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国際陸連前会長を逮捕 収賄などの疑い

2016-01-17 | 政治
ロシアの陸上選手のドーピングの隠蔽に関わったとされる国際陸連のディアク前会長が、去年11月、フランスの司法当局に収賄などの疑いで逮捕されていたことが分かりました。
 
ディアク前会長は14日、WADA=世界アンチドーピング機構の第三者委員会の記者会見で、ロシアの陸上選手のドーピング隠蔽に協力する見返りに金銭を受け取っていたと指摘されました。

第三者委員会の記者会見に続いてフランス司法当局のウレット検事が記者会見し、去年11月にディアク前会長をフランス国内で収賄と資金洗浄の疑いで逮捕したことを明らかにしました。

また、ディアク前会長の法律顧問のシセ容疑者と、国際陸連の元アンチドーピング部長のドレ容疑者も収賄の疑いで同じ日に逮捕し、現在ロシアのほか、シンガポール当局とも連携してディアク前会長周辺の金の流れの解明を進めていると説明しました。

このほか、ディアク前会長の息子で、国際陸連のマーケティングコンサルタントだったパパマッサタ・ディアク容疑者については、母国のセネガルにいるものと見られ、ICPO=国際刑事警察機構を通じて指名手配したことを明らかにしました。

ディアク前会長とは

IAAF=国際陸上競技連盟のラミン・ディアク前会長は、セネガル生まれの82歳。現役時代は、走り幅跳びの選手として活躍し、1958年にはフランス選手権で優勝しました。

引退後は、1973年から14年間、アフリカ陸上競技連盟の会長を務めたほか、1978年からの2年間は、セネガルの首都、ダカールの市長も経験し、スポーツと政治の世界で広い影響力を持ちました。

国際陸上競技連盟では、副会長を務めていた1999年11月に前会長の死去を受けて会長代行となり、その後、会長に就任しました。
 
去年8月に退くまで16年に渡って組織を率いて、1999年から2013年までは、IOC=国際オリンピック委員会の委員を務め、その後名誉委員となっていましたが、一連の疑惑が報じられたあと、辞任しました。
 

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