4CATS

この平穏退屈な日々にもそれなりに感動って在るもの。

つらいものには蓋をしたいということ

2019-04-28 07:50:27 | とりとめもない話
うちの息子が骨折をして2か月が過ぎた。

ギブスも外れて、あとはたまの診察とリハビリのみ。

ギブスがはずれると、こっちも忘れるくらい元に戻った感じ。


でも、この2か月、毎日忘れることはなかったし、やっと二カ月なの??と思うくらい長い長い日々だった。



きっと、本人にとっては、もっとだろう。


色んな人に骨折について聞かれた。事情を知らない人は、骨折を知る=どうしたの??(どうして骨折しちゃったの??)が
セットな質問である。


ところが、事情を知ってる人ほど、「大丈夫?ケガはどお?」

とは面と向かって言ってこない。

私も、かつてはその一人だった。事情を知っているだけに、そこは避けて知らないふりを通したほうがいいかと思っていたのだ。


でも、こうなってみて初めてわかったことだけど、そのことに、知らないふりで蓋をされるよりも、面と向かって、聞いてもらったほうがよっぽどいい。



気を使って聞かないで知らないふりをされるよりも、そのことで、声をかけにくくても、やっぱりそのことに触れてもらったほうがよっぽっどいい。


とはいえ、「大丈夫?」と聞かれて、正直に「全然大丈夫じゃない」と応えたところ、気まずそうにされてしまった。


みんな、「大丈夫?」には「大丈夫!!」で返してほしいものなのだ。



思い返すと、私も昔、旦那さんが不慮の交通事故で亡くなってしまった職場の人に、何も声をかけないほうがいいと

思って、特にそのことに関して声をかけなかった。

その時は、気を使って、それが最善のことと思ったけど、今になって、そうじゃなかったのかも、と思う。

だって、大丈夫?と聞かれなければ、自分の本心を言う機会さえ得られない。

今だったら・・・

今になってやっと、「大丈夫?」と聞いて、「大丈夫じゃない」と言われた時にも、

ちゃんと聞いてあげることが出来ると思う。

あの頃は、それがベストだと思っていた。

でも、そうじゃなかった。


なってみなければわからないことがまだまだ沢山あるのだ。たぶん。