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半谷範一の「オレは大したことない奴」日記

B級自動車ライターのカオスな日常

過去に使用してきたシューティングジャケットの話。

2023-11-17 18:00:00 | ライフル射撃、ライフル銃
ウォークインクローゼット(という名の物置部屋)の中を整理していたら、昔使っていたシューティングジャケットが色々出てきました。というわけで、今日はそのお話です。

私が15歳、中学三年生の時に最初に最初に買ったシューティングジャケット・・・当時はまだ射撃コートといっていましたが・・・は、銀座銃砲店オリジナルのチャンピオンというタイプ。茶色とベージュのツートーンのヤツといえば、古いライフル射撃選手の皆さんなら「ああ、あれか」と思い当たることでしょう。残念ながらこれは処分してしまったようで、クローゼットの中には残っていませんでした。




その後、若干ですが成長して体型が変わり、大学生の頃には合わなくなってしまったので、このホークアイのコートを手に入れました。本当は黒/白の革のコートが欲しかったけど、私に買えたのは一番安いスタンダードキャンバスコートで、ご覧の通りのペラッペラのヤツでした。しかし、当時の私の体形やフォームには合っていたようで大変使いやすく、ARもSBもこれを着て撃った点数が私の自己最高記録となっています。さすがに今はお腹も出ちゃって使えませんけどね(笑)。




その後に手に入れたのがこちら、同じホークアイのデラックス革コート。欲しかった前面が黒で背中が白というタイプです。クルトが登場する前は結構流行っていたので、今でもレギュレーションの緩いローカル試合等ではベテラン選手の方々が使っているのを見掛けます。でも残念ながら私が買ったヤツは吊るしでサイズがイマイチ合っていなかったこともあり、ほとんど出番がなくお蔵入りになりました。正直、クローゼットから出てくるまでは買ったことすら忘れてましたよ。




その後、仕事が忙しくて銃を撃てない時期やAP1丁だけだった時期もあったけれど、独立して時間に余裕が出来ると再びSBを撃ちたくなりコートを新調しました。吊るしのホークアイで懲りたので、今度はエニスでちゃんと採寸して作って頂きました。確か1990年頃の事だったと記憶しています。その後、世の中がクルト一択になって以降もずっとコレを使い続けて現在に至ります。残念ながら現在のISSFのルールには適合しないけど、今でもローカルの草競技なら現役ですよ(笑)。




前装銃を撃つようになってもずっとエニスで作っていただいたヤツを使い続けていたのですが、火縄銃のスタンディングのフォームはISSF系の射撃フォームとは大きく異なっているので、ちょっと使い難さ(左手の自由度が足りない)を感じていました。それでが嫌でジャケットなし!で撃っていたこともあるけれど、海外の選手(やはり現在はクルトが主流)が使っていたフリーランドのヤツが使いやすそうだったので試しに私も手に入れてみました。でもこれもあまり使ってないなぁ。




最後のオマケはこちら、数年前に手に入れたホークアイのUSAタイプのシューティングジャケットです。こうやってベルトで縛るタイプは私が射撃を始めた頃にはすでに国内の公式戦では使用できなかったけれど、これを着て昔のUSハイパワーライフルマッチにでも使われていたような古い大口径ターゲットライフルでも撃ったら面白そうだと思って手に入れたのです。まだ当分そのその夢は実現できそうにないですけどね。



私のシューティングジャケット、残念ながら現在のISSFレギュレーションに合致する物が一つもなくなってしまいました。本当は新しく作らなくちゃいけないんですけど、既にSBは手放しちゃったし、年齢的なことを考えてもこの先グレードの高い公式競技に参加することもなさそうなんで迷うなぁ・・・新しく作るならクルトよりインド!のカパピーかなぁとは思っているものの、エニスや銀銃のセールのお知らせが届く毎、どうしたものか?と悩んでいます。
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シュミット&ベンダーのスコープ、アキュラシーインターナショナルの1000ヤード競技用ライフルに載せてみました。

2023-10-29 18:00:00 | ライフル射撃、ライフル銃
何となく格好良いなぁと思って買ってしまったこのシュミット&ベンダーの Mk.Ⅱ スコープですが・・・




実は無茶苦茶重たい(キルフラッシュ、マウント込みで1035g!)し、倍率が3-12×の上にこんなタクティカル系のレティクルなんで標的射撃には使い難いため、ほぼ買ったまま放置という状態になっておりました(笑)。




でもせっかく持っているので使ってみようと思い立ち、千葉県射撃場でセッティングすることにしました。




色々考えた末、日頃あまり出番のないこのアキュラシーインターナショナルのパルママッチ(1000ヤード競技)用ライフルに載せることにしました。最近は火薬も雷管も弾頭も手に入り難くなっていてあまり無駄弾を撃ちなくなかったこともあり、久々に "あた~る君2号" を引っ張り出してきました。




私もレーザーを使う物だとか何だとか、スコープセッティング用の道具は色々買ったことがあるものの、結局昔ながらのボアサイティングで合わせる方法と大差ないことが分かったので、最近は何にも使いません。やり方は簡単。まずボルトを抜いて銃身を後ろからのぞいて標的に合わせ、その位置で銃を固定してスコープのレティクルをセンターか黒点6時タッチに合わせます。あた~る君2号は銃をしっかり固定できるので、そういう使い方をするときにも凄く便利です。




その位置で3発撃ったら標的紙の外側、左下の8時方向に弾着したので、スコープのレティクルを概ねそのその弾着点辺りに調整。その後、センターを狙って再度3発撃ったら・・・おっ、一応黒点内には入ってますね。高さも合ってるかな?。あとは左右だけなので、ここまでくれば後は簡単です。




スコープのレティクルを再度調整して今度は5発。う~ん・・・まだちょっと右だなぁ。というわけで再調整してさらに5発。




元々ターゲット用の高倍率スコープじゃないし、狙い難いレティクルなんでまぁこんなものかなぁ?。でも念のためにそのままであと2発撃ってみたら・・・




ああ、どうやら大丈夫のようですね。このスコープじゃこれ以上煮詰めても意味が無い(というか、かえってドツボにはまる)んで、ここまでで終了です。



アキュラシー・インターナショナル・パルママッチ
.308Win 100m
弾頭 : SIERRA 155 Grs. HPBT(#2156)
ケース: ラプア
パウダー : Verget  45.5 Grs.
プライマー : セリエ&べロット


私は頭が悪いため、どのスコープをどの銃に合わせているのか分からなくなってしまうので、こうやってマスキングテープに簡単なデータを書いて貼り付けておくことにしています。



このスコープ、恐らく今後もあまり使う機会はないような気がするけれど、時々気晴らしに撃ってみようと思います。
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幻の射撃シューズ?。ナイキ・シマディ(Simadi)のお話。

2023-03-20 18:00:00 | ライフル射撃、ライフル銃
少し以前の話ですが、ライフル射撃場で同世代の皆さんと話していて、それまでに使ってきた射撃シューズの話題になりました。しかし、私がナイキの射撃シューズを持っていると話したところ・・・その場の誰一人、その存在すら知りませんでした(笑)。やっぱりそうだよなぁ。そんなもの、見たことも聞いたこともないのが普通だよなぁ。というわけで、今回は幻の?ナイキの射撃シューズのお話です。




私が初めて射撃シューズを買ったのは高校3年生の時のこと。今ではマストな装備の一つですが、当時の高校生では使っている選手はまだ少なかったんですよ。その頃は事実上プーマとアディダスの二択だったので、私はサッカーのスパイクでも愛用していたアディダス#7280 Rifleman's Bootsを選びました。それに大きな不満がなかったこともあり、その後、AHG、クスターマン、サワー、クルト、コラミ等々が登場した時も買い替えようという気は置きませんでした。しかし・・・




・・・2006年のMLAIC世界選手権の翌年のこと、ある方(内緒!)からメールが届きました。曰く、「2008年の北京オリンピックのUSAチーム用として、ナイキが全く新しいコンセプトのライフル射撃用シューズを開発しているんだけど、もし興味があるなら君にも送るからサイズを教えて」とのこと。もちろん拒否する理由なんか全然ありません。というわけで届いたのがこのシューズでした。






このシューズには “Simadi” という名前が付いていました。その当時は調べてみてもどういう意味か全く分からなかったのですが、このブログを書くために再度調べてみたら、ギリシャ語で “ターゲット” という意味だということが分かりました。




ソールにはカーボンファイバーのプレートが入っていて常にフラットな形状を保ち、床面に密着するように中央に凹部が設けられています。これによって、立射のときには吸盤の様に床に張り付き・・・ません(笑)。またこの特殊な構造上、ソールサポート等を使用しないままで保管しても変形する心配がありません。




北京オリンピックのUSAチーム用ということか、内側には誇らしくUSAの文字が入っていました。そしてさらに良く内側を見たら・・・




・・・“SAMPLE NOT FOR RESALE” の文字が!。メールにも転売するなと書かれていたけど、元々売り物じゃなかったんですね。




生産が中国ですし、 "LOOKSEE SAMPLE" と書かれているので、さすがに純然たる開発用のプロトタイプという訳ではなく、どうやら市場の反応を見るための展示用サンプルとして小量生産された物を回してくださったようです。




メールにはライフル射撃用シューズと書かれていたので、てっきり1足だけだと思っていたら、届いた荷物の中にはもう一つ箱が入っていました。その箱の中身はこれ、ピストル競技用のシューズでした。私が両方撃つということはご存じだったので、こちらも送ってくださったんですね。








ソールのデザインなどはライフル用と同じです。軽いけど、カチッとした造りです。




やはりこちらも "SAMPLE NOT FOR RESALE" でした。これらの射撃シューズ、もちろん日本では販売されていませんし、アメリカ国内でもどの程度の数が出回ったのか?見当もつきません。ピストル用はこれとはソールのデザインが全く異なるタイプを含めて少数市販されたようですが、ライフル用はネット上の情報にもほとんど登場しないので、もしかしたら実際には市販されないままで終わってしまったのかもしれませんね。





正直な話、ライフル射撃用はアディダスの方がずっと使い易かったんで国内戦ではそちらを使い続けていたんですけど、使っている様子を見せたかったので2008年のMLAIC世界選手権に持って行ったところ、3大会連続でのメダル獲得に貢献してくれました。これらの射撃シューズ、残念ながらレギュレーションの変更でISSFの公式競技での使用は出来なくなったものの、そちらではもうプローンしか撃たなくなったこともあり、現行ルール対応の射撃シューズはまだ購入していません。
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6mmBRのライフルで、フィオッキのスモールプライマーを試してみました。

2023-02-25 18:00:00 | ライフル射撃、ライフル銃
昨今の国際情勢の影響で、最近では火薬や雷管、弾頭等、ハンドロード用の材料の入手がかなり困難になっています。本当は買えるときに買い溜めしたいけど、火薬類は ”火薬を装てんしない銃用雷管付薬きょう“ を除き自宅保管の上限が定められているので無理。私もスモールプライマーはお気に入りのフェデラルのマッチを全部使い切り、ウィンチェスターも残りわずかになったので、いざというとき?の為に予備に買っておいたフィオッキを試してみることにしました。




銃はアキュラシー・インターナショナルのクーパーマッチ。ウィンチェスターとの違いが知りたかったので、雷管以外は全く同じレシピの弾を使って試してみたところ・・・




各100m/5発なんですけど、ご覧の通り、私の腕じゃ全然違いが分からない程度の差ですね。何となく正体不明で使いたくない雷管だったけど(笑)、私の様な三流ヘッポコ射手には必要十分だということが分かりました。フェデラルのマッチが入ってくるまで、何とかこれで乗り切ります。





アキュラシー・インターナショナル・クーパーマッチ スタンダード
6mm BR 100m ✕ 5発
弾頭 : ラプア スキャナー “ L ” 105グレイン
ケース: ラプア
パウダー : Verget  29グレイン
プライマー : フィオッキ


ラージライフル用のフェデラル・マッチもだんだんストックが寂しくなってきたので残りは温存し、ウィンチェスターをメインに使うようにしていたのですが・・・それも使い切ったときの為に今でも比較的入手しやすいセリエ&べロットというヤツを試してみました。



この結果に関しては、また別の機会に書かせていただくことにしましょう。
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西富士ライフル射撃場でライフルを撃ちました。

2023-01-02 17:31:42 | ライフル射撃、ライフル銃


話は前後してしまいますが、昨年の年末、学生時代の射撃仲間と一緒に西富士ライフル射撃場に行きました。




西富士ライフル射撃場は年末年始も休まず営業するそうですが、既に世の中で帰省ラッシュが始まっているようなが忙しい時期ということもあり、さすがに家のことを放り出してライフル撃ちに来ているような大バカ者は私たち二人だけでした(笑)。




100mの標的の所から射座を見ると、何故か射座から標的を見るより遠いなぁと思ってしまいます。そんな風に感じるのは私だけ?。私みたいな三流ヘッポコ射手でさえ、あのプレハブの辺りに置いたコイン位の大きさの的に当てることが出来るんですから、ライフル銃っていうのは本当に凄いよなぁ・・・






今回、メインで撃ったのはアキュラシーインターナショナルのフリー、口径は308Win.です。3年ほど前からテストし始めたシェラの155Grs.HPBT パルマとVergetの組み合わせ、現在は薬量45.5Grs.でテスト中。画像は各100m/5発の結果です。現状ではまだシェラの168Grs.、HPBTマッチキングとIMR4895を組み合わせたクラシカルな(古臭い?)レシピの結果に追い付いていないけれど、もうちょっと煮詰められそうな気がします。





シリアスな競技の世界において、308Win.は既に過去の弾になって久しいけれど、ピーキーな所がなくて私が作ったいい加減な弾でもそこそこ当たるし、色々使い勝手が良い面もあるので手放せません。西富士には近日中にもう一度訪問する予定ですが、その時には久々にターナーを持って行こうと思っています。


■本日のオマケ
帰り道で富士山さんが綺麗に見えたのでクルマを停めて記念撮影をしました。



以前だったらこのすぐ近所にクマが出たなんて話は信じられなかったと思いますが、2021年に東京都写真美術館で開催された『宮崎学 イマドキの野生動物 』を観て以来、クマという動物は私達が思っているより身近な場所に居る野生動物だということを意識するようになしました。
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アキュラシーインターナショナルL96A1(PM)ライフルのリアサイト、こうなってます。

2022-10-22 18:00:00 | ライフル射撃、ライフル銃


アキュラシーインターナショナルのライフルで使用されているエマージェンシー用バックアップサイトに関する話題、L96A1(PM)のフロントサイトAWのフロント/リアサイトに関しては既に紹介済みでしたが、このL96A1用リアサイトに関してはまだでしたね。というわけで、今日はこのサイトを紹介することにしましょう。恐らく日本でこれの詳細な写真が公開されるのは今回が初めてじゃないかな?。




このリアサイト、11mmのダブテール仕様になっていて、ご覧のようにアクションの後端に装着するようになっています。位置を変更することはできません。




普段はこうやってシュミット&ベンダーのPM6×42スコープ(L13A1)の後ろに畳んだ状態で取り付けてありますが・・・




何らかの理由でスコープが使用できないときには、マウントごとスコープを取り外し、こうやって引き起こして使用します。




左右の調整は側面のノブで行います。表示はMOAで、左/右16クリックになっています。




上下の調整は上部のノブで行います。スケールの表示は200~700mとなっています。




でもこのリアサイト、元々がL13A1スコープ用にデザインされていたため、2000年前後からL96A1のスコープが順次この写真のモデル、シュミット&ベンダーMkⅡ(PMⅡ) 3-12×50(L17A1)に切り替わると同時に装着することが出来なくなり、フロントサイト共々取り外して使用するようになりました。L96A1の写真でフロントサイトがない物が多いのはそれが理由です。



フロントは一度外してしまうと再度ゼロインしないと使えないため、AW以降のエマージェンシー用バックアップサイトのように簡単に外して持ち運ぶという使い方もできません。そこでバックアップ用としてコンパクトで軽量なシュミット&ベンダーの4×36スコープも用意されましたが・・・実際にはあまり使用されることはなかったようです。
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アキュラシー・インターナショナルの純正パイポッド。結構色々あります。

2022-10-05 18:00:00 | ライフル射撃、ライフル銃


皆さんご存じの通り、アキュラシー・インターナショナル(AI)のライフルには様々なメーカーのバイポッドが組み合わされて使用されています。ハリスやアトラス等を装着した写真を目にしたことがある方もいらっしゃることでしょう。しかし、AIのライフルのライフルといえば・・・やはりパーカーヘールがOEMで製作している純正バイポッドを思い浮かべる方が多いはず。というわけで、今回はその中から、代表的なものをいくつか紹介してみましょう。


まず最初はコレ、PMやL96A1の時代に使用されていたタイプ。アルミ合金製で軽量です。このタイプは民間用として市販されていないので、現在ではかなり入手困難な状況です。




ストックの先端に装着するバイポッドの取り付け部分は、ご覧のようにスフェリカルになっています。この部分に使用時とは直角の向きにして差し込み、半回転させることで固定できます。






脚を閉じればこうやって前方に折りたたむこともできます。取り付け、取り外しが非常に簡単で中々良く出来たメカニズムだと思いますが・・・これじゃ生産性は良くなかったでしょうね(笑)。




こちらはAW以降に採用されていたタイプ。恐らく皆さんにとって一番馴染みがあるのはコレでしょう。鉄製で非常に重量がある半面、物凄く頑丈です。またL96A1用とは異なり、脚は前後どちら側にも折り畳むことが出来ます。日本じゃ何故か本物のパーカーヘールより安価なコピー品のベルサの方が知名度が高く “ベルサタイプ” 等と呼ばれてしまうこともあるようですが(笑)、もちろんオリジナルはパーカーヘールです。






AI純正ではご覧のようにスピゴットがバイポッド側に装着されています。パーカーヘールではこのタイプに対応したハンドストップも用意しているので、アンシュッツやグリュンネル、ブライカー等のターゲットライフルなどにも使用することが出来ます。




最後はコレ。現在モデルのAWやATなどに採用されている脚の付け根が丸いタイプ。もちろん前後どちら側にも折り畳むことが出来ます。軽合金製で軽いけれど、非常にガッチリ出来ています。






AT等ではこのようにストックの先端に装着しますが・・・




AX等ではこのような専用マウントを使用してキーモッドのハンドガードに装着します。私はシミズテクニカルファクトリーの清水さんにお願いして、本来レールの規格が異なるアンシュッツとワルサーのストックで兼用できるアダプターを製作していただきました。



AI純正のパイポッド、今回紹介した他にも中間的な仕様や様々なバリエーションが存在しています。機能的にはアトラス等も中々良いと思いますが、個人的にはやはりAI純正バイポッドの方が好きかな(笑)。
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アキュラシーインターナショナルのマズルブレーキ、上面の穴は何のため?

2022-04-20 18:12:05 | ライフル射撃、ライフル銃
これはアキュラシーインターナショナルのAWやAT、AX等に使用されている純正マズルブレーキなんですけど、何で上面に穴が空いているか分かりますか?。




正解はこのポーチの中のアクサリーを取り付けるため・・・・・・といっても、このままじゃ何だか分かりませんね。




中身はコレ、エマージェンシーサイト!。スコープが破損してしまったり、何らかの理由でスコープが使えないとき、その代わりに使用するバックアップ用のサイトなんですよ。基本的には前後ワンセットで使用するので、両方に同じシリアルナンバーが打刻されています。




フロント側はこのようにマズルブレーキの上にネジ留めします。マズルブレーキの上に開けてあるのはその為のネジ穴だったんですね。上下の調節はコチラ側で行います。




リア側はアクション上部のダブテイルに固定し、ディスクを回転させることで標的までの距離を切り替えることが可能となっています。左右の調整はこちら側で行います。このAW用はPM/L96A1用の様なフォールディングタイプではないので、スコープの種類によっては取り外さないと装着できないこともありますが、現行のAXやAW50用には前後とも折り畳みが出来るタイプも用意されています。



このサイト、いつも利用している射撃場が100mまでしかないこともあって、実はまだゼロインしていません(笑)。まぁ現実に使用することはないと思いますが、一応使えるようにしておいた方が良いのかなぁ・・・・・・

(つづく)
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千葉県射撃場で、アキュラシー・インターナショナルのライフルを撃ちました。

2022-02-01 17:54:37 | ライフル射撃、ライフル銃
千葉県射撃場までライフルを撃ちに行ってきました。




今回も100m射場の方は私一人だけ。これだけの施設を占有できるわけですから、凄い贅沢ですよね。








今回持っていったのはコレ。アキュラシー・インターナショナルのクーパーマッチ・スタンダード。口径は6mmBRです。IMR4895を全部使い切ってしまったので、今回からVergetのテストを再開することにしました。残念ながらグルーピングチェックに使えそうなターゲット用の高倍率スコープは全て他の銃で使ってしまっていたので、久々に使い道がなかったリューポルドのメタリック・シルエット競技用12✕スコープを引っ張り出してきました。




12✕のドットのスコープではいつもみたいに数字の○の部分を狙うことは無理なので、素人丸出しのどセンター狙いで撃ってみたらこんな感じ (笑) 。全て100mで5発です。一発すっ飛ばしちゃったのは勿論私のミスです。ちゃんとした高倍率のターゲット・スコープでも使えばもう少しまとめられると思いますけど、この組み合わせじゃこの程度で限界かなぁ・・・・・・



アキュラシー・インターナショナル・クーパーマッチ スタンダード
6mm BR 100m ✕ 5発
弾頭 : ラプア スキャナー “ L ” 105グレイン
ケース: ラプア
パウダー : Verget 29グレイン
プライマー : ウインチェスター


ライフル撃たない方には分かりにくいと思うので、1円玉を置いてみるとこんな感じ。



私が作ったいい加減なレシピの弾でさえ、100mならほぼ1円玉の中に収る程度の精度があります。ライフル銃って凄いですよね。このテストじゃIMR4895、30グレインとの差は全然分かりませんでしたけど、私的にはこの程度当れば十分ですよ。
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アキュラシーインターナショナルL96A1 (PM) のフロントサイト、実は意外な銃からの流用でした。

2021-11-14 17:36:38 | ライフル射撃、ライフル銃
これはアキュラシーインターナショナルのL96A1(PM)ライフルのフロントサイトなのですが、実はこのサイト、ある意外な銃からの流用でした。その銃とは・・・・・・



・・・・・・FNハースタルのGPMG(汎用機関銃)、MAG!。米軍(M240B/M240G)や英軍(L7A2 GPMG)のみならず、陸上自衛隊の一部でも採用されているという現代のGPMGを代表するモデルの一つです。このサイトが採用された理由に関して、『THE GREEN MEANIE L96A1』 では「 既に定評のあったGPMGのサイトを流用した」と書かれていますが、ライバルのパーカーヘイルM85も似たデザインなので、トライアル時にリクエストがあったのかも知れませんね。


このフロントサイト、ブレード部分がねじ込み式でスプリングクリップで固定するようになっています。ねじ込む深さによって上下の調整が可能です。




ベースには左右2本のスクリューで固定するシステム。ご覧のようにワイヤースプリングが組み込まれており、取り付けスクリューの裏側にもセレーションが切ってあるので、緩み止めだけでなく左右にクリック調整することも可能です。マニュアルではゼロインはフロント側で行う指定ですが、まぁL96A1ではリアサイトの方にも上下左右の調整用ノブが付いているので、私はここで調整することはないでしょうけどね。




これはMAG用のフロントサイトベースなのですが、高さを除いてほとんどL96A1と同じデザインです。L96A1のフロント・サイトは若干後傾していて不自然な感じがするのですが、オリジナルのGPMGでも同様だったことが分かります。



実はこのベース、アキュラシーインターナショナルの競技用フリーライフルの銃身径にピッタリのサイズなので、それを使用する場合にも役立ってくれますね。

(つづく)
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