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多摩の神社準備室

偽神道家「掃部助」と申します。
旧武蔵国多摩郡の神社を紹介していきます。
一日一社紹介予定!

奥多摩町「小留浦山祇神社」

2012年09月15日 | 神社
小留浦山祇神社 

鎮座地 氷川1275

祭神 大山祇命(おおやまつみのみこと)

旧格式 ?  

別当寺 慈眼寺

例大祭 8月第4日曜

解説 
天文元年(1532)慈眼寺霊隠によって創建された。

「氷川村地誌」には桜の巨木の記載があるが今は失われている。

例大祭では獅子舞が奉納される。
奥多摩地方の獅子舞は当社から興ったとされ、
秘巻「日本獅子舞来由書」は当社を元本としている。

境内は鬱蒼とした杉林に囲まれていたが、近年伐採され照葉樹の植林が行われた。

奥多摩町「小丹波熊野神社」

2012年09月14日 | 神社
小丹波熊野神社 

鎮座地 小丹波宮ノ下473

祭神 伊邪那美命 (いざなみのみこと)
    速玉之男命 (はやたまのおのみこと)
    事解男命(ことわけのおのみこと)

旧格式 村社  

別当寺 神職丹生氏持ち

例大祭 4月29日

解説 
小丹波村の鎮守。

伝説によると、仁寿3年(853)高山村大六天の峰にある柏の大樹に夜な夜な光るものがあった。
ある村人の夢によって熊野三山の神であることが分かり、
そのお告げによって柏の木より三面の鏡をもち帰りそれまで丹生明神といっていた当社に祀ったという。

なお別の説では、現青梅市御嶽の中野熊野神社のご分霊を遷した、
あるいは同地区の大神から遷したともいう。

神職は代々丹生氏が務め和泉守などの受領名を名乗った。

摂社に産立石という自然石をご神体とする塩釜神社があり、
安産に霊験あらたかという。

また、写真の門は舞台も兼ねた構造となっており、東京都の文化財に指定されている。

奥多摩町「愛宕神社」

2012年09月13日 | 神社
小丹波愛宕神社 

鎮座地 小丹波281?

祭神 火産霊神(ほのかぐつちのみこと)

解説 
小丹波地区の人々によって祀られた祠。

ご神体は勝軍地蔵石像。

奥多摩町「貴船神社」

2012年09月12日 | 神社
貴船神社 

鎮座地 留浦618

祭神 高?神(たかおかみのかみ)

旧格式 村社  

別当寺 酒井対馬持ち

例大祭 2月15日

解説 
留浦村の鎮守。

本殿には本地仏、不動明王像と脇侍として二童子像がある。

奥多摩町「春日神社」

2012年09月11日 | 神社
春日神社 

鎮座地 棚沢6

祭神 天児屋根命(あめのこやねのみこと)

解説 
古里附地区に人々によって祀られた祠。

青梅線と青梅街道の設置により境内の大半が失われたが、
ご神木として犬楠の大樹がある。
樹高13.5メートル、幹周り9メートル東京都指定天然記念物。


春日神社の御神木イヌグス



「古里附のイヌグス」と言われる大樹。

奥多摩町「神庭神社」

2012年09月10日 | 神社
神庭神社 

鎮座地 海沢803?

祭神 麓山祇尊

旧格式 無格社  

別当寺 ?

例大祭 8月第一土曜

解説 
大山祇神社とも言われる。

例大祭では神楽舞が奉納される。

また写真にも見えるご神木の銀杏は目通り幹周り5メートルの大樹で町指定天然記念物。

奥多摩町「神塚神社」

2012年09月09日 | 神社
神塚神社 

鎮座地 川井175

祭神 塩土翁命(しおつおうのみこと)

解説 
もと神塚大権現といわれ、かつては塚があったらしいが、
青梅線建設によって破壊されたと思われる。

「金宅本宮大如神」と記された寛永11年(1634)の板札を伝える。

奥多摩町「一石山神社」

2012年09月08日 | 神社
一石山神社 

鎮座地 日原1513

祭神 天照皇大神 (あまてらすおおみかみ)
    稜威尾走命 (いずのおばしりのみこと)

旧格式 村社  

別当寺 大宝寺

例大祭 8月24日

解説 
かつて一石山御窟といわれた日原鍾乳洞をご神体とする神社。

伝説によると、文武天皇4年(700)役行者によって創建。
大同4年(809)に弘法大師が、天安元年(857)には慈覚大師が再建している。

天正18年(1590)兵火により社殿を焼失、
慶長17年(1612)出羽羽黒山より48本の梵天と3個の獅子頭を渡して再建された。

江戸時代には一石山権現といわれ、
江戸の東叡山寛永寺の支配下に置かれ、
別当寺として大宝寺が管理していた。

また神職として原島右京・淡路の両家が奉仕していた。

例大祭では獅子舞が奉納される。

昭和60年(1985)倉沢山神社を合祀した。

奥多摩町「稲村神社」

2012年09月07日 | 神社
稲村神社 

鎮座地 日原

祭神 倉稲魂命(うかのみたまのみこと)

解説 
巨大な岩盤「稲村岩」の山頂に鎮座する。

稲荷の小祠だが通称稲村神社といわれる。

奥多摩町「飯綱神社」

2012年09月06日 | 神社
飯綱神社 

鎮座地 川井

祭神 三狐神(みけつかみ)

解説 
丹縄地区の人々によって祀られた祠。

元文5年(1740)の棟札が伝わり、それには「出奈大権現」と記されている。

奥多摩町「日向山祇神社」

2012年09月05日 | 神社
日向山祇神社 

鎮座地 氷川68?

祭神 大山祇命(おおやまつみのみこと)

例大祭 4月中旬の日曜

解説 
日向初縄田地区の人々によって祀られた祠。

詳細不明。

奥多摩町「氷川愛宕神社」

2012年09月03日 | 神社
氷川愛宕神社 

鎮座地 氷川795

祭神 火産霊神 (ほのかぐつちのみこと)
    塩土翁命 (しおつおうのみこと)
    手名槌神 (てなつちのかみ)
    足名槌神 (あしなつちのかみ)

旧格式 無格社?  

別当寺 登計・長畑両村持ち

例大祭 7月下旬の日曜

解説 
愛宕山山頂に鎮座する。

明治41年(1908)登計の阿羅波婆岐神社と長畑の白髭神社が合祀され現在の祭神となった。

境内に戦没者を慰霊する五重塔がある。

愛宕神は火除けの神様だが、
伝説によると、当地に火事がある時はその前兆として愛宕山の上に火柱が上がり、
その倒れた方に火事が起こるという。


またこういう伝説もある。
長畑村のある後家の家の柱を金色の蛇が登っていくのが見られた。

何の事かと村人たちが愛宕神社に伺いをたててみると、
社殿の中で男女の心中死体が見つかった。

神様が不浄を嫌い、村人に知らせたのであろうという。

奥多摩町「山祇神社」

2012年09月02日 | 神社
山祇神社 

鎮座地 日原878?

祭神 大山祇命 (おおやまつみのみこと)

解説 
日原西奥への入口に鎮座する小祠。

一石山権現の入口に位置し、覆殿内には立岩権現の御旅所に当たる酒迎森神社がある。

立岩権現は11月1日に秩父夜祭に出かけ2月15日に帰るという。

お帰りになる神様を酒盛りで迎えるのでその社名がついたという。

奥多摩町「日原水神社」

2012年09月01日 | 神社
水神社 

鎮座地 日原820

祭神 水波能売神 (みずはのめのかみ)
    鳴雷神

解説 
かつて「御井神」といわれ日原地区の共同井戸の守護神であった。

この井戸は関東大震災以来水量が減ってしまって、
現在は水道水としては使用されていない。