上関情勢緊迫

　中国電力の上関原子力発電所の建設をめぐって、現地では緊迫した状況になっている。メディアではまったく報道されていないようで、私もTwitterで知った。建設予定地の田ノ浦に大型台船など埋め立て工事用の船舶が進入しようとするのを、現地の漁民の漁船や支援者のカヤックで実力阻止している。危険な状況だ。

　私も山口県の海のそばで育った。瀬戸内の海の美しさはよくわかる。そこを埋め立てて原子力発電所を建設するとは、悲しすぎる。完全に時代を逆行している。地元の人がこれだけ反対しているのに、強行する必要があるのか？
　すでに電力需要が下がっていく時代の中で、中国電力は原子力発電所を持つことで、経営的に不利な状況を自らつくりだしてしまう。中国電力の経営陣はまともな判断力があるのだろうか？

　私もかけつけたいところだが、私が行っても何も貢献できないだろう。私にできることは、こうしてブログでみなさんに情報を伝えることと、祈ることしかできない。みなで祈ろうではないか。工事がはじまりませんように。中国電力が冷静な考察のもとに原子力発電所の計画を撤回しますように。いつまでも生命にあふれる美しい海に人々が暮らしていけますように。

　ぜひ祝島島民の会ブログをご覧ください。