4CATS

この平穏退屈な日々にもそれなりに感動って在るもの。

1978年のシャトームートン

2007-11-26 20:45:23 | とりとめもない話
楽しみにしていた3連休もあっという間に終わり、私自身楽しかったことと、悲しかったことが半々、後者のほうが上回る週末になってしまいました。

今日は楽しかった方のことを書こうと思います。


11月22日は私の29回目の誕生日でした。
20代最後の誕生日ということで、3年くらい前に貰った自分の誕生年のワインを今回ついにやっと開けることにしました。

熟成型のワインも飲み頃は30年前後ということで、それを過ぎると酸化が進んで味は落ちる一方です。
今回、熟成ワインの飲み頃とほぼちょうど同じ年齢に差し掛かる私は、これから先の人生、落ちてく一方なのかしら・・・とワインに自分を重ね合わせてみたり。
中身はともかく、残念ながらお肌とかぱっと見の外見なんかはもしかしたら、ワインと同じ道を辿ることになるのも避けられない悲しい真実なのかもしれません。

て、ちょっと大袈裟すぎですね


ところで、肝心なワインの味ですが、
今回私が飲んだワインはフランスの5大シャトーのひとつ、シャトームートン ロートシルトの1978年もの。この年は残念ながらワインにとってあまりいい年ではなかったようです。(どうでもいいけど、この年の日本の夏は当時にしてはかなりの猛暑だったよう)

私は、味オンチであまりワインの味とか自分の舌に自信が持てないんだけど、この味はわかりました。

やっぱり29年もの。普段飲んでるワインと全然違う。(あたりまえか

まず、古い本みたいな匂いがする。おいしいかどうだかは別として、これまで飲んできたワインとはまるで飲んだ感じが違う、これがワインというなら、今まで飲んでたのは何だったのか??と少々疑問に感じるくらい。でも、貰ってからこれまで夢見てきたワインを一気に飲み干して、今はあの味が幻のようでこんな感想しか書けないなあ

開けてくれたお店の人に、見せてもらったコルクはもうボロボロで、これが29年という月日なのかとますますしみじみ。

これからはより一層人間として年季が入ってくるんだね、なんて自愛に満ちたことを思いながら22日の夜は更けていきました。




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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
賞味期限より、正味期限。 (moment)
2007-11-28 00:43:06
cuatrogatsさん、こんばんは。
齢を重ねることへの切実な思い、解らなくはないのですが、人間がワインの賞味期限と同じだなんて思い込まないでください!
せっかく、29年物のシャトームートンを飲み干されたのですから、その熟成の味わいを自信に変えてほしいです。
・・・生意気を言って御免なさい...。

でも、貴重なお誕生日に、悲しいことがcuatrogatsさんの気持ちに影を落とすなんて残酷です...

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こんばんは (cuatrogats)
2007-11-29 22:24:04
おお!!賞味期限より正味期限って、いいですね

誕生日って朝から構えちゃってなんかイヤですね。
妙に自分の日みたいな意識ばかりしちゃって
過ぎちゃうと何でもないのに
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