台風6号の名残りの強風の中、昨日の午後はそれでも岩国方面へ走りに行ってきました。大抵この時期は行きが向かい風、帰りが追い風なんですが、きょうは真逆。そしていつもより強めに吹いてました。行きなんかほとんど漕がなくてもいいんじゃないかってくらいの追い風で、かなりのハイペースで30キロ地点の大竹到着。そこから岩国へ抜ける途中、後輪付近から異音が・・・。
「しゃっ・しゃっ・しゃっ・・・」
あ、ひょっとしてパンク?もう後輪かなりすり減ってたしなあ。でも音はすぐに止んだので、これはブレーキとリムの間に葉っぱか何かが一時的に挟まったのではないかと結論付けました。このときも同じような音がするのです。ところが走り続けてるとやっぱり小さいのですが「しゃっ・しゃっ」という音はしてる。岩国に入ったところで降りてチェックすると、あ~、穴空いてるじゃん。一時的に止まってたのは中に入れてたパンク防止剤が効いていたからだったようです。が、完全に穴をふさぐに至っていなかったみたい。穴は2か所もありました。ま、ぼちぼち貼り替えんといけんとは思っておりましたのでよいのですが暑い中タイヤ交換かい・・・。
和木の駅前に日陰を見つけ、そこで作業開始。僕が愛用しているのはこのブログのタイトルの由来になってる「チューブラータイヤ」というタイプでして、ホイールに両面テープ(接着剤を使う人も)でタイヤを貼り付けちゃうという仕組み。とても軽いのと乗り心地がいいという利点がありますが、スペアタイヤがかさばる、修理が効かない(効かないことはないのですがフツウしません)といったデメリットがあり、最近ではマニアックな存在になっているようです。
で、後輪を外し。べりべりとホイールからタイヤを引っぺがし、用意していた両面テープを貼ってその上からスペアタイヤを乗せ、エアを入れる。
非常用のエアポンプ。大先生が使っているのは掌に隠れちゃう超ミニサイズの「エアボーン」というタイプ。これね、ちっこいくせにしっかり入るんですよー。で、タイヤにエアをある程度張って、一旦ポンプを外すと、
「しゅ~」
入れたエアが全部出ちゃう。何度やってもダメ。通常は一旦入れた空気は抜くための操作をしない限りタイヤから抜けることはないのですが、こりゃ困ったな。ひょっとするとスペアタイヤ(TUFO JET PRO)のバルブに問題があるのかもしれない、と考え、工具でバルブのコアを抜くと・・・
なんじゃこりゃ?なんか金属のパーツがふたつも出てきました。写真の下側のがバルブコアなんですが、その上の長い金属棒はなんじゃろ??見たこともない。
とにかくパンクしたタイヤからコアを抜き取ってそれを新品のTUFOにねじ込んでみるとこんどはポンプを外してもエアが抜けることはありませんでした。コア自体に問題があったようです。
やれやれ、おかげでえらく手間食ってしまった。もう時間がないから帰りましょう。というわけで本日の走行距離、わずか70キロでした。それに帰りは「殺す気かっ」てくらい大型トラックが多くて大変でした。
それにしてもどなたか、このパーツについて御存じの方いらっしゃいませんか??