麻酔と人工呼吸の準備が終わったら 手術の様子を見れるモニターのある部屋にご案内します と言われ 一人 大きな多目的ホールで待つことに

予定より15分以上遅く 手術が始まりましたと モニターのある部屋に連れて行かれた

手術の様子を見学するのは 二回目

一回目は45年前の 妹の盲腸の手術

オペの風景だけが わかり 細かいところはもちろん見えなかった

ところが 今回は目を細めたくなるほど モニター画面にリアルに映し出されている

とても正視し続ける気にはならず 持ち込んだ本を読んだり モニター画面を薄目で見たりを繰り返す

手術の方法は まず肩の筋肉を5センチほど切開し そこから金属を肘関節近くまで入れて 途中ボルトで三箇所固定する と 聞いていた

私がモニターを見始めたときは 既に肩が切開されて ガーゼで血を拭き上がら 中をこじ開けるようなことをしていた

イメージとしては ちょっと大きくなって歯神経まで達したような虫歯を いじっている感じである

大きなフォークのようなもので 切開部分を開いたり ほじったり 

 ( 気の弱いかたは 気分が悪くなるので クリックは しないで )

これは 手術が終わったあとの痛みがキツそうだなぁと 見ていて トトがほんとにかわいそうになる

パイプのようなものを切開部分に差込み その中に金属の棒を入れていく

強引に押し込んでいくのが モニターを通してもわかってくる

次は 腕にまあるい穴をあける

血を拭いたあと 指を中に入れて 骨を探しているようにも見える

まるで 物体をいじっている感じである

ボルトが入っていった

そして 肩から縫合が始まる

筋肉を縫合して 次に皮膚を縫合する

そして ボルトを入れるためにあけた穴の縫合になる

ボルトは三箇所打ち込むとの 説明があったが 一つ目の縫合が終わったら スタッフが来て モニタールーム退出となった

それから30分ほどして 担当の先生から オペ後の説明があった

レントゲンを見ながら 説明を聞く

やはり肩から肘近くまで 金属棒が入り 肩下を大きなボルトで固定 折れた下の方は 小さめのボルトが二箇所で止めてある

『 めったにないことですが 折れた骨の近くには神経があって それを挟み込んで継いでしまうと 手先や指に神経障害が起きるので その点だけが要注意です 』 と術前の説明があったが その心配もなく 『 オペは成功し トトは意識がもどったので もう少ししたら対面です 』 と言われ ホッとする


ストレッチャーでオペ室を出てきたトトさんは 顔が青ざめて 恐怖の顔していた

すぐに病室に入れられたが 私は 外で待っていてくださいと言われる

そこから すごいうめき声が始まった

痛いと大声を出しているのではない うぅーっ あぁーっ と 大声で呻くのである

各病室から 患者さんや見舞い客が 顔を次々に出してくる 

何事が起きたのだろうと 聞いた方が恐怖を覚えるような声なのだから



なのに 病室から 大声で ママ ママと 私を呼ぶ声で 看護婦さんに部屋に入れられた

大きな目を剥きながら 『 大丈夫だから 帰んなさい 』 と 言うではないか

私は予定を変更し 一晩病院で付き添うことにしたとだけ 説明し 再び廊下に出た


相変わらず大声のうめき声は 続き 担当医が来て 痛み止めの指示をしてくれた

そして 私に  『 腕のオペには 脊髄麻酔は効果がないので 使っていません。 だから全身麻酔から覚めた途端に 筋肉を切った痛みや 骨折した時の痛みが蘇って痛いのです 』 と説明があった


トトの呻き声は 麻酔が効いてくるまで 1時間以上続いた

そのあとは ウトウト そして 時間切れで 呻き出すということを朝まで 二回繰り返した

付き添いは要らないと言っていた割には 一晩中 色々と不機嫌そうに私に オーダーをかけるトトさんだった

そして 私としては理不尽とも思える(ちょっと大げさ?)トトのオーダーに 一言も逆らわずに応える 良き妻を演じてしまった


病院で一晩過ごし 8日夕方には神奈川に戻ってこられた

手術と手術後の話をプーさんにすると 

『わかる わかる パパってそんな感じだよねぇ 』 と よく 理解してくれた

しかし

『ママだって そんな感じだったよ。 暑いから 靴下脱がせて っていうから 脱がせると 5分後には 寒いから 履かせてよ とか 色々あったよ 』 と 言われてしまった


さて 一週間後には退院して 戻ってきて こちらの病院でリハビリが 始まる

肩のリハビリは 三週間後だという

またまた 痛くて 怒りっぽくなったり 不機嫌になったりするんでしょうねぇ と 無事に手術が終わると次の心配をしてしまう私である









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