CRASEED Rehablog ニューロリハビリテーションとリハビリ医療の真髄に迫るDr. Domenのブログ

ニューロリハビリテーションの臨床応用を実践するリハビリ科専門医・道免和久の日記【CRASEED Rehablog】

多数のネット署名の御礼

2006-05-21 22:10:10 | リハビリ
ネット署名受け付け開始から1日半ですが、すでに300件近いご署名を頂いております。事務局としても予想以上の反響に驚いているとともに、皆様に感謝申し上げます。思わず目頭が熱くなるような悲痛なメッセージを読んでおりますと、リハビリ医療関係者として、このような事態を食い止められなかったことを深くお詫びしたい気持ちになります。

事務局としての雑務は思った以上に沢山あり、全て時間外と休日に処理しなければならないことが悩みの種です。不行き届きの点があると思いますが、数ヶ月前までは予想もしていなかった活動ですので、どうぞお許し下さい。

ネット署名も大切ですが、古典的な紙ベースの手書き署名は、やはりインパクトがあります。ネット署名後、署名用紙をダウンロードして印刷して頂き、ご近所のお年寄りや、お友達、ご親戚、サークル活動、集会、コンサート等、許される範囲の様々な場面で、用紙を配布して下さい。

以下は、CRASEEDの小山哲男理事が作成してくれた呼びかけ文のひな形です。メールやメーリングリストにコピーペーストして、大変な事態になっていることを多くの人に知ってもらって下さい。

---
下記、日本の医療制度についての署名活動です。(転送自由)
ご協力いただけると幸いです。

下記ホームページも御参照下さい。
http://craseed.net/

2006年4月の診療報酬改定でリハビリテーションの保険医療制度が大きく変わりました。これまで必要に応じて保険診療できていたリハビリが、原則として発症から最大180日で打ち切られることになりました。これにより、長期のリハビリを要する患者さんの多くが、保険診療の対象外となります。

これまでの保険医療制度改定の流れで、患者さんの負担額が増える流れはありました。しかし、今回はじめて、これまで保険診療できていた患者さんが、保険医療から「切り捨てられる」事態が起こっています。

重症の脳卒中や骨折などの場合、発症後180日を超えてもリハビリで機能回復をはかれる場合は決して少なくありません。また、獲得した機能を維持するためのリハビリも必要です。これらの患者さんは、リハビリを打ち切られるとそれまでに獲得した身体機能の低下などがおこり得ます。

自ら脳卒中後遺症のリハビリに励む著名な免疫学者の多田富雄先生を中心として、この制度に反対する署名活動をはじめました。趣旨をご理解の上、どうぞご協力ください(インターネット上でも署名ができます)。6月24日までです。

http://craseed.net/
---

※なお、先週のブログの読者数は 4500人余(重複なしip数4777) 、gooの55万2千ブログ中、166位でした。極めて専門性が高いブログとしては異例だと思います。
国民的関心事になりつつあることを、ひしひしと感じます。