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Dream Zakka 阿信×不二良

2008年06月22日 00時48分20秒 | 五月天使給我力量
だいぶ前に買った雑誌「Dream Zakka 4号」に2人へのインタビューが掲載されたので、意訳ですが載せます。

編:「デザイン」は、お二人にとって、お仕事や生活と密接な関係がありますが、いつ頃からデザインをするようになったのですか?

良:僕は子供の頃から、美術の勉強をしていまして、学校を卒業後は、もちろんデザインの仕事に就きました。僕にとって、デザインは、そういう事も関連して、とても自然な事だったんです。何か特別な接点というのは分からないですね。

信:僕は設計を学びましたが、でも僕の場合、正式にデザインと深く関わるようになったのは、不二良によりますね。彼のデザインの経歴は完璧で、僕が自由奔放な考えを、きちんと分析して、試してくれます。
時々、思わぬ効果が出たりして、デザインはそういった変化に富んでいる所が面白いですね。


編:毎日の生活の中で、どんな物にデザインが必要ですか?

良:僕は、こんなものいらない、使いたくないと思うものにデザイン性が必要だと思います。デザイン性があると、それを使う人の気持ちを変える事が出来て、使いたくなります。例を挙げるなら、トイレ用のタワシ、みなさん好きではないですよね。もし、家のトイレ用タワシにデザイン性があれば、使う機会もきっと増えるでしょう。
普段、良く使うものに至っては、デザイン性がある方がもちろん良いです。でも、やり過ぎはダメです。テレビのような、たとえ中身が空っぽだったとしても、僕は愛してやまないです。

信:僕も、そう思う。デザイン性のある生活用品は人にそれぞれ違う影響を与える事ができます。


編:おふたりが、最近好きなデザインスタイルやデザイナーについて聞かせて下さい。

信:最近よく見るのは、建築関係のものですね。以前台湾にいらっしゃった、建築の巨匠安藤忠雄氏のものとか。とても素晴らしい建築家です。

良:僕は村上隆氏が大好きです。以前彼の本を読んでとても驚きました。自分が思っていた彼と実際とでは、大きな差がありました。
皆さんは、彼はルイヴィトンを始め世界中の有名ブランドとコラボレートをして、順調にデザインをしてきたと思われるでしょう。でも実際、彼のデザイナー人生はとても苦労をしました。
彼は、まじめに金銭の力が必要だと語っています。それは、人が興味を持つ作品を作り出したいと思うなら、もちろん投資が必要だと。だから、まずお金が必要なのです。
彼は、以前ニューヨークでとても困窮した生活を送っていました。
最後に至っては、気持ちがぐちゃぐちゃに絡まったままデザインをしていました。華やかな経歴の裏には、そんな過程もあり、本当に感動しました。


編:Stay Realについて紹介していただけますか?

信:これは、ぼくと不良二が作った洋服のブランドで、「Stay Real」とは、Stereoを漢字の音に当てはめたものです。今の所、Tシャツを主にデザインしています。

良:自分でTシャツをデザインしようと思ったのは、阿信が歌う時に着るTシャツがあればと話していたからです。それだったら、自分で作った方が良いと思いました。これが、始まりですね。
初めて作ったTシャツはコンサートで試しに売ってみました。もともとこういったものは、あまり売れないと思っていました!それは、特に五月天グッズと強調しなかったからです。
結果は、思いもよらず完売。その後も、いくつかデザインしましたが、反応も良かったので、会社として独立して、Stay Realの商品の開発をはじめました。


編:Stay Realは、現在Tシャツなどのデザインのみですが、近いうちに他の商品の開発もありますか?

信:暫くはありません(笑)!以前、不良二とネックレスタイプのMP3をデザインしました。僕らは、労力を尽くしました。1週間に少なくとも3回は会議を開いて、それに僕の仕事が終わるのが夜遅いので、不良二には、それに合わせてもらっていました。
ほんと、たいへんだったな。

良:僕達は、デザインについては熟知しています。でも、もし関係する商品の結果が、我慢できる範囲を超えていたら、更に研究、討論する時間が必要です。
チェーンの部分の収納の仕方だけでも、かなり研究をしました。

信:その通り!特に、僕達のデザインとMP3の本体を合わせた時、思いもよらぬ問題が発生しました。それぞれ、チェーンの部分の数が変わるんです。自分達が考えていた様にする為に、かなりの時間をかけました。


編:普段、新しい商品または、アイディアが浮かぶと、どのように仕事を分担されるのですか?

信:細かく分けてはいません。でも、僕は仕事の関係で、執行面であまり関わる事ができません。だから、不二良がとても大切で、僕は出来るだけアイディアをメモして彼に渡します。多くは、特に深く考えず、純粋に一瞬の閃きです。
でも、不二良の手にかかると、すごい発想でそれがモノになる。彼の創造力はとても素晴らしい!
僕ら2人は、デザインのバンドと言えます。グループ形式でするのがとても好きなんです。

良:ほんと、決まった分担はありません。お互いを信用してるし、頼りにしています。
僕は毎日の生活と仕事はすべてデザインをすることです。だから、僕は阿信より少し時間があるので、創造力を完成して試すことができるのです。
でも、阿信の考え方や意見は、僕のデザインの助けにになります。彼との討論の後、更に良い切り口が見つかるんです。それは、とても貴重です。
僕達にとって、親友であることが、僕らの創造に役立っています。デザインをする人は、割と主観的です。そういう関係の友達は、リラックスして本当の気持ちを話してくれた時、それを受け入れられるばかりではなく、ストレートに言っても、理解しあえます。
時に、僕がデザインして良いと思った物でも、阿信全く違う事を言う可能性がある。
僕は、矢も盾もたまらなくなって、造ってみたくなります。それは、僕もそれがどんな効果を生み出すか、興味があるからです(笑)


編:もし、ロック歌手またはデザイナーになっていなかったら、何をやりたかったですか?

信:もし、歌手じゃなかったら、燒臘店のコック。燒臘が焼けるととても綺麗でしょ?
成就感がある(笑)


編:美味しくなかったら?って心配じゃありませんか?

信:そんなことありませんよ!焼け具合が良ければ、絶対に美味しいよ!

良:もし、デザイナーになっていなかったら、ディズニーランドでミッキーマウスの中の人になりたいですね。毎日、人に笑顔を与えて、自分も嬉しいし、こんな仕事は本当に素晴らしいですよね!





コメント (2)
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