CRASEED Rehablog ニューロリハビリテーションとリハビリ医療の真髄に迫るDr. Domenのブログ

ニューロリハビリテーションの臨床応用を実践するリハビリ科専門医・道免和久の日記【CRASEED Rehablog】

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来月のCRASEEDセミナー

2013-08-24 12:42:54 | 道免和久のプロフィール
http://craseed.sakura.ne.jp/seminar.html
CRASEEDセミナー募集中です☆
開催日が迫っておりますので、お早めにお申し込み下さい。

9月14日(土)『CI療法講習会』
9月14日(土)『リハビリテーションリスク管理セミナー』
9月21日(土)『脳卒中機能評価・予後予測セミナー』 
9月28日(土)(講義)
29日(日)(実習)『ニューロサイエンスセミナー』

HPでお申し込みができます。

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リハビリテーション関連職種向け講演会『障害受容を越えて』

2012-11-10 09:00:40 | リハビリ

リハビリテーション関連職種向け講演会のお知らせ

『障害受容を越えて』

本当に『障害を受容』する必要があるのか?

「障害を受容できている」「受容できていない」とリハビリカンファレンスで二者択一のような議論が行われていませんか?今年度のCRASEEDアドホック講演会は『障害受容を越えて』をテーマに、「障害受容」の考え方の問題点や新たな視点等について先崎章先生、細田満和子先生をはじめ、各分野の第一人者に論じて頂き、パネル形式でディスカッションを行います。


講師及びプログラム
1.道免和久先生(40分)『リハビリテーション科医の立場から』
   医師 兵庫医科大学 リハビリテーション医学教室 主任教授
2.先崎 章先生(40分)『精神科医の立場から』
   医師 東京福祉大学 社会福祉学部 教授
3.細田満和子先生(40分)『社会学者の立場から』
   社会学者 星槎大学 共生科学部 教授
   ハーバード大学 公衆衛生大学院 リサーチフェロー
4.定政由里子先生(40分)『臨床心理士の立場から』
   臨床心理士 関西リハビリテーション病院 診療部
5.パネル討論(40分)  


【開 催 日】平成25年2月3日(日)9時~12時45分(予定)
     ※昼食は、各自ご手配ください。

【会  場】兵庫医科大学 平成記念会館 キャンパスマップ
    (当日は、立て看板にてご案内致します)

【対  象】看護師・OT・ST・MSW・リハDr・PTなど

【募集人数】定員になり次第締切

【申込方法】セミナー申し込み専用フォームへよりお申し込み下さい。

      追って、参加可否、受講料振込先などをお知らせします。受講料の振込みをもちまして、お申し込みを受理いたしす。
      また、お申し込み手続き後のキャンセルにつきましては、2013年1月18日(金)までに必ずメール又は、
      ファックスにてお申し出下さい。振込手数料を差し引きまして、ご返金いたします。それ以降の
      キャンセル、ご返金には応じかねますので、予めご了承下さい。

2012年10月1日募集を開始致しました。

CRASEEDは、日本OT協会SIG認定施設です。




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読売新聞連載で紹介されました

2012-10-02 02:58:19 | リハビリ
facebookだけに告知していたら、facebookしてない人に読みたいと言われましたので、自分で運営しているブログにも掲載します。
読売新聞の「カルテの余白に」に3回シリーズで連載されました。
取材では数時間とりとめもなくしゃべりましたが、記者の方が的確にまとめて下さいました。リンクは以下の通りですので、どうぞお読み下さい。
(上)患者の声聞き 回復訓練 http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=64956
(中)ありのまま 受け入れる http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=65275
(下)後進育成 患者から学べ http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=46654

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脳障害による麻痺側上肢のニューロリハビリテーションの考え方

2012-08-31 14:42:38 | リハビリ

さまざまなニューロリハビリテーションが考案されています。素晴らしいことですね。

片麻痺上肢に対するニューロリハビリテーションだけでもかなりの数になりますが、どれがどれよりも効果が高い、といった競争も患者さんのために必要なことでしょう。ただ、私の考えは、

1)単独で実施するよりもハイブリッドに実施した方が効果が高いのであれば、躊躇せずに組み合わせる。

2)組み合わせの一つとして、CI療法のような「運動」がなければ、つながるはずのネットワークもつながらない。

3)どのような方法論でつなげるか(学習するか)について、CI療法はそのエッセンスを示しているが、原則を理解しつつ、創造的に取り組むべきである。(凝り固まらないこと)

ということです。それから当然ですが、リハビリテーションは「医療」ですから「適応」があります。ある人には効く治療も別の人を悪化させることもありますので、きちんと(責任を取れる)医師の判断をもって進めましょう。なお、学術研究として積極的に論文化(できれば英文に)するpublicationの努力を惜しまないようにしたいものです。



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CI療法セミナー参加者募集開始しました。

2012-08-20 11:45:18 | リハビリ

CI療法セミナー

募集を開始致しました

http://craseed.sakura.ne.jp/pg85.html

CRASEEDは日本作業療法士協会SIG認定施設です

 お待たせしました。いよいよ兵庫医科大学リハビリテーション医学を中心に実施している日本のCI療法の講習会を開催すること
になりました。
 CI療法はすでに知らない人がいないほど有名な治療法となっており、あらゆるリハビリの治療法の中でも、最も高いエビデンス
レベルを保っています。私達のグループでは2003年以来、米国で生まれたCI療法を日本の臨床現場で実現可能な形に修正し、
全国でも最も多くの患者さんに対してCI療法を実施してきました。その実績は多くの学術誌等に掲載されている通りです。
 本講習会では、CI療法の理論と実際、運動学習など脳科学の理論との関連等について解説し、実際に現場で治療にあたっている
作業療法士が具体的な方法論等についてわかりやすく説明します。参加して頂くことで、明日から皆様の施設でもCI療法を実施
できるような講習会にしたいと思っています。
 なお、教科書として『CI療法 脳卒中リハビリテーションの新たなアプローチ』(中山書店)を推奨しますが、教科書に記載されて
いない内容についても触れる予定です。どうぞふるってご参加下さい。


【日時】2012年9月15日(土) 9:00~17:30 (予定)

【会場】兵庫医科大学 平成記念会館キャンパスマップ

講師】道免 和久(兵庫医科大学リハビリテーション医学教室 主任教授 医師)
    成田 香代子(北里大学 医療衛生学部 リハビリテーション学科 作業療法士)
    竹林 崇(兵庫医科大学病院リハビリテーション部 作業療法士)
    花田 恵介(兵庫医科大学病院リハビリテーション部 作業療法士)
 
【参加費】10,000円

【対象】医師・看護師・介護福祉士・作業療法士・理学療法士・言語聴覚士・介護支援専門員・社会福祉士・
    その他関連する業務に携わる方

【申込方法】セミナー申し込み専用フォームよりお申し込み下さい。

      追って、参加可否、受講料振込先などをお知らせいたします。
      受講料の振込みをもちまして、お申し込みを受理いたします。
      また、お申し込み手続き後のキャンセルにつきましては、2012年8月30日(木)までに必ずメール又は、
      FAXにてお申し出下さい。
      振込手数料を差し引きまして、口座振替にてご返金いたします。それ以降のキャンセル、ご返金には応じかねますので、
      ご了承下さい。

(※申込フォーム送信画面にてエラーとなる場合は、大変恐れ入りますが、事務局のメールアドレスへ、セミナー名、お名前、ご所属先等の申込必要事項をご連絡ください)

【備  考】昼食・宿泊先については各自手配くださいますようお願いいたします。
【主  催】兵庫医科大学リハビリテーション医学教室
【共  催】NPO法人リハビリテーション医療推進機構CRASEED
【申込締切】定員になり次第締め切ります


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CI療法の成果発表(日本リハビリ医学会総会)

2012-06-01 04:48:48 | リハビリ

日本リハビリテーション医学会総会サテライトシンポジウムでCI療法におけるトランスファーパッケージの効果を報告しました。

(兵庫医科大学病院作業療法士・竹林崇によるプレゼンテーション)

サテライトシンポジウム 

◆ Satellite Symposium  5月31日(木)16:45~18:30  第8会場

座長/Meigen Liu・Kazuhisa Domen

 Has progress in rehabilitation brought many benefits to stroke patients?
 脳卒中片麻痺患者は必要かつ充分なリハビリテーションを受けているか?

1. Progress in Upper Limb Rehabilitation
…Simon Baruch Professor and Chair, Department of Rehabilitation and Regenerative Medicine,Columbia University College of Physicians and Surgeons, USA Professor and Chief, Division of Rehabilitation Medicine, Weill Cornell Medical College Physiatrist-in-Chief, NewYork-Presbyterian Hospital
Joel Stein
 
2. Treatment for Upper Limb Paresis; The task training and the transfer package in Constraint-induced movement therapy
…The Hospital of Hyogo College of Medicine, Department of Rehabilitation, JAPAN
Takashi Takebayashi
3. Mutual Adaptation among Man and Machine: EMG controlled prosthetic hand with five fingers and neuro-rehabilitation
…The University of Electro-Communication, The University of Tokyo, JAPAN
Hiroshi Yokoi
4. Advances in the Rehabilitation of Walking Dysfunction in Stroke Patients in the United States of America
…Chair and Professor of PMR and Director Gait & Motion Analysis Laboratory,
MossRehab and Albert Einstein Healthcare Network and Temple University,
Philadelphia PA, USA
Alberto Esquenazi
5. Effects of Therapeutic Gait Training using a Prosthesis for Ambulatory Patients with Hemiparesis
…Department of Rehabilitaion Medicine, Keio University, JAPAN
Kimitaka Hase

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<FIM講習会in大分、CI療法講演会in大分 2012年6月3日開催> 募集開始しました

2012-04-06 15:03:00 | リハビリ

『120分早わかりFIM講習会・120分早わかりFIM活用法』in大分

募集を開始致しました。(2012年4月3日)

CRASEEDは日本作業療法士協会SIG認定施設です

講習会は『入門編』ですが、施設内での評価の統一や知識の確認、そして一歩踏み込んだFIMの活用等のためにご参加下さい。

【日時】平成24年6月3日(日)9:00~13:00

【場所】大分大学 臨床大講義室

【内容】FIM(機能的自立度評価法)ver.3.0の評価基準とFIMの応用例
FIM初心者が対象です。従来の講習会の内容に、オリジナル動画を追加してバージョンアップし、丁寧にわかりやすく、解説いたします。今回は、FIMを使った予後予測などの応用例についての講義を追加致します。

【申込方法】セミナー申し込み専用フォームからお申し込み下さい。
    追って、参加可否、受講料振込先などをお知ら致します。
    お申込後のキャンセル、ご案内期日までのお振込が遅れます場合は、恐れ入りますが必ず事務局までご連絡ください。
    また、受講料はご返金致しかねますので、ご了承下さいますようお願い致します。
    その他、ご不明な点がございましたら、事務局までお問い合わせ下さい。

※尚、2012年5月30日からは事務局不在となり、ご対応致しかねますので、HPをご参照下さい。※

【コース】・FIM講習会のみ(受講料:6,000円)
     ・FIM講習会 + CI療法セミナー(受講料合計:9,000円)
【受講料】6,000円  午後のCI療法講演会と合わせてご参加の場合、合計9,000円(1,000円引き)
【申込締切】定員になり次第締め切ります
【主催】兵庫医科大学リハビリテーション医学教室
【共催】大分県リハビリテーション医学会、特定非営利活動法人リハビリテーション医療推進機構CRASEED
【後援】大分大学医学部リハビリテーション部、大分県地域リハビリテーション研究会(大分県医療ソーシャルワーカー協会、
    (社)大分県栄養士会、特定非営利活動法人大分県介護支援専門員会、(一社)大分県介護福祉士会、(社)大分県看護協会、
    (一社)大分県言語聴覚士会、(社)大分県作業療法協会、(社)大分県歯科医師会、(一社)大分県歯科衛生士会、
    (社)大分県放射線技師会、(社)大分県薬剤師会、(公社)大分県理学療法士協会、(社)大分県臨床検査技師会、
    (社)大分県臨床工学技士会、大分県臨床心理士会)
 

「脳卒中リハビリ医療を変革するCI療法  ~その理論と具体的訓練方法~」(in大分)

募集を開始致しました。(2012年4月3日)

CRASEEDは日本作業療法士協会SIG認定施設です

-CI療法について-
 患者さんからは「麻痺している方をリハビリしてもらいたいのに、いつも麻痺していない方の使い方ばかりを訓練されてしまう」という御不満がしばしば聞かれました。当然のことと思います。米国では10数年前から、麻痺している上肢側をもっと集中的に訓練しよう、という動きが出てきました。これは脳の可塑性(やわらかさ)を利用する先端医療です。更にCI療法から、現状の脳卒中リハビリ医療の問題点を指摘し、その変革について提言します。
 また、今回はCI療法を実践するOTが具体的な訓練方法を症例を通して紹介します。

【日時】2012年6月3日(日) 13:30 ~16:30 

【会場】大分大学臨床大講義室
【講師】道免和久(兵庫医科大学リハビリテーション医学教室 主任教授)
    竹林崇(兵庫医科大学病院リハビリテーション部 作業療法士)

【参加費】4,000円(FIM講習会と合わせてご参加の場合は、合計9,000円)
【対象】医師・看護師・介護福祉士・作業療法士・理学療法士・言語聴覚士・介護支援専門員・社会福祉士・
    その他関連する業務に携わる方
【申込締切】定員になり次第締め切ります
【申込方法】セミナー申し込みフォームからお申し込み下さい。
   追って、参加可否、受講料振込先などをお知らせ致します。
   お申込後のキャンセル、ご案内期日までのお振込が遅れます場合は、恐れ入りますが必ず事務局までご連絡ください。
   また、受講料はご返金致しかねますので、ご了承下さいますようお願い致します。
   その他、ご不明な点がございましたら、事務局までお問い合わせ下さい。
※尚、2012年5月30日からは事務局不在となり、ご対応致しかねますので、HPをご参照下さい。※

【コース】・FIM講習会のみ(受講料:6,000円)
     ・FIM講習会 + CI療法セミナー(受講料合計:9,000円)
【受講料】6,000円  午後のCI療法講演会と合わせてご参加の場合、合計9,000円(1,000円引き)
【申込締切】定員になり次第締め切ります
【主催】兵庫医科大学リハビリテーション医学教室
【共催】大分県リハビリテーション医学会、特定非営利活動法人リハビリテーション医療推進機構CRASEED
【後援】大分大学医学部リハビリテーション部、大分県地域リハビリテーション研究会(大分県医療ソーシャルワーカー協会、
    (社)大分県栄養士会、特定非営利活動法人大分県介護支援専門員会、(一社)大分県介護福祉士会、(社)大分県看護協会、
    (一社)大分県言語聴覚士会、(社)大分県作業療法協会、(社)大分県歯科医師会、(一社)大分県歯科衛生士会、
    (社)大分県放射線技師会、(社)大分県薬剤師会、(公社)大分県理学療法士協会、(社)大分県臨床検査技師会、
    (社)大分県臨床工学技士会、大分県臨床心理士会)
 

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呼吸理学療法実践セミナー ~基礎から臨床まで~

2012-02-22 00:38:22 | リハビリ
今度の日曜日(26日)の開催です。(土曜日は満席になりました。)
理学療法士、看護師、医師などどうぞご参加下さい。

■呼吸理学療法実践セミナー ~基礎から臨床まで~

・様々な呼吸障害に対応できる幅広い知識と技術を提供しますので、明日からすぐに実践できるセミナーです。今回は午前中を講義、午後の3時間を実技で行います。
看護師、PTなど多くのリハビリテーション職種の方々のご参加をお待ちしております。

【開催日】2012年2月26日(日)10時~16時00分(予定)
【講師】眞渕 敏(理学療法士)  兵庫医科大学病院リハビリテーション部

http://craseed.sakura.ne.jp/respiratory2012.html

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【重要】《嚥下リハビリテーション講演会》が1月29日(日曜日)開催に変更

2011-11-16 12:10:22 | リハビリ

 

急遽、日本リハビリテーション医学会の代議員総会が1月28日に開催されることになりましたので、《嚥下リハビリテーション講演会》の日程が、
 1月29日(日曜日)に変更になりました。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願い致します。
 
*************《嚥下リハビリテーション講演会》***************

【1月29日日曜日】

9:00~10:30
 藤島一郎 先生 『嚥下リハビリテーション ~最近の進歩~(仮)』
 医師 浜松市リハビリテーション病院 病院長

10:45~11:45
 金沢英哲先生  『リハスタッフに必要な嚥下機能改善術の知識』
 医師 浜松市リハビリテーション病院 耳鼻咽喉科

12:00~13:00
 矢守麻奈先生  『高次脳機能障害のある方の嚥下リハビリテーション』
 言語聴覚士  大阪河崎リハビリテーション大学  言語聴覚学専攻 教授

日時:1月29日(日曜日)

会場:兵庫医科大学 平成記念会館

受講料:8,000円

お申し込みはこちらからどうぞ。
************************************************

 


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日本リハビリテーション医学会の代議員選挙に投票しましょう☆

2011-11-16 12:04:25 | リハビリ

現在、日本リハビリテーション医学会の代議員選挙期間中です。

公益法人としての役割を全うするために大切な選挙です。

学会員の皆様は、棄権することなく、候補者の所信表明をしっかり読んで投票しましょう。

 



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NHKで紹介された脳卒中の麻痺のリハビリについて

2011-09-08 02:24:06 | リハビリ

昨日あたりからブログのアクセスが増えていましたので、どうしてかなと思っていましたが、どうも9月4日のNHKの番組と関係があるようです。私自身は見逃してしまいましたので、直接の感想ではありませんが、とりいそぎコメントを掲載しますね。


紹介されていたのは、鹿児島大学の川平先生の促通手技(いわゆる川平法)と慶應のHANDS療法だったようです。おそらく上肢麻痺の治療としてのCI療法との関連で多くの方々が訪問されたのだと思います。


結論から申しますと、川平法もHANDSもいずれも素晴らしい治療法だと思います。そして、特にCI療法と競合するものでも相反するものでもありません。昨年のリハビリ医学会でのシンポジウムでも申し上げたのですが、CI療法はすでに30年の歴史があり、エビデンスも確立し、脳卒中治療ガイドラインにも掲載されている「標準的治療」です。川平法、HANDS、経頭蓋磁気刺激、ボトックス療法など、多くのニューロリハビリテーションの手技は、CI療法と併用することによって、その効果がさらに明らかになるものと思います。たとえば、ある治療法で脳の可塑性を促進したとして、そのままで何もしなければ効果はわずかでしょう。しかし、CI療法を併用することによって、その効果が増幅されます。


CI療法自体も現在、運動学習理論を応用してさらに進化させていますが、すでに知られている方法論だけでも上記のようなamplifyする役割を担うことはできています。その最もシンプルな形での証明が、以下の論文です。

Recovery of upper-limb function due to enhanced use-dependent plasticity in chronic stroke patients.
Koganemaru S, Mima T, Thabit NM, Ikkaku T, Shimada K, Kanematsu M, Takahashi K, Fawi G, Takahashi R, Fukuyama H, Domen K.

Brain. 2010 Nov;133(11):3373-84. Epub 2010 Aug 5.  


磁気刺激だけではなく、積極的な随意運動を行うことで、治療効果が得られることを証明した研究です。


慶應のHANDS治療とCI療法との併用は是非とも行ってみたい治療です。また、川平先生の研究室とは作業療法士が交換留学のような形で双方の治療を学び合っています。ボトックス療法とCI療法との併用についてはすでに何例か実施しており、11月のリハビリ医学会で発表の予定です。


脳の可塑性を利用して麻痺自体を改善させるリハビリテーションの選択肢がさらに増えることを期待したいと思います。


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《ニューロリハビリテーションのためのニューロサイエンス講演会》(10月9日)募集開始!

2011-07-29 16:26:00 | リハビリ

脳科学の先端に触れながら、ニューロリハビリテーションの基礎となる運動制御と運動学習理論、バイオメカニクス、ニューラルネットワークなどを学べるユニークなセミナーの1日コース(講義編)です。

 
ニューロリハビリテーションの基礎を学びたいPT、OT、ST、リハビリ科医などふるってご参加下さい。

 
明日から身体運動の奥の深さを実感し、運動障害について鋭く考察できるあなたに変わるはずです。
 

キーワード】脳、運動、運動学習、スティフネス、仮想軌道、内部モデル、強化学習、記憶、情動、認知、BMI(ブレインマシンインターフェース)など


《ニューロリハビリテーションのためのニューロサイエンス講演会(10月9日)》

【日程】2011年10月9日(日)10時00分~17時15分終了(予定)

【内容】

 1.運動制御と学習へのプロローグ(道免和久)

 2.運動制御理論の論争、運動学習そしてニューロリハビリテーションへ(道免和久)

 3.運動学習とニューラルネットワークの基礎(吉田直樹)

 4.電気神経生理学からみた運動(小金丸聡子)

 5.情動から行動へ(小金丸聡子)

 6.特別講演:運動学習の脳科学における最近の話題(今水寛)


【場所】兵庫医科大学 (当日立て看板にてお知らせいたします)

【講師】道免 和久(兵庫医科大学リハビリテーション医学 主任教授)
    吉田 直樹(リハビリテーション科学総合研究所 主任研究員)
    小金丸 聡子(京都大学医学研究科附属脳機能総合研究センター臨床神経生理学 研修員
         兵庫医科大学大学院高次神経制御系リハビリテーション科学 非常勤講師)

【受講料】10,000円 
     ※CRASEED正会員は20%引き、CRASEED賛助会員の施設職員は10%引き

セミナー申し込み専用フォームへ


【特別講演】今水 寛 先生

  独立行政法人情報通信研究機構 未来ICT研究センター バイオICTグループリーダー、
  ATR認知機構研究所 所長)

  「運動学習の脳科学における最近の話題」

 

 《今水 寛先生の御略歴

 1992     東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学【95年 博士(心理学)取得】

 

 1992ー1996  ATR人間情報通信研究所奨励研究員 
 1996ー2001  科学技術振興事業団川人学習動態脳プロジェクト計算心理グループリーダー
 2001ー2003  ATR人間情報科学研究所主任研究員 
 2002ー 現在 大阪大学大学院生命機能研究科客員准教授 
 2003ー2010  ATR脳情報認知神経科学研究室長 
 2008ー 現在 情報通信研究機構バイオICTグループリーダー 
 2010ー 現在 ATR認知機構研究所長・認知神経科学研究室長 

《今水寛 先生の筆頭論文》(ATRホームページより転載)

■ Imamizu H. & Kawato M. (in press). New Review 
Cerebellar internal models: Implications for the dexterous use of tools
Cerebellum


 道具使用の学習と小脳活動の変化  [PDF] 

■ Tanaka H., Homma K., & Imamizu H. (2011). New 
Physical delay but not subjective delay determines learning rate in prism adaptation.
Experimental Brain Research208(2), 257-68


 運動学習は主観的な時間の影響を受けずに進む  [PDF] 

■ Toda A., Imamizu H., Kawato M., & Sato MA. (2011). New 
Reconstruction of two-dimensional movement trajectories from selected magnetoencephalography cortical currents by combined sparse Bayesian methods.
NeuroImage54(2), 892-905


 脳活動から手先の動きを再構成  [PDF] 

■ Imamizu H. (2010). Review 
Prediction of sensorimotor feedback from the efference copy of motor commands: A review of behavioral and functional neuroimaging studies.
Japanese Psychological Research52(2), 107-20


 運動と認知と結びつける脳の予測メカニズムについての心理実験と脳活動計測を展望  [PDF] 

■ Imamizu H. & Kawato M. (2009). Review 
Brain mechanisms for predictive control by switching internal models: implications for higher-order cognitive functions.
Psychological Research73(4), 527-44


 道具使用の学習に関連する脳活動を調べた10年間の研究を総まとめ  [PDF] 

■ Imamizu H. & Kawato M. (2008).
Neural correlates of predictive and postdictive switching mechanisms for internal models.
Journal of Neuroscience28(42), 10751-65


 運動スキルを予測的に切り替える場合と,経験に基づいて切り替える場合では,脳内で情報の流れ方が著しく変化する.  [PDF] 

■ Imamizu H., Sugimoto N., Osu R., Tsutsui K., Wada Y. & Kawato M. (2007).
Explicit contextual information selectively contributes to predictive switching of internal models.
Experimental Brain Research181(3), 395-408.


 運動学習における「意識的な理解」は,スキルの切り替えを加速して,記憶の保持を助ける.  [PDF] 

■ Imamizu H., Higuchi S., Toda A., & Kawato M. (2007). 
Reorganization of brain activity for multiple internal models after short but intensive training.
Cortex43(3), 338-49.


 新しいスキルを学習するとき,脳はまず過去に学習した同様のスキルを組み合わせて対応しようとする.
 練習するに従って新たなスキルに特有な内部表現が現れる.
  [PDF]

■ Imamizu H., Kuroda T., Yoshioka T., & Kawato M. (2004).
Functional magnetic resonance imaging examination of two modular architectures for switching multiple internal models.
Journal of Neuroscience24, 1173-81.


 柔軟な頭の切り替えは人間知性の重要な要素である
 いろいろな道具を使うとき,どのようにスキルを切り替えているかを脳全体のネットワークの中で調べた.
  [PDF]

■ Imamizu H., Kuroda T., Miyauchi S., Yoshioka T., & Kawato M. (2003).
Modular organization of internal models of tools in the human cerebellum.
Proc Natl Acad Sci U S A100, 5461-6.


 道具の操作特性が異なると,それぞれの道具に応じたスキルが,小脳の異なる場所に獲得される.  [PDF]  [Movie]

■ Imamizu H., Miyauchi S., Tamada,T., Sasaki Y., Takino R., Puetz B., Yoshioka T., Kawato M. (2000).
Human cerebellar activity reflecting an acquired internal model of a new tool.
Nature403, 192-195.


 新しい道具の使い方を学習しているとき,脳でどのような変化が起きているか.
 獲得された記憶が人間の小脳に獲得される様子を明らかにした.
  [PDF]
 → 実験で使った"a new tool=回転マウス"は,日本科学未来館に展示されています.

■ Imamizu, H., Uno, Y., & Kawato, M. (1998).
Adaptive internal model of intrinsic kinematics involved in learning an aiming task.
Journal of Experimental Psychology: Human Perception and Performance24(3), 812-29.


 ある日突然,「脳が出す運動司令」と「腕の関節角度」の関係が変化したらどうなるか?
 3次元位置記録装置とコンピュータ画面を使い,仮想的に関節角度を変換.
 人間がどのように適応するか調べた.→ 原稿 [PDF(2.2M)圧縮版(682K)]

■ Imamizu, H., Uno, Y., & Kawato, M. (1995).
Internal representations of the motor apparatus: implications from generalization in visuomotor learning.
Journal of Experimental Psychology: Human Perception and Performance21(5), 1174-98.


 ある狭い領域で学習したことが,他の領域にどのような効果をもたらすか?
「応用の利く」感覚運動学習メカニズムを実験心理学の手法で解明した.

■ Imamizu, H., & Shimojo, S. (1995). 
The locus of visual-motor learning at the task or manipulator level: implications from intermanual transfer. Journal of Experimental Psychology: Human Perception and Performance21(4), 719-33.


 一方の手を使って学習したことが,他方の手を使う行為に影響を及ぼすことを両手間転移効果という.
 強い両手間転移現象を心理実験で捉え,計算理論の枠組みから考察した.

(以上、転載終わり)

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CRASEED 2011年度セミナー一覧

2011-07-02 14:03:13 | リハビリ

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pdfファイルはこちらです。

http://www.bekkoame.ne.jp/~domen/craseedseminar2011.pdf



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脳卒中リハビリテーション講演会(in札幌)「脳卒中リハビリ医療を変革するCI療法」

2011-04-22 14:14:51 | リハビリ

脳卒中リハビリテーション講演会(in札幌)
「脳卒中リハビリ医療を変革するCI療法」

(募集を開始いたしました 2011/04/05)

-CI療法について-
 患者さんからは「麻痺している方をリハビリしてもらいたいのに、いつも麻痺していない方の使い方ばかりを訓練されてしまう」という御不満がしばしば聞かれました。当然のことと思います。
 米国では10数年前から、麻痺している上肢側をもっと集中的に訓練しよう、という動きが出てきました。これは脳の可塑性(やわらかさ)を利用する先端医療です。
 更にCI療法から、現状の脳卒中リハビリ医療の問題点を指摘し、その変革について提言します。

【日時】2011年6月24日(金)講演会18:00~20:30

【会場】札幌市医師会館(北海道札幌市中央区大通西19丁目)Link▷

【講師】道免和久(兵庫医科大学リハビリテーション医学教室 主任教授)
    花田恵介(兵庫医科大学病院リハビリテーション部 作業療法士)

【主催】兵庫医科大学リハビリテーション医学教室

【共催】特定非営利活動法人リハビリテーション医療推進機構CRASEED
    札幌医科大学医学部リハビリテーション医学
    第一三共株式会社

【後援】 北海道リハビリテーション学会、(社)北海道理学療法士会、(社)北海道作業療法士会、
     北海道言語聴覚士会、北海道回復期リハビリテーション病棟協議会

【参加費】3,000円

【対象】医師・看護師・介護福祉士・作業療法士・理学療法士・言語聴覚士・介護支援専門員・社会福祉士・
    その他関連する業務に携わる方

【申込み締め切り】随時募集中 定員になり次第締め切ります

【申込方法】本サイトのセミナー申し込みフォームからお申し込み下さい。
      オンラインでお申し込みいただけない場合は、1人1枚、メール(office@craseed.org)または往復葉書に、
      セミナー名、ご希望日時、お名前、御所属、御職種、経験年数、連絡先住所、日中連絡が可能な電話番号を
      ご記入のうえ、セミナー事務局までお送り下さい。

      追って、参加可否、受講料振込先などをお知らせ致します。受講料の振込みをもちまして、お申し込みを受理致します。
      また、お申し込み後の受講料は返金致しかねますので、ご了承下さい。ご不明な点がございましたら、事務局までお問い
      合わせ下さい。

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『120分早わかりFIM講習会・120分早わかりFIM活用法』in札幌

2011-04-22 14:12:02 | リハビリ

『120分早わかりFIM講習会・120分早わかりFIM活用法』in札幌

・講習会は『入門編』ですが、施設内での評価の統一や知識の確認、そして一歩踏み込んだFIMの活用等のためにご参加下さい。
FIM(機能的自立度評価法)ver.3.0の評価基準とFIMの応用例
FIM初心者が対象です。従来の講習会の内容に、オリジナル動画を追加してバージョンアップし、丁寧にわかりやすく、解説致します。今回は、FIMを使った予後予測などの応用例についての講義を追加致します。

※同一内容で2回開催ですので、金曜の午後、土曜の午前~午後のどちらかお選びいただけます。

【日時】2011年6月24日(金)午後1:00~午後5:00
    2011年6月25日(土)午前9:00~午後1:00

【会場】札幌市医師会館(北海道札幌市中央区大通西19丁目) Link▷

【内容】FIM(機能的自立度評価法)ver.3.0の評価基準とFIMの応用例

【受付期間】随時募集中 定員になり次第締め切ります

【受講費】6,000円(CRSEED正会員20%引き、同会賛助会員施設の職員は10%引き)

【申込方法】本サイトのセミナー申し込みフォームからお申し込み下さい。

      オンラインでお申し込みいただけない場合は、1人1枚、メール(office@craseed.org)または往復葉書に、
      セミナー名、ご希望日時、お名前、御所属、御職種、経験年数、連絡先住所、日中連絡が可能な電話番号、
      CRASEEDの会員の有無をご記入のうえ、セミナー事務局までお送り下さい。

      追って、参加可否、受講料振込先などをお知らせ致します。受講料の振込みをもちまして、お申し込みを受理致します。
      また、お申し込み後の受講料は返金致しかねますので、ご了承下さい。ご不明な点がございましたら、事務局までお問い
      合わせ下さい。


      ※くれぐれも参加日をお忘れなく記載をお願い致します。

【主催】兵庫医科大学リハビリテーション医学教室(代表:道免和久)

【共催】特定非営利活動法人リハビリテーション医療推進機構CRASEED

【後援】北海道リハビリテーション学会、(社)北海道理学療法士会、(社)北海道作業療法士会、北海道言語聴覚士会、
    北海道回復期リハビリテーション病棟協議会

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