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半谷範一の「オレは大したことない奴」日記

B級自動車ライターのカオスな日常

L96A1ライフルのバットプレート、実は 〇 〇 〇 〇 製でした!。

2021-08-09 18:48:23 | ライフル射撃、ライフル銃
イギリスのアキュラシー・インターナショナル社 (AI) で開発/生産されたスナイパー・ライフル、L96A1のバットプレートは、あるメーカーの射撃競技用ライフルから流用された物でした。そのメーカーとは・・・・・・






・・・・・・ドイツのワルサー社!。エア・ライフルのLGRシリーズと、スモール・ボア・ライフルのUITシリーズで使用されていたパーツをそのまま流用していたんですよ。私達の学生の頃はLGR/UITの全盛期だったので、初めてL96A1を見た瞬間に、 “ あっ、これはもしかしたら・・・・・・ ” と思いました (笑) 。 




社長であった故マルコム・クーパー選手が長年ワルサーの競技用ライフルを使っていたこともあり、クーパー・マッチ・シリーズ登場以前のAI製競技用ライフルは、ワルサーのスモール・ボア・ライフルであるUITマッチ及びGX-1のデザインと大変良く似ています。この画像でいうと、上の二挺ですね。でもただ単に似ているというだけじゃなくて、ストックはワルサー社がOEMで生産を請け負っていたそうです。





話を戻しますが、L96A1ライフルではバットプレートだけじゃなくて、フロントサイトもある意外な銃からの流用になっています。その意外な銃とは・・・・・・


・・・・・・いずれこのブログにて。

(つづく)
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L96A1の本とアキュラシー・インターナショナルの純正スコープ・マウントのお話。

2021-05-26 18:57:21 | ライフル射撃、ライフル銃


先日のことですが、ちょっと用事があって久々に長瀞射撃場まで行ってきました。






学生時代からのライフル射撃仲間と会うことが出来たので、お願いして取り寄せてもらったこの本を受け取ってきました。先日、2000部の限定で発売された STEVE HOUGHTON 著、 『 THE GREEN MEANIE L96A1 』 です。アキュラシー・インターナショナルの設計者である DAVW WALLS が前書きを書いていることからも分かる通り、記述は非常に正確で、開発時の貴重な資料なども満載の素晴らしい内容です。



何故か日本ではPM系のL96A1とその後のAW系のモデルが混同されてしまっている様ですが、この本をお読み頂ければ、本当のL96A1がどのような銃だったのか?良くお分かり頂けると思いますよ。


今回はもう一つ、コレも譲ってもらいました。前から欲しかったアキュラシー・インターナショナル純正のリング径34mmのスコープ・マウント。 Sportsmatch社がOEMで生産している製品です。元々ターゲット・ライフル用として誕生したアキュラシー・インターナショナルのアクションは、マウントの取り付け部分がマイクロサイトが取り付けられる11mm のダブテイルなので、大口径ライフルの射撃に耐えられるマウントとなると、かなり限られてしまうのです。




今まで所有していた2個の純正のスコープマウントはリング径が1インチ用と30mm用だったので、こんな感じの旧いタイプのターゲット・スコープと組み合わせて使っていたのですが、これでスコープの選択肢もかなり広がってくれそうです。




最後にオマケ。これは昨年イギリスから個人輸入したアキュラシー・インターナショナルの初期型純正スコープ・マウントです。シュミット&ベンダーの L13A1 スコープと組み合わせてPMやL96A1にも使われていたタイプなので、リング径は26mmとなっています。この頃はまだ Sportsmatch社ではなく、アキュラシー・インターナショナルのアクションと同じく Pylon Industries社がOEMで製作していたとのこと。



スコープ・マウント等の輸入に関しては 令和元年5月7日より規制が緩和 され、経済産業省の承認が不要になったのですが・・・・・・なんと輸出側のイギリスの税関から 「コレは軍用兵器に該当するので正式な輸出許可を取得するように」 といわれてしまいました!。その後、競技用である証拠の資料や、私の銃砲所持許可証、使用する銃の写真、AI社のカタログ等々、沢山の書類を提出した結果、何とか輸出許可を取得できたものの、手元に届くまで3ヶ月も掛かってしまいました(笑)。
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ライフル銃の技能講習に行ってきました。

2021-05-09 18:08:38 | ライフル射撃、ライフル銃
今年はライフル銃の技能講習の有効期限が切れる年なので、千葉県射撃場まで講習を受けに行ってきました。長年の相棒だったアンシュッツのSBを手放してしまったので、初めて大口径ライフルでの受講です。ハンターの皆さんと一緒にライフルを撃つのは初めての経験だったので色々と面食らうこともありましたが、北海道でクマに遭遇したときの話等々、自分の全然知らなかった面白い話を色々聞くことが出来て、講習終了後もしばし時間を忘れて立ち話をしてしまいました。



今回は一応プローン用の装備一式を持っていったものの、皆さん最初から委託で撃つということだったので、私もそれに合わせることにしました。やはり新しい講習用の標的は黒点が大き過ぎて競技用ライフルのフロントサイトで狙うのが困難なので、もし私のようにSBを手放して初めて大口径の競技用ライフルで受講されるという方がいらっしゃいましたら、50mにセッティングしたスコープを用意しておくことをお薦めします。


■本日のオマケ
最近、千葉県射撃場方面に出掛けるときは、 “ うぐいすライン ” を通るコースで行くようになりました。



少し遠回りになるけれど、その方がずっと楽しいですからね。
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アキュラシー・インターナショナルのライフル、スコープを50mに調整した理由は?

2021-04-20 17:24:52 | ライフル射撃、ライフル銃
千葉県射撃場までライフルを撃ちに行きました。




今回使用したのはコチラ、50m射撃場の方。今年は技能講習の年なのですが、長年の相棒だったアンシュッツのSBを手放しちゃったのでセンター・ファイアで受けなければならず、サイトを50mに調整することが必要になってしまったのです。




今までずっと普通に裸眼(リングのフロントサイト+ピープのリアサイト)で受けてきたんですけど、大口径の新しい講習用標的は大き過ぎて競技用のリングサイトでは狙い難いということだったので、スコープ使って受講することにしました。最初はこのアキュラシー・インターナショナルのスタンダード(6mmBR)と、リューポルドの40Xターゲット・スコープという組み合わせで撃つ計画だったものの・・・・・・



・・・・・・やっぱり50mで使うには倍率高過ぎだし、極細のクロスヘアーのレティクルじゃ黒点の中央を狙う撃ち方には向かないなぁ。試しに持っていった写真のメタリック・シルエット競技用12✕スコープも、ファインクロス+ドットのレティクルなんであまり使いやすくありません。


しかし、時間が余ったら撃つ予定だったAIのフリー(308Win.)に、前回トレイルボスの減装弾のテストで使ったミルドットのスコープが載せっ放しになっていたので、試しにそれを覗いてみたら・・・・・・おおっ、こっちの方がずっと狙いやすいね。タスコの安物だけど、50mでの技能講習ならこんなので十分でしょう。スコープを載せ替えるのも色々と面倒臭いんで、このままこっちの銃を50mに調整して受けちゃうことに計画変更しました。




50m/5発でこんな感じ。308Win.の弾はちょっとだけしか持って行かなかったので、今回はここまでで終了。本番のために、レティクルを調整してセンターに合わせておくことにします。



まぁ今年は間に合わないけど、次回のために技能講習対策用のスコープでも用意しておこうかな?。
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アキュラシー・インターナショナルのライフル、ボルトストップを修理しました。

2021-03-30 19:02:23 | ライフル射撃、ライフル銃
ちょっと前の話なんですけど、千葉県射撃場でアキュラシー・インターナショナル (AI) のターゲット・ライフル、6mmBRのクーパー・マッチを撃っていたとき、排莢しようとしてボルトを引いたら、そのまま後にすっぽ抜けました!。一瞬何が起こったのか理解できなかったものの、よくよく銃を見たら・・・・・・



・・・・・・ゲゲゲッ、ボルトストップがっ、無いでござるよっ!!。


薄暗い射撃場の床を必死に探し回った結果、何とか部品は発見出来たけれど、ご覧のように穴の部分が欠損していました。オーマイガー!!!。困ったなぁ~。恐らくAXやAT等と共通部品なのでしょうが、現在のAIは軍/警察向けのスナイパー・ライフルの商売がメインで、既に生産終了しているターゲット・ライフルに関する対応は非常に悪く、部品を注文してもいつ届くか分かりません。そこで、何とかこの部品を修理できないか?色々なお店に相談したのですが・・・・・・



・・・・・・素材が鋳物なのでどこからも良い返事を頂くことが出来ませんでした。もちろん部品を新規に製作するなら修理は可能であるものの、残念ながらオリジナルと同じ形状を再現するのは困難との回答ばかり。ショボ~ン。


しかし、 “ 捨てる神あれば拾う神あり ” とはよく言ったものですね。ダメ元でいつもポルシェの整備でお世話になっているシミズテクニカルファクトリーの清水さんに相談したところ・・・・・・

「出来ますよ (あっさり) 。素材はステンレスが良いですか?。それともチタン?」
「スチールでお願いします!」

・・・・・・というわけで作って頂いたのがコチラです。



実はこのパーツ、ピンの部分の精度を出すために、先ずはそこを中心にして中央に凸型の突起のある円盤状の物体を削り出し、その後で周囲を切り取ってこの形に仕上げてあります。強度はもちろん、精度も質感も、オリジナルより遥かに上ですね。お見事です。


こんな感じで無事に部品が手に入ったので、早速修理することにしました。AIのターゲット・ライフルは、アクションとストックを4㎜のヘック4本で固定しています。スナイパー・ライフルのような接着タイプじゃなくて助かりました。








ボルトストップのピン、ロールピンなので本来はそれ用のポンチを使わなければいけないのですが、残念ながら私は持っていないので普通のポンチを使ってしまいました。ゴメンナサイ。ロールピンは再使用できないので、以前にBrownellsで買ったキットの中から合うヤツを見付けて使いました。




取り敢えず仮付けしてみたらこんな感じ。ピッタリです。さすがだなぁ。清水さんも銃砲所持者なので、どこがキモになる部分なのか?いちいち説明しなくても分かって頂けるので助かります。




機能にも問題が無かったので、再度取り外してヒートブルーで着色することにしました。敢えてスチールにして頂いたのは、実は着色が簡単だからです (笑) 。




スプリングは行方不明になってしまったものの、私の場合はスプリングを紛失するのは日常茶飯事?なので、昔から銃専用のセットを常備しています(笑)。径とテンションが合ったものを適切な長さにカットして組み込みます。




はい、出来上り。ヒートブルーなので写真ではオリジナルよりやや青みが強い仕上がりの様に見えるかも知れませんが、実際には全く違和感がありません。




最後にアクションをストックに組み込みます。銃の組み立てにもクルマと同様にトルク管理が必要なので、私はカノン (中村製作所) の空転式トルクドライバーを2種 (1.0N・m~5.0N・m用と4.0N・m~10.0N・m用) 使い分けています。ビットの部分はPBです。一般に木製ストックのターゲット・ライフルの締め付けトルクは5.0N・m前後の指定になっていることが多いですが、この銃の指定トルクは3.0N・mとかなり緩めで、リア・スクリュー側から先に締める様に指示されています。




はい、出来上り。ご覧のように綺麗に直りました。清水さん、ありがとうございました。



ちなみに、今回のような武器等製造法に抵触しない範囲のパーツの製作であれば、一般ユーザーからのご相談にも乗って頂けるそうですよ。飽くまでポルシェの整備、修理が本業なので、急ぎの仕事などは無理ですけどね。
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アキュラシー・インターナショナルのライフル、ボルトのお話。

2020-12-05 16:28:19 | ライフル射撃、ライフル銃
もう1年以上前のことなのですが、私のブログの内容に誤りを指摘されました。曰く「アキュラシー・インターナショナルのライフルは6ロッキング・ラグである」 とのこと。確かにウィキペディアとかにもそう書いてありますね。しかし・・・・・・

・・・・・・残念ながらその情報は誤りです (笑) 。ご覧のように、初期のターゲット・ライフルやPM (L96A1) なんかの時代はご覧のような3ロッキングラグだったんですよ。




もちろん現代のATやAXなんかは、こんな感じの6ロッキング・ラグになっているんですけどね。




量産モデルのシュラウドのデザインに関しては大きく分けて3種類あります。左が初期のターゲットライフルやPM等に使われていた角形、セイフティなし。中央がAW以降のスナイパー・ライフル等に採用されてる角形、セイフティ付き。右側はマーク2と呼ばれるタイプで、クーパーマッチシリーズなどに使われているストリーム・ラインのセイフティ付きです。



銃身に関してはボーダーだと思っている方が多いようですが、初期はオーストラリアのマドコウ製で、マルコム・クーパーがスウェーデンの300mで優勝したときや、スナイパー・ライフルのトライアルで使用されたのもそれでした。ISSFスタイルのポジション・シューティング用は3本ライフリング、1000ヤード競技用のパルマやリピーターのC.I.M.S、PM等は4本ライフリングだったそうです。
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トレイルボスの減装弾、テストを開始しました。

2020-11-29 18:00:00 | ライフル射撃、ライフル銃
学生時代からのライフル射撃仲間と一緒に、千葉県射撃場に行きました。






今回の目的は、ホッジドンのトレイルボスという減装弾専用の火薬を使った弾のテスト。以前、友達がこの火薬で作ったマグナム・ライフル用の減装弾を撃っているのを見て、私も試してみたくなったのです。全く未知のレシピだったので、久々に “あた~る君2号” を使い、スコープもこのテスト用にタスコの6-24X-42㎜を1本用意しました。



銃はアキュラシー・インターナショナルのフリー・ライフル、308Win.を使用し、100mX10発でテストしました。すべて弾頭はシエラの155グレインHPBTマッチキング、ケースはラプア、プライマーはウィンチェスターです。


ホッジドンの公式サイトに掲載された150グレイン弾頭のリローディング・データでは、スターティングロードがたった10グレイン!(普通の火薬の1/4程度)。マキシマムでも14グレインということだったので、11~14グレインを10発ずつ用意してテストしました。11グレインはスコープのセッティングに使ってしまった(笑)ので、最初のテストはこの12グレインから。




次がこの13グレインで・・・・・・




最後はこの14グレイン。現状では100mで競技に使えるほどの精度はありませんが、反動は308Win.とは思えないほど軽くて、ちょっとビックリ!。1発目を撃ったときには、停弾でもしているんじゃないか?と心配になって、ボルトを外して確認してしまいました(笑)。



計算上、火薬代は普通の火薬の1/3以下に抑えられるはずなので、もうちょっとちゃんと煮詰めれば、お遊び用や50mの技能講習用にピッタリの弾が作れそうな気がします。せっかくの減装弾なので、いずれはもっと軽い125グレインのHPマッチキング弾頭も試してみたいしなぁ。

(2020年11月30日追記)
ライフル射撃の世界の大先輩より、減装弾+軽量弾頭の組み合わせは銃身寿命を極端に縮めるNG行為だという貴重なアドバイスを頂きました。というわけで、作戦変更することにします!。
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久々登場、コレが私のライフル レスト、 “あた~る君2号” です。

2020-11-21 18:17:11 | ライフル射撃、ライフル銃
普段、私が使用しているベンチレストスタンドは、大昔に銀座銃砲店のセールで買ったホップスの安物です。可動部分も少ないシンプルなレストであるものの、軽量&コンパクトで持ち運びは楽だし、私の用途には十分だと思っています。しかし・・・・・・


・・・・・・今までとまったく違うレシピの弾を試してみることにしたので、久々に “ガチ” テスト用?のレスト、通称 “あた~る君2号” を引っ張り出してきました。かなり以前、ちょっとだけブログに登場させたことがあるので、ご記憶の方がいらっしゃるかも知れませんね。






以前は書きませんでしたが、実は あた~る君2号 の正体は、アメリカの ナショナルマッチ・ライフル・サポーツ社 のモデル4という製品です。今でも同じ名称のモデルが販売されていますが、私のとはちょっとデザインが違いますね。主として前装銃のテストで使用していた同メーカーのモデル1、通称 あた~る君1号 は九州の友人に譲りました。



最近では似たようなデザイン&機能の中国製のレストも存在しています。しかし、現物を見たらコレとはまったく異なるペラッペラの素材で、私としてはあまり魅力は感じませんでした。


左右の調整はこのようなホイールで行うので凄く楽です。




フロント側のサンドバッグにはベルクロで銃を固定できるストラップが取り付けられています。サイトを交換する時には、銃を固定してからサイトを載せ替えて同じ場所に合わせ、微調整するだけでOK。簡単だし、調整のための無駄弾も最小限で済むので経済的にも助かります。あた~る君1号はここをバイスに改造して あた~る君1号エボリューション に進化させましたけど、2号ではそこまでの必要性は感じていません。




フロント側にはこのようなベンチ・クランプが取り付けられるようになっていて、射座のテーブルに固定することが可能です。




ご覧のように、ちゃんと水準器も付いています。




このレストを使用すれば、ヘッポコ三流射手の私でさえ簡単にこんなことが可能です。正直な話、フリーリコイルで綺麗に撃てるようなシリアスなベンチレスト・シューターの皆さんにはまったく不要な道具だと思いますが、私にとってはヒューマンファクターを排除して客観的に精度の比較ができる楽ちんな道具です。

アキュラシー・インターナショナル・クーパーマッチ スタンダード
6mm BR 100m ✕ 5発
弾頭 : ラプア スキャナー “L” 105 Grs.
ケース: ラプア
パウダー : IMR 4895 30 Grs.
プライマー : ウインチェスター



でも私がコレをめったに使わないのは、かさばるだけじゃ無くて恐ろしく重いから(笑)。なんと10.6kgもあるのです。でもさすがに今度試すレシピに関しては、最初はコレを使わないとならないだろうなぁ・・・・・・
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えっ、納期が 1年!?。アメリカからライフル銃用の特殊工具が届きました。

2020-10-24 18:00:00 | ライフル射撃、ライフル銃
先日のこと、アメリカから税付きの荷物が届きました。あれれ、変だな。海外から届く予定になっている荷物は何も無いはずだけど?。




箱を開けてみたら、中身はかなり以前にアメリカのパシフィック・ツール&ゲージ(PT&G)に注文していたライフル銃関連の特殊工具達でした。基本的にはプロ向けのお店なので、ご覧のように説明書の類は何一つ付なし。開封確認をされた税関の方々も、中身が何だか分からなくて戸惑っただろうなぁ(笑)。




インボイスを見たら、昨年の11月29日に決済済みになっているののもかかわらず、日付が今年の10月2日になってました!!。何とオーダーしてから到着まで約11ヶ月近くも掛かったことになりますね。海外通販は頻繁に利用しますが、さすがにブッチギリで新記録樹立です。



で、今回届いた特殊工具が何だったのか?という点に関しましては・・・・・・また機会を改めてご紹介させて頂くことにしましょう。
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私のクロノグラフ(弾速測定器)、エーラー・モデル35Pのお話。

2020-05-26 16:37:07 | ライフル射撃、ライフル銃


私がクロノグラフ(弾速測定器)を買ったのは、今から25年以上前、1990年代の前半のことでした。最近でこそ中国製の安価なクロノグラフが色々登場しているので、時々射撃場で使っている方を見掛けることもありますが、その頃はまだまだ高価だったこともあり、私の周りで所有している方は誰もいませんでした。

私が購入したのはこれ、アメリカのエーラー・リサーチ社のモデル35Pというモデルでした。かつては “クロノグラフのキャデラック” と呼ばれたモデル42という上位機種が存在していたものの、私が購入したときにはすでに生産終了になっていたため、これがハイエンドのモデルでした。



この35Pも2005年以降、一時的に民間向けの販売が行われていない期間がありましたが、やはりコレでなくては絶対に駄目という方が少なくなかったようで、2010年に販売が再開され、現在でもほぼ同じモデルを購入することが可能です。


“P” の名の通り、このように本体にプリンター!が組み込まれており、9Vの電池で駆動するシステムになっています。元々がプロフェッショナル用の機材なので、最近のカッコイイ名前の付いた?一般ユーザー向けの製品と較べちゃうと、まるで旧い事務用品みたい(笑)。




計測はこのように3つのスカイ・スクリーンで行います。精度は高いそうですが、その反面、重くてかさばるし、セッティングにも時間が掛かります。さらにこのクロノグラフには2つの弱点がありました。その弱点とは・・・・・・



・・・・・・基本的に野外での使用を前提としているため、屋内射撃場で使うときには3箇所のセンサーの上にそれぞれ蛍光灯を取り付けないと弾速を拾ってくれません。事実上、他の方が一緒の時には使えませんね。またスタンドの高さに限界があるので、西富士みたいに射座との間に大きな高低差があるような場所では使えません。

最近登場したレーダー式のクロノグラフ(テーブルに置くだけ!)が本当にメーカーの主張通りの性能ならば、是非コレの代わりに導入したいけれど・・・・・・本当の所はどうなのかなぁ?。
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