我心中尚未崩壞的地方 ～ 五月天 ～

＜我心中尚未崩壞的地方 ＞

見知らぬ場所で目覚める　カメラはピストルやナイフに変わり　ヒソヒソ話が真相になった　
ギターは肩に別れを告げ　詩人は辺境を守ることを諦めた　俺たちは巨大な音楽界に生きている

ラッキーな子供は天堂まで登りつめ　その成果の代償に全て味わえる
普通の子供は変われるのか？　ゲームのルールを覚えながら成長する

激しい順位争い　賞取り合戦　それはリズミカルに俺を困惑させる
人の心は市場に変わり　市場は戦場に変わる　戦場にはどのくらいの理想が埋もれているのだろうか？

理想を思い返している　薄っぺらな希望　鉄のロープを渡る俺の強い意志
偉大さと偽装　埃あるいは煌き　それは一線の隔たりか？それとも希望のきざしなのか？

孤独の夜明け　俺はいつも一人で歌っている　黙々とこのメロディーが俺の心とシンフォニーを奏でる
たとえある日　俺と歌ってくれる人がいなくなっても　少なくとも俺の心にはまだ崩れていない場所がある

歌手は売り上げを追い求め　記者は急所を突く　誰と比べて誰が善良かなんてものはない
女王でも王でも　兵隊でも将軍でも　曲が終わってしまえば物寂しい

虹を期待して窓を開ける　窓の外は灼熱の閃光があるだけ　虹というのはただの光
心を透明にすれば　希望という光を屈折できる

孤独の夜明け　俺はいつも一人で歌っている　黙々とこのメロディーが俺の心とシンフォニーを奏でる
たとえある日　俺と歌ってくれる人がいなくなっても　少なくとも俺の心にはまだ崩れていない場所がある

本当は俺たちはまるでそっくりなんだ　名も無き訳の分からない渇望で溢れそうになっている
一生に一度光輝くのを待っている　ひどい傷を負っても悲しみたくない
傷跡は勲章になって　俺の心臓に突き刺さり　永遠に忘れない

孤独の夜明け　俺はいつも一人で歌っている　黙々とこのメロディーが俺の心とシンフォニーを奏でる
少なくとも俺は心の中で　自分自身に拍手を送る　

孤独の夜明け　俺はいつも一人で歌っている　黙々とこのメロディーが俺の心とシンフォニーを奏でる
たとえある日　俺と歌ってくれる人がいなくなっても　俺の心に中にはまだ崩れていない場所がある

子供の様に　まだ腐りきっていない心の在りか　また歌う　また歌う　また歌う・・・