4CATS

この平穏退屈な日々にもそれなりに感動って在るもの。

お米を探して

2020-03-28 12:07:29 | 最近のあれやこれや
連日ニュースの中心は新コロナウィルスで、東京都在住の身としては前日の17名から41名に膨れ上がったと聞いた時にはいよいよヤバイと思った。このままだと4月からの学校再開も関東は延期になるかもしれないと。

そこにきて、小池都知事のノー3密。週末の外出自粛要請。

翌日、お米がちょうどなくなるところだったので、スーパーが空いているお昼過ぎに行ったら、そのいつものスーパーへ向かう道がいつも殆ど誰も歩いていないその道に人がポツポツ。目指すところは同じスーパーの中。いつもスーパーではあまり見かけないような若い子の姿も。
自転車置き場もすごいことになっていて・・・
前回学校が休校になった時も同じ現象が起きたけど、今回はその比じゃなく感じた。
結果、お米も卵も、納豆も、うどんも空で、あるのはお刺身や野菜、アルコール、乾麺はほぼ制覇され、買い物リストを持参した私の頭の中はパニックで、混乱した頭で、あるものをカゴに放り込んだ。

スーパーのエレベーターで戦前生まれくらいのおばあさんと一緒になり、思わず
「怖いですね」と話しかけた。
おばあさんのカートには一つしか品物が入ってなくて、
「本当にねえ」
と穏やかな返事が返ってきた途端、目頭が熱くなり、じわっと。

レジでは8レジくらいある中、一つのレジに二十人は並んでいて、
店員さんが本当に気の毒に見えた。
店員さんは、私の会計時にちょっとしたミスをしたことで、平謝り。こんな時にもこの店員さんはものすごく丁寧で、少しも不機嫌さを見せない。
「頑張ってください」とレジの人に言った私がまたウルウルしてしまった。
私がウルウルしてる場合ではないのに。本当にばかだ。

帰り道、ママ友に会って、今し方の出来事をぶちまける。
その友達も、朝イチのスーパーで既に洗礼を受けたらしい。

家に帰宅し、やっぱりお米がないので、もう一度別のスーパーに行ってみることにする。

と、お肉屋さんで卵も買えて、別のスーパーではお米も無事買えた。
そのスーパーは一人も並んでいなかった。
不思議〜。

これからお米は一袋は余分に買っておくことを固く決意する。