健康塾通信

皆様がより健康であるための情報やご家庭でお手軽にできる健康法をお伝えいたします。

カテーテルアブレーション体験

2023年07月31日 17時18分15秒 | Weblog

暑中お見舞い申し上げます。

今年は最も暑い7月となり地球は温暖化から沸騰化で

連日熱中症アラートも発令されています。

どうぞ、くれぐれも涼をとりお過ごしくださいませ。

ところで、この度はご報告があります。

 

さかのぼること6月中旬外出中に、突然胸の痛み、頻脈、冷や汗が起き救急搬送されました。

そして、心臓に正常な刺激伝導系以外の伝導回路があるのでは?ということでした。

 

「発作性上室性頻拍」の可能性が強く、緊急性はないものの

次にいつ何処で発作が起きるか?不安を抱えるよりは、「人生100年」

体力があるうちにと7月14日カテーテルアブレーション(焼灼)術を行うことにしました。

 

メスを入れないことでダメージは少なく入院も比較的短期と言われましたが

私にとりましては、約3時間の痛みや恐怖体験でした。

カテーテルを挿入する部位4か所のみの局所麻酔で意識ははっきりしていました。

 

先天的にある回路を見つけるためには、肺静脈に

造影剤を注射して撮影、頻脈を発生している伝導回路の場所を突き止めてから、

心臓まで入れたカテーテルの先端の電極から高周波を出して、電気回路を焼灼します。

この治療中に手術室に響きわたっていたドクターチームの声や機械音が 

やがてトーンダウンしていき

「よく頑張りました」のドクターの声にやっと終わったのかという安堵感で

「ありがとうございました」と御礼を告げることができました。

 

アブレーション治療中も手足や首は動かせませんが、

治療後も6時間は左右鼠径部は特にカテーテル挿入部の再出血を防ぐために

止血と拘束、拘束が取れた後も2時間のベッド上で安静でした。

翌朝になり止血用の幅広くて下腹部から大腿部にかけてのテープが取れてから、

やっとベッドを降りることが出来ました。

 

人には「病」という試練が有りますが、その病気や症状によって死に至るもの

長い闘病を強いられたりと本当に様々です。

 

今回は予期せず見つかった先天的な異常で、リスクがあることは同意した上での

治療ゆえ、予後の合併症などが無いようしばらくは体の負担を避けて

生活したいと思います。

 

この度も多くの方々に激励や真心の祈りやメッセージの支えをいただき

私の命がつながり克服できましたことを、心より感謝申し上げます。

 

明日から8月、更に皆様のご健康と無事故をお祈りいたします。