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この平穏退屈な日々にもそれなりに感動って在るもの。

桓武平氏ゆかりの宿 揚羽 @奥日光

2019-10-10 07:52:01 | 旅行記

テレ東の「アド街ック天国」を見ていた時(毎回見るわけじゃないけど、この番組だ〜い好き)

奥日光の日で、この宿が出ていて、夫と、「絶対ここ行きたい!!」と叫んだ。

今年の夏休み、どこ行くか決まらないまま入ってしまい、夫がここが空いてるのを見つけ、

百聞は一見に如かず、日光東照宮から奥日光までは山道をずっとずっと行かなきゃいけないし、

車酔いしやすい娘を抱えて、この宿に着くまで不安になるほど、遠く感じられたが、(初めて、トンネルありがたいと思った。トンネルのおかげで山道グルグル回らなくて済むんだもの。トンネル様様様だ。)

 

お宿がある湯西川(ゆにしがわ)、私は、ずっと湯、西川だと思ってた・・。

ゆにしがわ、素敵な地名だと思いません??

ここは、平家がかつて源氏に敗れて、逃げてきたと言われる平家の里なのです。

お宿のお風呂にも平家物語の有名な冒頭部分が書かれてあって、

今回改めて読み直したところ、若い頃暗唱しろと闇雲に言われていた時にはわからなかった

深い深い想いにこの歳になってやっと気づけた。

【祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。奢れる人も久からず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者も遂にはほろびぬ、偏ひとへに風の前の塵におなじ。】

ただ春の夜の夢のごとし、ああ、なんて切ない。これを平家の里で読めてよかった。

 

ようやく到着した宿は、


 

お宝がいっぱい。無造作に飾ってある。写真はフロントの部分。

とにかくすっごいお宝ばかりなのに、もっとすごいのは、どこにも「お手を触れないでください」と

書いていないところ。こっちが書きたくなるくらい、背丈ほどある立派な壺もノーガード。

でも、「触るな」と書いてあると興ざめしちゃうもんね。いや〜それにしても太っ腹。

 

宿のお庭。目の前を清流が流れる。川の音って結構大きいんだね。でも海と違って、ベタベタしてこないし、マイナスイオンたっっぷりって感じ。




↓廊下。どこを切り取っても雰囲気を壊さない。こんなお宿は初めて。

お風呂も家族風呂が6種類あって、どこも趣向に飛んでいて、川は目の前で、もう言うことなし。(アブだけは怖かったです。)




ごはん👇ビュッフェ式。鹿肉初めて食べた。湯葉刺しや、鴨肉、小籠包。栃木名物など、盛り沢山。




着くまでは、ちょっと遠いからリピートはしないかな、なんて言ってた私も、最後は「また絶対絶対来たい!!」

栃木の人は、控えめな優しい方が多い気がしました。

 


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