CURRY_SAMBA

カレーにまつわるエトセトラ。

きさくに話しかけることは意外と勇気がいる

2010年05月12日 | 行った!お店カレー
うちから駅に向かう間に、石の階段があって
なかなか風情があって気に入っている。
けっこう急なので、歳をとったら大変だなあーと思うのだけれど。

その階段で、休日の昼下がりに小さな女の子が2人、遊んでいた。
階段の脇のアパートから子どもの声がよく聞こえるからその家の姉妹なんだろう。
珍しく今日は外で遊んでいるなーと思ったら、
玄関ぼうき(っていうのかな?)で階段の掃除をしている。

こんなご時世だから、むやみに声をかけるとあやしまれるかな?と思ったけど
無視して上るのもなんだか。
ちょっと階段の下で迷ったあげく、

「ほめられたら誰でもうれしい!」

という結論にいたり、声をかけて、通ることにした。

小さい頃は近所のおばさんとかからよく声をかけられていたけど
自分が近所の子どもに声をかけるのって、実は初めての体験。

ちょっとドキドキしながら、階段を上る。

2人の女の子のうち、お姉さんかなと思われる5歳くらいの子と目が合う。

「ありがとう。エラいね」(←精いっぱい)

すると、

「うん!」

と、はにかんだ笑顔を見せた。


「勇気だしてみて良かった!」

こんな小さなことなのに、なかなか勇気がいるのは、自分だけなのかな。
でも、いいことをしている子どもを見かけたら、
自分の子どもじゃなくてもほめてあげたいなと思う。

その数日後、階段の脇のアパートが壊されることがわかった。
あの姉妹もどこかへ引っ越してしまったらしい。


                    

近所とまではいかないけれど、歩いて行ける範囲に
聞いたことのないカレー屋を発見した。
神楽坂喜作亭」(きさくてい「喜」は七が3つの漢字)。

神楽坂らしく、狭い脇道を入ったところにひっそりとたたずんでいる。
あまり入らない道だったので全然きがつかなかった。
入ると、カウンターと数席だけのこじんまりした雰囲気。
カウンターの中には、これまた神楽坂らしく、フランス人のマダム!

フランス人のマダムが、カウンターの中で
カレーを作っている!

「いらっしゃいマセー」

と、出してくれたメニューには。

 キサクカリー 500円
 キサクマサラ 700円
 本日のカリー 800円(この日はタイ風レッドカリー)
 ダブルカリー 850円(上記から2種類)

とある。よくばって

「ダブルカリーで、レッドカリーとキサクマサラください」
(「シルブプレ♪」と言ってみたかったけど、さすがにその勇気はなかった(笑)。)

しばらくカウンターから良い香りがただよい、出てきたのは
見事な黄色のサフランライス、そして期待できそうな2つのカレー。



上がキサクマサラで下がレッドカリー。

キサクマサラはスパイスのがっつり効いたキーマカレーで、
じんわり辛く、あとをひく味。
かなり、好みの味
トルティーヤチップスがのっていたのは珍しい。
レッドカリーは、ふつうにおいしいココナツミルクベースのカレーだった。

ちなみにうちの旦那さんが頼んだ「キサクカリー」も
スパイスが効いていて味もしっかりしていて好みだった。

「ごちそうさまでしたー」

「オウヴォアール」は、やっぱり言えなかった(笑)。

(写真/神楽坂 「?作亭」/ダブルカリー/850円)

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4 コメント

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わかります!! (サントーシー)
2010-05-12 01:04:16
 しかもフランス語はハードルが高い気がします。

私の周りはみなインド人ですが、
ヒンディー語や(特に)英語を話すのに、
勇気がいる時があります。

ヒンディー語の場合はたいてい喜んでくれます。
相手の返事が解らないので困ります。
そこまでの会話能力はありませんので。
返信する
>サントーシーさん (トダチーニョ)
2010-05-16 12:48:44
そうですよね、インドにいるサントーシーさんには
日常的にこういう場面があるんですもんね。

私がインドに行ったときは
インドのひとたちの英語の流暢なのに
驚きました。
あと、タイに行ったときもタイ人の高校生が
ペラペラ英語を話していて、
「英語を10年も勉強してなぜ話せないの?」
と聞かれて、はずかしかった思い出が…
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インドリッシュ。 (サントーシー)
2010-05-16 23:11:52
インド人の英語は文法も発音もデタラメです。
 (全員ではありませんが・・。)
しかも自信満々に大声で話すので圧倒されます。
私はシャイで気が弱いので・・・無理です。(笑)
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サントーシー (トダチーニョ)
2010-05-18 23:29:43
「インドリッシュ」は確かに独特だった気が…。

シャイで気が弱い()サントーシーさんも数年インドに滞在するうちに
大声でインドリッシュを話すように
…なったりして。
(それもちょっと見てみたいです。笑)
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