MOCKING MONKEY BOOTH

野に咲かず、山に咲かず、愛する人の庭に咲く。

さくらんぼマラソン~後編~

2008-06-13 | スポーツ
21.1キロ。
なんとかゴールし、完走証をもらう。

休憩場所に戻ると10キロコースにエントリーしたケンくん、チバさん、それからアスリートクラブで先にゴールした人たちが待っていた。

みんな笑っていた。

この走った後にあーでもねーこーでもねーと喋るのがいいのかもしれない。

アスリートクラブの面々はタバコを吸ってビールを飲んでいた。
なんだそりゃ。
普通のおっさん達だ。


ケンくんは調子悪いながらも41分、チバさんは57分というどちらも脅威のタイムで10キロを走り抜いたようだ。

ボロボロの体で着替えをして売店でガリガリくんを買う。うんめえ。

参加賞のおにぎりを食う。ワカメとしそ。しそは食えないからユウキへあげる。
超うまい。

この駐屯地には大きな売店があって、いろんな軍グッズや生活用品、お土産など
様々売っている。またその辺には自衛隊の車がとめてあるから車好きのジャーマネユウキは多少の暇つぶしにはなったかもしれない。



こんなテンションだ。



実は我々3人、ジャージがお揃いである。
別に揃えて買ったわけじゃないし、この日も相談して着て来たわけじゃない。

つーか同じなことを知ってたら買わないし(笑)


たまたま買った時期が同じで、当時このジャージは中田英寿モデルだった。
みんなミーハーだったんだな。

こんな偶然なかなかないから記念に撮った写真が冒頭画像だ。

我々は昼ごはんを食べるべく、会場の駐屯地を後にした。


しかし足がボロボロだ。


さくらんぼマラソン~前編~

2008-06-13 | スポーツ
先週の日曜日、さくらんぼマラソンに2回目の参加。

東北最大規模というだけあって人がすごい。人・人・人。
ゲストは瀬古利彦と千葉真子。

この度地元アスリートクラブのボスが勝手に全員をハーフマラソンでエントリーするという暴挙に出た。

ありえない。練習しないで走れるわけがない。


でも10キロとか走っているし何気にどーにかなるんじゃねーかと思う気持ちもちょっとはあった。

前日、最後の悪あがきにUNDERARMERのランニングパンツを購入した。
走りの友ipodも万全にした。

今回は同じ会社からケン君とチバさんも参加。

この度もイケメンジャーマネYUUKI君が付き合ってくれた。
大変ありがたいことだ。


42.195キロの半分って21.1キロ。
オレの今までの最高は16キロ。しかも後半歩きながら。
そこから先の5キロは未知の世界だ。

出発の9時が近づき、アスリートクラブの皆とスタート地点へ向かう。

もうあきらめるしかない。
ゆっくり走ればなんとかなるだろう。

スタート20秒前。同級生のヨウとアツシと握手を交わし、ついに号砲。

道路はほぼ平坦。さくらんぼの木が立ち並び、住宅も多いために
コース中の殆どの場面で住民の方々が応援してくれている。
小さい子供もいれば、中学校前を通過するからたくさんの中学生もいる。
さくらんぼ農家の人や、お年寄りの仲間みたいな人、だるそうなボランティア
の若者たち。最初はそういうのを眺めながら走ることができた。


5キロを過ぎた辺りでハプニング発生。

なんとipodの充電が切れた。なんということだ。万全にしたはずなのに・・。

音楽に頼りたいのは後半のめげそうな時だったのに。

しかたない。
ここまでのタイムは25分ちょい。ラップは約5分。予定より少しオーバーペースだ。

8キロあたりでだいぶ疲れてきた。今回のコースは給水が多くて助かる。

歩いてしまうときつくなるのがわかっているからまだ歩かない。


10キロ。だいぶペースが落ちてきたのが自分でもわかる。
タイムは57分。それでもラップで6分を切ってる。
これだったらイケるんじゃねーかと思った。

このハーフマラソンは15キロ地点を1時間50分で通過する必要がある。
15キロ地点のオレのタイムは1時間27分。
まだ6分切ってる。

しかし殆ど歩いているのとかわらないスピードだ。

ただ体が限界に近づいている感じがすごくする。


足が痙攣してきた。
つった状態。
波打つオレの太ももとふくらはぎ。

「ガンバレ、ここからがハーフマラソンだ!」みたいな看板が出てきた。
ホントにそうだ。まさに未知の領域だ。

気持ちでは走りたいのだが、足が上がらない。

脱水症状で汗が出てこない。

給水で水分をとると全身が生き返る感覚。

脱水症状というものを体感した。


残り3キロ。とりあえず歩く。

沿道の応援がうざくなってきた。
途中小さい子がさくらんぼをくれた。ありがたい。

走り出しては痙攣し、歩いて水分補給という繰り返しで、なんとかゴール。
目標の2時間には遠く及ばず2時間30分。

痙攣さえなければ2時間くらいでゴールできたんじゃないかというちょっと悔しい
気持ちと無事ゴールした喜び。

今までみたいに肺機能がきついのではなく、完全に足の筋力不足。
つまりは練習不足だ。
これまでもバスケとかで試合の後半にちょっとふくらはぎがつったことは
何度かあるが、すぐ復活できた。
今回みたいに両足がボコボコにされたのは初めて。
足がダメで走れなくなるなんて、ちょっとショックであり、もう若くはないことを
実感。

ハーフをなめてた。
トレーニングしないとダメだって事だ。

ゴールではジャーマネのユウキがカメラを持って待っていてくれた。
死にそうな俺をさわやかな笑顔で激写。(冒頭画像)

長い2時間半が終わった。


つづく。