CRASEED Rehablog ニューロリハビリテーションとリハビリ医療の真髄に迫るDr. Domenのブログ

ニューロリハビリテーションの臨床応用を実践するリハビリ科専門医・道免和久の日記【CRASEED Rehablog】

緊急集会前後の報道のまとめ

2006-10-31 11:13:20 | リハビリ
東京新聞 筆洗 10月21日  
<政人(まつりごとびと)いざ事問わん
老人(おいびと)われ生きぬく道のありやなしやと>
http://www.tokyo-np.co.jp/00/hissen/20061021/col_____hissen__000.shtml

神奈川新聞 社説 10月23日  リハビリ制限 実態把握に努め見直しを
http://www.kanaloco.jp/editorial/entry/editoriala38/

日本経済新聞 10月26日  リハビリ中止、6873人・保団連調査、日数制限導入で
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20061026AT1G2602Q26102006.html

朝日新聞 10月26日  介護難民4万人?日医調査、中医協で論争に
http://www.asahi.com/health/news/TKY200610260253.html

共同通信 10月26日  20都道府県7000人弱打ち切り リハビリ制限で保団連調査

※以下共同通信配信
東奥日報 10月26日  
http://www.toonippo.co.jp/news_kyo/news/20061026010005711.asp

山陰中央新報 10月26日
http://www.sanin-chuo.co.jp/newspack/modules/news/article.php?storyid=827081172

京都新聞 10月26日  
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2006102600149&genre=O1&area=Z10

岩手日報 10月26日  
http://www.iwate-np.co.jp/newspack/cgi-bin/newspack_s.cgi?s_science_l+CN2006102601000571_1

熊本日日新聞 10月26日  
http://kumanichi.com/news/kyodo/index.cfm?id=20061026000322&cid=health

PJニュース 10月22日  リハビリ受けられぬ!勘弁してください、お役所仕事
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2609736/detail

週間 『東洋経済』 2006年10月28日号 最長180日で「打ち切り」、さまようリハビリ難民
http://www.toyokeizai.co.jp/mag/toyo/2006/1028/index.html

『現代思想』 2006年11月号 特集=リハビリテーション 
患者から見たリハビリテーション医学の理念/多田富雄
リハビリテーションによる脳の再生 CI療法とその周辺/道免和久
http://www.seidosha.co.jp/index.php?%A5%EA%A5%CF%A5%D3%A5%EA%A5%C6%A1%BC%A5%B7%A5%E7%A5%F3

NHK全国ニュース 10月26日 18時のニュース
NHK 10月26日 「News Watch 9」

リハビリ制限緊急改善集会 ~多田富雄先生からのメッセージ

2006-10-28 20:54:45 | リハビリ
「リハビリ日数制限の実害告発と緊急改善を求める集会」にお集まりの皆さん。ご来賓の皆様方!体調不良のため、メッセージをお送りすることをお許しください。

今回の診療報酬改訂によるリハビリ打ち切りは、障害を負った患者の「再チャレンジ」の機会を奪い、ひいては生存権まで危うくする非人間的なものです。除外規定はあるものの、患者の個別性をまったく無視し、一律機械的に、日数で診療を打ち切るという乱暴な制度は、決して容認できるものではありません。

国民的な署名運動を無視し、苦しんでいる患者の声を聞こうとしない厚労省に、断固として緊急な改善を求めていこうではありませんか。

すでに有名な社会科学者の鶴見和子さんのような、犠牲者も出ています。彼女は脳卒中でリハビリを続けていましたが、リハビリが制限されてまもなく、起き上がれなくなって、去る7月に亡くなったのです。このように放置すれば急速に機能を失い、命の危険がある患者も多いのです。私たちは調査の結果など待っていられない。こんな悲劇を繰り返さぬために、すぐさま緊急停止ボタンを押すように、働きかけましょう。

私たちの声は小さくても、いま確実に国民に浸透しつつあります。メディアも注目しており、国会質問では幾度となく取り上げられています。すでに厚労省も無視できない訴えとなっています。

そこに流れているのは、署名に参加した44万人の声のみならず、多くの心ある国民の叫びでもあります。この改定の緊急の見直しを実現させるために、国会議員の皆様の力強いご支援をお願いし、また患者、医師の悲痛な声が、為政者の良心に届くようメディアの方にもお願いします。

2006年10月26日リハビリ診療報酬改定を考える会
代表 東京大学名誉教授 多田富雄

リハビリ制限緊急改善集会 ~主催者挨拶文

2006-10-28 20:52:44 | リハビリ
本日は、ご多忙のところお集まり頂き、ありがとうございます。私は主催者の一人、リハビリ診療報酬改定を考える会の事務局役を勤めておりますNPO法人リハビリ医療推進機構CRASEED代表の道免でございます。

平成18年度診療報酬改定では現代史上まれに見る患者切り捨てが始まりました。皆様ご承知の通りのリハビリ打ち切り制度です。

いまだかつて、必要な医療を途中で打ち切ることが、制度として作られたことはなかったと思います。

しかも、国会での議論もないまま、官僚とごく一部の学者主導で、断行されてしまいました。

この問題は与野党で対立する事案ではなく、患者の立場を思う良心的な国会議員の皆さんの力で、官僚の勇み足を正す事案であると考えています。

本日は、実害の実態を報告して頂きますので、国会議員の皆様にも実態を把握して頂き、政治主導で、一日も早く、打ち切り制度を緊急停止させるきっかけになれば幸いです。 よろしくお願い致します。

リハビリ日数制限緊急改善を求める集会に参加した国会議員

2006-10-28 20:43:48 | リハビリ
(順不同・敬称略)
衆議院・自民党 以下代理 原田義昭(福岡5区) 臼井日出男(千葉1区) 河野太郎(神奈川15区) 林 潤(神奈川4区) 武藤容治(岐阜3区)  石崎 岳(北海道3区) 川条志嘉(大阪2区)
衆議院・民主党 三井辨雄(北海道2区) 田名部_代(東北比例) 山井和則(京都6区) 横山北斗(東北比例) 下条みつ(長野2区) 以下代理 寺田 学(秋田1区) 北橋健治(九州比例) 小宮山洋子(東京比例) 田島一成(滋賀2区) 菊田まきこ(新潟4区) 神風英男(北関東比例) 園田康博(東海比例) 岡本充功(東海比例) 郡 和子(東北比例) 加藤公一(東京比例)  大串博志(九州比例) 奥村展三(近畿比例) 高木義明(長崎1区)
衆議院・共産 佐々木憲昭(東海比例) 高橋千鶴子(東北比例) 以下代理 赤嶺政賢(九州比例) 穀田恵二(近畿比例) 志位和夫(南関東比例)
衆議院・社民党 阿部とも子(南関東比例)以下代理 辻元清美(近畿比例)
衆議院・国民 代理 亀井久興(中国比例)
参議院・民主党   田名部匡省(青森) 辻 泰弘(兵庫) 北沢俊美(長野) 島田ちやこ(埼玉) 梁瀬 進(栃木) 富岡由紀夫(群馬) 下田敦子(比例) 以下代理 鈴木 寛(東京)  林久美子(滋賀) 大塚耕平(愛知) 柳沢光美(比例) 広田 一(高知) 家西 悟(比例) 櫻井 充(宮城) 朝日俊弘(比例) 足立信也(大分) 津田弥太郎(比例) 山下八洲夫(岐阜)
参議院・共産党 井上哲士(比例) 小池 晃(比例) 紙 智子(比例) 以下代理 仁比聡平(比例) 吉川春子(比例)
参議院・社民党 福島みずほ(比例)

「実害告発と緊急改善を求める集会」 詳細が決定しました

2006-10-19 23:31:12 | リハビリ
リハビリ日数制限の撤廃求め、「実害告発と緊急改善を求める集会」を開催いたします

集会次第
1,日時  :2006年10月26日(木) 12時30分~14時
2,場所  :衆議院第1議員会館・第1会議室
3,報告者 :  石川敏一  全国脳卒中者友の会連合会 常務理事
         政時幸生  横浜市片マヒ協会 事務局長 
         稲村敦子  ポリオの会 世話役
         東川悦子  NPO法人 日本脳外傷友の会 理事長
         道免和久  リハビリ診療報酬改定を考える会事務局
               NPO法人CRASEED 代表
         宮崎博子  リハビリテーション科専門医

*衆参両院の全国会議員に出席要請の案内を送付しました。超党派の議員が出席する予定です。(出席の強制はできません)
*集会終了後、質疑応答の時間を設けます。
*当日10時30分より、厚生労働省への署名提出・要請を合同庁舎5号館1階の共用会議室で行います。

「リハビリ日数制限の実害告発と緊急改善を求める集会」

2006-10-17 13:01:10 | リハビリ
「リハビリ日数制限の実害告発と緊急改善を求める集会」

医療改革の実害について報告し、国会議員への要請を行います。

日 時 : 2006年10月26日(木)
      12:30~14:00
会 場 : 衆議院第1議員会館 第1会議室
参加者 : 国会議員 患者団体 医療団体

※参加希望の方がいらっしゃいましたらCRASEED事務局まで
(前日午後4時まで受け付けます)

公式見解得られず

2006-10-17 12:34:16 | リハビリ
前回記事の患者さんの扱いについて、厚労省からは、公式見解は得られませんでした。

いろいろやり取りはありましたが、ネット公開はできないようなきわめて曖昧な見解でした。

先方も『苦慮している』というのが実情です。やはり、制度の不備が明らかです。

国会でも取り上げられ、先週土曜日のみのもんたさんのサタずばッでも、再度、報道されました。

次の行動は、場所も日程も決定しています。今日、明日中にお知らせできると思います。

社会保険事務所に問い合わせ中

2006-10-13 05:12:12 | リハビリ
【個人情報のため特定できないように修正】
医師「90歳男性で、両側とも高度の変形性膝関節症。腎機能障害と心不全あり。以前、心不全の悪化で入院中に歩けなくなり、その後、全身状態を管理しながら外来リハビリを週に1回実施。現在は、屋内伝い歩き。独歩。運動器の算定日数上限を超えたが、中止したら歩けなくなることは必至。この患者さんのリハビリを中止することは『医道に反する』。悪法も法なりにも限度がある。」

社保「そういう人は介護保険です。」

医師「すでに介護保険の施設にも行ったが、6時間の軟禁状態のため、今は3時間で早退し、6時間分の利用料を払っている。それでもリハビリは10分くらいで、触る程度。6時間もいたら、最後の頃は息切れして、心不全の悪化が心配。ゆっくり横になることもできない。お絵描きなんかしたくない。歌も歌いたくない。早く家に帰りたい。病院で覚えたリハビリを家で家族としたい、と言っています。2週間に1回の外来リハビリがどうしても必要です。リハビリ止めたら寝たきりになることがわかっていて、打ち切りはできない。継続したら、診療として認めてくれますね。」

社保「明日、回答します。私達も中央で決めたことをお伝えするしかなく、調査の動きもありますから・・・・。とにかくルールの通りにお願いします。」

医師「寝たきりになることが予見でき、その通りに寝たきりになったら,誰が責任を取るのですか?」

社保「じゃあ、消炎鎮痛などで取れば・・・」

医師「それこそルール違反ではないですか?診療報酬の名目(物療)と全く異なるリスクがある治療を行うことは、明らかな違反でしょう。請求名目と実質が全く異なることを公式に認めるのですか?」

社保「明日、回答します。大した答えは期待しないで下さい。事務員は国の政策を伝えるだけなので・・・。とりあえず、厚労省に聞いてみます。」

(結果は、ブログで)

日本経済新聞記事

2006-10-11 18:04:00 | リハビリ
日本経済新聞記事 2006年10月8日

診療報酬改定で日数に上限

リハビリ続ける選択肢は患者も主張必要(除外規定対象を知る)

「リハビリ制限で健康が悪化すれば、生活設計に重大な影響が生じるのは必至。リハビリを続けるための選択肢を知り、患者側からも主張する必要もあるのかもしれない。」

舛添要一参議院自民党政策審議会長が調査を約束

2006-10-08 01:42:58 | リハビリ
舛添要一参議院自民党政策審議会長が、TBSテレビで放送された90歳のリハビリ打ち切り患者さんについて、『調査』することを約束しました。また「制度に問題があれば見直す」とも発言しました。

患者さんは、脳梗塞右片麻痺で、すでに発症後数年を経過。リハビリによって機能を維持していましたが、今回の打ち切り制度によりリハビリを中止。「国会前で死んでやる!国会議員は金持ちだから(深刻さが)わからない。」と打ち切り制度を強く非難しています。

舛添会長の発言のニュアンスは、「このような人が打ち切られることはありえない。非常に特殊な例ではないか。」と推察されます。しかし、全く稀な例でないことは、明らかです。普通に制度を運用すれば、日数を超えたほとんどの患者さんが犠牲になっていることでしょう。

平成18年度診療報酬改定は、事前の調査もせず、考察もせずに、現場を知らない官僚とごく一部の専門家の暴走によって成立してしまった制度なのです。

政治家の皆さんもそこまでチェックできるはずがなく、今頃になって弱者を切り捨てる悪者になることは大変不本意であろうと同情いたします。

官邸主導で緊急停止ボタンを押すべき事案と考えます。

本夕のみのもんたの ずばッとコロシアム

2006-10-07 09:55:44 | リハビリ
今晩7時のTBSテレビ『みのもんたの ずばッとコロシアム』で、リハビリ打ち切り問題が大きく取り上げられます。相当白熱した議論になっているようです。また、どの議員がどのように考えているかがわかります。

(今朝の、『みのもんたのサタずばッ』でもこの問題が放送され、さらに『ずばッとコロシアム』の予告がありました。)

<リハビリ>医療保険打ち切り 厚労省が実態調査へ

2006-10-06 05:40:23 | リハビリ
国会論戦を控え、ようやく動き始めました。しかし、結果待ちでは手遅れになります。
緊急停止ボタンを作動させる必要があります。

毎日新聞ニュース Yahoo! Headline News 2006年10月6日 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061006-00000013-mai-socil

「月内に調査を始めて年度内に結果をまとめ、中央社会保険医療協議会(中医協)に報告する。」

「患者は一人ひとり違う。医療で大事なのはその個別性だ。上限が過ぎてリハビリを受けられず、疾病の悪化が懸念される患者が出始めている。一日も早く見直すべきだ」


あきらめの医療、打ち切りの医療から、希望の医療へ

2006-10-05 12:11:38 | リハビリ
ある患者さんの言葉
『麻痺が完全に治癒しないことくらいわかっています。でも、どこまでの可能性があるのか、そして、これまでの治療がどこまでその可能性を追求したのか、疑問があります。生活機能重視? そんなことは当たり前です。私たちは生活することで必死ですから。専門家は、障害者の生活に首を突っ込んで医学的治療を放棄するのではなく、希望がもてる治療法を考えて下さい。』

日本のリハビリテーション医療が、生活重視の名のもとに、いつから『あきらめの医療』『打ち切りの医療』になってしまったのでしょうか? 『障害受容』の押しつけ、実用にならないものは全て治療放棄、QOLの医学の放棄、(当事者の)価値観の多様性の否定・・・。

希望の光が少しでも見えたとき、それが全人的な生命力の源になることを知るべきです。

市民講演会「最新のリハビリテーションについて」

2006-10-03 13:15:56 | リハビリ
2006年10月4日水曜日 14:00~
市民講演会
第5回先端医療の夕べ
~最新の脳血管内治療とリハビリテーションについて~

主催 神戸市/財団法人先端医療振興財団

http://www.city.kobe.jp/cityoffice/06/015/iryo/index.html
http://www.hint.ne.jp/kobe/bosyu.php?bosyu_no=3025

講演
「最新の脳血管内治療について」神戸市立中央市民病院脳神経外科脳卒中センター部長脳神経領域研究グループディレクター 坂井 信幸
「最新のリハビリテーションについて」兵庫医科大学リハビリテーション医学教授 道免和久