健康塾通信

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更年期を恋う年期に!

2008年02月29日 21時58分40秒 | Weblog
2月も今日で終り、ところで今年はうるう年なので1年が366日になります。
調べてみますと古代エジプトにはうるう年はなく、1暦年は常に365日で暦と季節のずれが生じても暦には反映されなかったといわれます。
その後ユリウス暦で4年に1回の2月29日をうるう年としましたが、さらに研究を重ね1582年にグレゴリオ暦が制定されました。
それによると西暦年が4で割り切れる年はうるう年で、ただし西暦年が100で割り切れる年は平年 、西暦年が400で割り切れる年はうるう年ということです。

明日から3月といっても、まだ冷え込みが続きます。季節の変わり目にはいろいろな病も現れますから身体の内外にバリアをはって気を付けましょう。

ところで前回、男性の更年期のことを紹介いたしましたが、今回はもうすこし詳しくお伝えいたします。

*まず男性の更年期障害の特徴から

神経質になる
やる気が出ない
集中できない
イライラしたり突然興奮する
すぐのぼせる
疲労感がある
憂鬱になる
眠れない
息切れがする
肩こり、腰痛がふえる
体重減少
急に白髪がふえた


*発症時期
   
40代の中頃から50代前半にかけてが多い

*原因
①男性ホルモンが急激に減少する事
②仕事のストレス
③食生活のみだれ
④肥満や、運動不足
⑤環境の変化(子育てが終り夫婦関係に変化が生ずるなど)によるストレス

 
*性格的になりやすいタイプ
   
①非常にまじめ
②几帳面

*更年期への対応

①あるがままの現実を受け入れること。
②精神症状(うつ、不安など)を伴う場合心療内科を受診する。
③性ホルモン変化に伴いますので、泌尿器科を受診してそこから必要ならば専門医を紹介していただくという方法もあります。
④気分転換を心掛ける。
⑤周りの方の「頑張れ!」は禁句です。
⑥更年期の期は期間があるということですから、終りが来るものだと認識しましょう。

さてこのブログをお読みくださっている女性の皆様、もし皆様の中で生理中の不快感や妙にイライラしたり、周りに感情をぶつけたくなるような興奮状態があったり、またはその経験者がいらっしゃいましたら、その時のことを考えてみてください。
どうにもならないイラついた自分、抑えることの出来ない感情・・こんな気持ちをわかってもらえない。
それが1ヶ月に1回もあると、つらいですね。でもこのように、私たちの感情をもてあそぶホルモンのしわざは中高年の男性にもあるということをよく覚えておきましょう。
そして、もしあなたの周りにこのような症状が急に現れ始めた男性がいましたら、「嫌なやつ!」と思う前に、もしかしたら「更年期?」と少し寛大に様子をうかがってみてはいかがでしょうか。

先ほど更年期障害の特徴にも出てきましたが、自覚症状は訴えても他覚的所見や器質的疾患の裏づけが認められないもののことを「不定愁訴」といって特に中高年の男性には多いといわれます。

中高年のご夫婦が共に更年期を上手に乗り越え、「恋う年期」に転換できたらと思います。