医療介護CBニュース 1月25日(金)11時43分配信
インフルエンザの患者がさらに急増している。国立感染症研究所感染症情報センターによると、14-20日の週に全国約5000か所の定点医療機関を受診した患者数は1施設当たり22.58人で、前週の12.07人の2倍近くに増えた。この値を基に推計した全医療機関の受診者数は約140万人で、今シーズン初めて100万人を超えた。
推計患者数を年齢別に見ると、5-9歳が14.3%で最も多く、以下は30歳代が13.6%、0-4歳、10-14歳、20歳代、40歳代が各11.4%などと続いた。小児科を受診する14歳以下が占める割合は、前週の27.5%から37.1%に増加。小児にも感染が広がっている。
定点当たり報告数を都道府県別に見ると、福島の38.63人が最多で、次いで茨城(36.18人)、群馬(35.66人)、長崎(34.50人)、千葉(34.17人)などの順。2週連続して全都道府県で前週から増えた。
流行の主流はA香港型で、全国的な流行が始まった昨年12月中旬以降に検出されたインフルエンザウイルスのうち、90%以上を占めている。