CRASEED Rehablog ニューロリハビリテーションとリハビリ医療の真髄に迫るDr. Domenのブログ

ニューロリハビリテーションの臨床応用を実践するリハビリ科専門医・道免和久の日記【CRASEED Rehablog】

44万人署名を厚労省に提出しました

2006-06-30 22:20:16 | リハビリ
44万4千人の署名を携えて(赤帽2台)、本日、11時に署名を厚生労働省に提出致しました。

省への署名の提出には必ずしも紹介議員は必要ありませんが、今回は、丹羽雄哉元厚生大臣が紹介議員になりました。署名提出には保険局医療課の堀江室長が対応しました。

患者会の参加は20数名。中には本日病院を退院して厚労省に駆け付けた患者さん(24歳)もいました。

各患者会が厚労省に思いをぶつけることができ、多少でも理解して頂けたものと思います。また、「事前に'無駄なリハビリ'とは何か調査したのですか」との私の質問には、厚労省は何も答えられませんでした。実は、これは重大なことだと思っています。

記者会見では、署名提出と同様に各患者会の皆様が必死でメディアに現状を訴えました。本日のNHKのニュースウォッチ9の特集でも紹介されました。

多田富雄先生の声明は、ホームページまたはブログで紹介する予定です。

ひとまず、東京から戻り、ゆっくりします。患者会の皆様もご苦労様でした。

☆報道機関は44万署名の束を撮影するために事前にカメラを向けましたが、厚労省側は11時00分からしかカメラを許可していない、と撮影を拒否。事前に準備をしなければ、当然11時には提出できないわけですが、机を並べ替えるだけの作業が、カメラが入るとできない(??)、と若手官僚が血相を変えて騒いでいて、患者会の皆様も驚いていました。それだけ、ピリピリしていたということでしょうけど・・・。

30日提出・記者会見

2006-06-28 23:21:51 | リハビリ
30日金曜日11時に提出、11時45分記者会見の予定です。(最終情報は、ホームページに29日夜~30日朝に公表致します。)

提出に参加する患者会の皆様は、10数名になる予定。皆さん、除外規定や疑義解釈には無関係です。つまり、多田富雄先生が文芸春秋で指摘したように、「除外規定の欺瞞」を見破り、リハビリ医療全般への抑制圧力となっている現状に、患者の立場から「待った」をかけようとしています。

リハビリ外来の閉鎖、入院リハビリの縮小などの影響が、今後、表に出て来ると思います。

記者会見では、多田富雄先生が声明を発表します。あとは、患者会の皆様の生の声を取材して下さい。事務局からは、眞渕と私が署名の山を持参致します。

最終署名者数

2006-06-27 20:37:36 | リハビリ
最終集計結果

署名者数 431,525人(国民の292人に1人が署名)

ネット署名 12,497人

全署名者数444,022人

運動期間:5月14日~6月24日(42日間)

なお、お一人の署名も無駄にしたくありませんので、お手元に署名用紙が残っている場合には事務局にお送り下さい。

本当に、本当に、ありがとうございました。 白紙撤廃を求めて、頑張ります。

厚労省提出は30日金曜日

2006-06-27 04:20:26 | リハビリ
厚労省への要望書と署名の提出は6月30日金曜日になりました。

記者会見も開き、多田富雄先生が声明文を発表する予定です。

なお、署名用紙に同封されていた激励のお手紙には、スタッフ一同、大変な力を頂いております。個人情報にあたらないものは、今後、順次ご紹介したいと思います。

最終の署名呼びかけ人の御報告

2006-06-25 14:14:11 | リハビリ
全てのリハビリテーション対象者にリハビリテーションの継続と機会を求める署名活動

最終の署名呼びかけ人(リハビリ診療報酬改定を考える会)を御報告します。(患者会を優先させた参加順の記載になっています。)

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多田富雄  (脳卒中患者当事者・東京大学名誉教授)
桑山雄次  (NPO法人中途障害者情報センター理事長)
大久保光人 (頭部外傷や病気による後遺症を持つ若者と家族の会会長)
矢田千鶴子 (東京高次脳機能障害協議会(TKK)代表)
小山万里子 (ポリオの会代表)
東川悦子  (日本脳外傷友の会会長)
木場武   (全国脳卒中者友の会連合会会長)
橋本裕子  (線維筋痛症友の会代表) 
三戸呂克美 (全国頸髄損傷者連絡会会長)
勝又和夫  (日本障害者協議会代表)
久野真希子 (患者家族)
伊藤弘美  (有限会社フェアベリッシュ代表取締役)
大田仁史  (前茨城県立医療大学附属病院院長)
高橋玖美子 (高崎健康福祉大学教授)
道免和久  (NPO法人リハビリテーション医療推進機構CRASEED代表
      ・兵庫医科大学リハビリテーション医学教授)
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支持表明(公式):全国保険医団体連合会

賛同団体(非公式):日本リハビリテーション医学会、日本リハビリテーション病院施設協会、日本理学療法士協会、日本作業療法士協会、日本言語聴覚士協会

賛同者:全国の約300,000人の皆様(集計途中) (運動期間5月14日~6月24日:42日間)


国民が当事者意識をもてば医療は変えられる

2006-06-24 18:58:56 | リハビリ
目標を大幅に上回る成果となりました。

組織もなく、ノウハウもなく、リハビリ医療を守りたい一心で始めた運動でした。

心ない言葉に傷つきました。専門家の無理解、無関心にも苦しみました。そして、仲間から離脱する人達まで・・・。

しかし、患者会、家族会、そして、多田富雄先生とともに、地道に運動するうちに、全国の当事者の皆様、御家族、医療関係者等々から、次々に励ましのお言葉を頂きました。呼びかけ人に名を連ねる団体も増え、日本リハビリ医学会、理学療法士協会等も事実上、私達に賛同する路線を取るに至りました。

そして、最後の一週間で、国民が自分の問題として『リハビリ打ち切り問題』を考えるようになり、共感の連鎖が生まれました。それは、今も拡大中です。

その結果が、21万人を超える署名です。わずか40日余の活動としては記録的かもしれません。

明日から、最終到着分の集計に入ります。まだまだ、署名者数は上乗せになります。

集計結果は分かり次第、御報告します。もう少しです。

御協力頂いた全ての皆様に感謝致します。


(写真は綴じ込み作業を終えた9万人分の署名用紙)