弟からの誕生日プレゼントにハンカチを頼んだ。
コロナで手洗い必須、よって、ハンカチもますます必須アイテム。気付くと手持ちのハンカチはどれも一様にくたびれている。でも使えなくないので使い続けている。どれも10年選手だ。
ハンカチって、自分ではほとんど買ったことがない。
昔は、会社辞める人、または自分が辞める時のお餞別でくれたり、もらったり。
きっと自分も誰かにあげてたに違いないけど、それは手元にはないので、どんなブランドのどんなハンカチかなんてことはまるで覚えていない。
でも自分の手元に残った10年選手のハンカチたちはどれも、どこの誰が、どんなタイミングでくれたのか一枚一枚きちんと把握している。
一番古いのは、私が郵便局でアルバイトしていて辞めた時だから23年前。
シンシア ローリーの黄色いやつ。岩崎さんっていう局員さんがくれた。
今は、お弁当包に使っている。
ちょっと変わり者だった坂下さんって子からは橙色の小ぶりの風呂敷をもらった。
これもお弁当包に使っていて、使う度、洗濯する度、坂下元気かな??って思い出す。
一番のお気に入り、ルルギネスのハンカチは、結婚祝いに母の友達の薮下さんがくれた。まだまだ新入りっぽいのにそれも気づけば13年目。
弟からは30歳の誕生日に三枚、セリーヌやら、バーバリーやらの赤いハンカチ。
ちょっと色褪せてるけどどれもまだ健在。
そんなわけで、誰がくれたか忘れないし何かと役立つから、ハンカチをリクエストした。なぜか自分で自分にはハンカチは買いたくないのだ。
そんなわけで久しぶりに本当の新入り、ビームスの変わった感じのハンカチを二枚手に入れた。さして気に入った柄じゃないけど、これから私の大事なお供となって過ごすことになるんだろう。