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CRASEED Rehablog ニューロリハビリテーションとリハビリ医療の真髄に迫るDr. Domenのブログ

ニューロリハビリテーションの臨床応用を実践するリハビリ科専門医・道免和久の日記【CRASEED Rehablog】

脳障害による麻痺側上肢のニューロリハビリテーションの考え方

2012-08-31 14:42:38 | リハビリ

さまざまなニューロリハビリテーションが考案されています。素晴らしいことですね。

片麻痺上肢に対するニューロリハビリテーションだけでもかなりの数になりますが、どれがどれよりも効果が高い、といった競争も患者さんのために必要なことでしょう。ただ、私の考えは、

1)単独で実施するよりもハイブリッドに実施した方が効果が高いのであれば、躊躇せずに組み合わせる。

2)組み合わせの一つとして、CI療法のような「運動」がなければ、つながるはずのネットワークもつながらない。

3)どのような方法論でつなげるか(学習するか)について、CI療法はそのエッセンスを示しているが、原則を理解しつつ、創造的に取り組むべきである。(凝り固まらないこと)

ということです。それから当然ですが、リハビリテーションは「医療」ですから「適応」があります。ある人には効く治療も別の人を悪化させることもありますので、きちんと(責任を取れる)医師の判断をもって進めましょう。なお、学術研究として積極的に論文化(できれば英文に)するpublicationの努力を惜しまないようにしたいものです。



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